昨年はこのツツジ科スノキ属とヨウラクツツジ属の花を区別できず、
すべてクロウスゴとしてアップをしてしまいました。
今年はしっかり撮影をしてそれぞれの花を区別することも目的のひとつでした。
それでもどれも小さな花ですので、
今、目の前にある花がさっき撮った花と同じなのか違うのかが分からなくなる状態で、、、
できるだけ葉の部分も一緒に撮るようにしたのですが、
撮りきれていないなぁ…と今年も反省モードになってしまいました(^^;
ウスノキ(臼の木) ツツジ科スノキ属
前年枝の先に緑白色に淡紅色のすじが入った花を1~2個下向きに開き、
花冠は長さ6ミリの鐘形で、先は5裂して反り返ります。
7枚目は淡紅色のすじが薄めですし、花の形も少し膨らみがあるような…
もしかすると7枚目の花はウスノキではないかもしれません。
クロウスゴ(黒臼子) ツツジ科スノキ属
本年枝の下の葉の脇に紅色を帯びた緑白色の花を下向きに咲きます。
花冠は直径約5ミリの丸いつぼ型で、先は5裂し反り返ります。
この花は意外にわかりやすいということが今回わかり、収穫でした(*^^)v
クロマメノキ(黒豆の木) ツツジ科スノキ属
撮りやすいところに付いていた花がこの枝だけでしたので、花の中の様子を撮ることができませんでした。
図鑑には、『前年枝の先に紅色を帯びた緑白色の花を1~2個開く。
花冠は長さ5~6ミリのつぼ型で先は浅く5裂する。雄しべは10個、雌しべは1個』と書いてあります。
コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅) ツツジ科ヨウラクツツジ属
葉の出る前または同時に黄緑色~赤紫色の花を枝先に数個開きます。
花冠は長さ5ミリのゆがんだつぼ型で先は5裂し、両面に細かな毛があります。
花色は日の当たる部分に赤みが出ているのではないかと感じました。
( 撮影日:2018年7月16・17日 )
名前や分類など違っていましたら、コメントで教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
オオバタケシマランは昨年撮ることができましたが、
タケシマランは見つけることができず今年こそは…と、撮りたい花の一つでした。
思いのほか日差しが強く、木陰のない場所の木道ではじっくり探すことができませんでした。
とりあえず涼を求めて風穴へと向かいました。
昨年は雨が降っていて風穴傍のミツバオウレンをしっかり撮れなかったので、
まずは、、、とカメラを向けた先に、小さな小さな花のようなものが葉の脇からぶら下がっていました。
なんとそれがタケシマラン♪
3日続けて200枚近く撮影、セレクトはしたのですが結局20枚のアップになってしまいました(^^;
同じような画像ですが、ご覧いただければうれしいです。
タケシマラン(竹縞蘭)
ユリ科タケシマラン属
深山の針葉樹林帯に生える多年草で、草丈20~50センチなるそうですが、
風穴傍に生えていたのは20~30センチ程度だったように思います。
葉の脇から花茎を出し、5~6ミリの淡赤褐色の小さな花をつけます。
花もよく見ると、中心は淡赤褐色ですが、花弁の先は淡緑色で反り返っていました。
図鑑などの写真では花の大きさが想像できなかったので、あまりの小ささにびっくりの出会いでした。
オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)
ユリ科タケシマラン属
深山の林下や谷すじなどに生える多年草です。
自然園では木道脇のいたるところで見ることができました。
草丈は50~100センチと大きく、2~3本に枝分かれします。
花茎は葉の裏を這うように中心まで行き、葉の中心からぶら下がるように下向きに伸ばし、花を1個つけます。
どうしてタケシマランのように葉の脇から下にぶら下がらないのか、、、不思議な花です。
花は中心がわずかに淡い褐色を帯び、全体的には緑白色の広い鐘形で先は反り返っています。
風が吹くと葉も花も揺れ、風情があります♪♪
( 撮影日:2018年7月16、17日 )
ネバリノギラン(粘り芒蘭)
キンコウカ科ソクシンラン属
高山や深山に生える多年草で、日本の固有種だそうです。
昨年は見ていなかったのですが、一株だけでしたが今回初めて見ることができました♪
花色は地味ですが、のぞき込んで見た蕊の先は口紅をちょこっとつけたようなオレンジ色で色っぽい♪♪
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)
ツツジ科イチヤクソウ属 ※
昨年と同じ場所に生えていたので、簡単に見つけることができました。
草丈は10~20センチ程度で、花色は濃い桃色から白っぽいものまで個性がありました。
※いつも参考にしている図鑑ではイチヤクソウ科になっていましたが、
旧イチヤクソウ科は新しい植物分類体系では全てツツジ科に含められているそうですので
ツツジ科に修正しました。
ノビネチドリ(延根千鳥)
ラン科テガタチドリ属
山地から高山の樹林下に生える多年草です。
これも昨年と同じ場所で待っていてくれました♪
花の付き方が順序良くではなく、何となくごちゃごちゃ押し競饅頭(おしくらまんじゅう)状態が面白いです。
ハクサンチドリ(白山千鳥)
ラン科ハクサンチドリ属
高山の草地に生える多年草です。
和名は石川県白山に多く、千鳥の飛ぶ姿に似るところからついたそうです。
自然園の中でもたくさん飛んでいました♪
( 撮影日:2018年7月15~17日 )
2300枚の画像を分類し終わるのに10日もかかってしまいました。
花の名前がわからなかったり、区別がつかなかったり…
今日からまじめにアップをしていこうと思っています(^^;
まずは、自然園で出会った方に教えていただいたスズムシソウ(?)・ミヤマチドリと
同じツレサギソウ属のホソバキソチドリの三種類をご紹介します。
スズムシソウ?(鈴虫草)
ラン科クモキリソウ属
以前、鎌倉・光則寺で一度鉢植えのを見せていただいたことがあり、その時は唇弁の色が淡い茶色で鈴虫の羽の色に似ていました。
今回のは極淡黄緑色なので、同じ仲間のクモキリソウかなぁ、、、とも思ったのですが…
本来ならばあやふやなものはアップすべきではないのかもしれませんが、
教えてくださった方とこの花との出会いを留めておきたいと、アップをすることにしました。
ミヤマチドリ(深山千鳥) ラン科ツレサギソウ属
散策路脇に一株だけ咲いているのを教えていただきました。
ツレサギソウ属はやはり難しかったのですが、図鑑やネット検索で同定をすることができました。
いままでラン科の花と出会う機会少なく、今回これほど様々な種類があることにびっくりし、
自分の知識の中だけで軽々に決めつけてはいけないと思いました。
ホソバノキソチドリ(細葉の木曽千鳥)
ラン科ツレサギソウ属
ツレサギソウ属は素人には同定が難しく、
図鑑やネット検索などの「距が前方に曲がる」という特徴で同定をしました。
木道脇でたくさん見ることができましたが、上手く撮ることができず…
木道脇にはコバノトンボソウも生えていたはずですが、
どれも同じに見え結局撮影をしていたのはこのホソバノキソチドリばかりでした(^^;
( 撮影日:2018年7月15~17日 )
画像の整理がほとんど進んでいないので、今日は滞在2日目に撮った風景をご紹介します
7/16朝 4:49
4:50
山の朝焼けは見られませんでしたが…♪
5:01
日の出前に彩雲が見られました♪♪
コバイケイソウは少し見ごろを過ぎていましたが、見られただけで満足
8:55
白馬鑓ケ岳(だと思うのですが…)がくっきりと見えました
9:15 少し雲が下りてきました
風穴へ向かう途中のキヌガサソウの群落
昨年は雨の中で撮りました
風穴の一つ、冷たい風が流れてきました
この斜面に今回是非撮りたいと思っていたタケシマランが生えていて、大興奮♪♪
ワタスゲ湿原
ニッコウキスゲの黄色が鮮やかでした
あちらこちらでキヌガサソウの群落を見ることができました
楠川から浮島湿原までは登り坂
遠くに見える赤い屋根は栂池ヒュッテ記念館
途中歩いてきた木道も見えました
浮島湿原はちょっとしたお花畑
14:47 時折、山に雲が、、、
ヤセ尾根から展望湿原までの道が木道修理のため通行できなくなっていたため、
浮島湿原の分岐点に戻りました
16:29
日中、日差しが強くて疲れてしまったので、少し早めに戻ってきました
19:03
宿から杓子岳方方向を撮影
19:09
反対側は積乱雲がいくつも発生し夕日に染まってきれいでした
19:22
久しぶりにゆっくり夕焼けを眺めました
( 撮影日:2018年7月16日 )
7/15~17の3日間、今年も長野県小谷村の栂池自然園へ行ってきました。
前日の高速夜行バスを利用、宿泊は自然園入り口にある栂池ヒュッテで2泊。。
好天にも恵まれ自然園の花々を満喫することができました♪
撮影画像は2300枚でしたので整理に手間取りそうですが、
毎日2~3枚ずつでもアップをしていこうかと思っていますのでお付き合いください。
7/16 19:22の夕焼け、右側の白い点のようなのは三日月です
7/17 6:02 朝露の下りた園内
山門横のノウゼンカズラ(凌霄花)
ヒメヒオウギズイセン
オタクサがまだ咲き残っていました
境内は深緑の中
コウホネ(河骨) スイレン科
浅い池や沼などに生える多年生の水草です
ここでは蓮鉢などで育てられ、毎年花を見ることができます
黄色の花は近くで見ると芸術的
“ 花は径4~5センチ。ガク片は5個で花びら状に見える。花弁は多数、長方形で小さく外側に曲がる”
と、図鑑には書いてあります。
とすると、中心に立ち上がっているのは雌しべと雄しべということになります
なんだか美味しそうなケーキに見えてしまいます(^^;
境内の池の畔で生まれたモリアオガエル
アジサイの葉の上でじっとしていました
オタマジャクシの尾の痕跡がまだ残っています
光則寺ではこの子たちを「もりちゃん」と呼んでいます
( 撮影日:2018年7月1日 )
開花を楽しみにしていたギンバイソウが咲いたと聞き、猛暑のなか鎌倉・光則寺へ♪
境内は蓮やオレンジ色のヒメヒオウギズイセンなど夏の花の季節を迎えていました♪♪
ギンバイソウ(銀梅草) ユキノシタ科
山地の木陰に生える多年草です
蕾の時はタマアジサイにちょっと似ている印象
装飾花が数個あり、白色または淡紅色花びら状のガク片3枚を持ちます
両性花は白色で花径2センチほどあり、梅花状をしています
蕾の時から花の咲くのを楽しみにしていましたが、
ヤマアジサイのように両性花と装飾花があることや
両性花が予想に反して豪華だったことにびっくりでした
北の里(キタノサト)
ヤマアジサイはほとんどの品種が剪定を終了していましたが、
ちょうど見頃になっていました
ピンクの装飾花と淡い紫色のガク片がとっても可愛い品種です
産地など詳細は不明です
豊節
鉢に差してある名札には『(高知県)梼原町産のテマリ咲き、増殖率悪くほとんど流通してない』
と書かれていて、読み方や種類などは不明です
開花までもう少しかかりそうですので、見ることができないかもしれません
本堂前のヤマアジサイ「清澄(きよすみ)」
装飾花が裏返り、今年は見事に赤く色づいていました
蓮
キツリフネ(黄釣船)
( 撮影日:2018年7月1日 )
今日は光則寺と海蔵寺に夏の花を撮りに行ってきました。
海蔵寺の目的は鐘楼横の楓の木に絡む凌霄花(のうぜんかずら)の花♪
ちょうど見ごろを迎え花付きがよく、ベストの状態でした。
ただ、日差しが強すぎて…(^^;
( 撮影日:2018年7月1日 )