長々とお付き合いいただいた秋の箱根湿生花園のアップは、今日で最後となりました。
最後は風景などを撮影順にごらんいただき、秋の始まりを感じていただければ幸いです(^^♪
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
無料休憩室のテーブルに飾ってあった秋色です
( 撮影日:2017年10月8日 )
湿生花園に入って左手に展示コーナーがあり、
季節ごとに花の入れ替えをして来場者を楽しませてくれます。
木札が無かったため名前がわかりません。
葉はセントポーリアに似ていますが、花はスミレ似??
ユキノシタ科でしょうか。。
サルトリイバラの実
イズノシマウメバチソウ 別名:神津島ウメバチソウ
ユキノシタ科
イワシャジン キキョウ科
シモバシラ シソ科
ジュズサンゴ ヤマゴボウ科
シラタマホシクサ(白玉星草)
テンニンソウ(天人草) シソ科
鎌倉・光則寺や北鎌倉・東慶寺の境内でも見ることができますが、
花の時期はもっと早い時期だったように思います。
ハコネギク(箱根菊) キク科
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草) キク科
ヤクシマジュウモンジソウ(屋久島十文字草) ユキノシタ科
ミカエリソウ(見返草) シソ科
( 撮影日:2017年10月8日 )
今日は園内で見られた果実のいろいろをご紹介します。
イヌウメモドキ(犬梅擬) モチノキ科
カンボク(肝木) スイカズラ科
花はヤブデマリに似ています。
キキョウ(桔梗) キキョウ科
秋の七草の紫色の花はよく見ることができますが、
花後の実をまじまじと見たのは初めてでした。
キミノガマズミ(黄実鎌酸実) スイカズラ科
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻) ユキノシタ科
サンショウバラ(山椒薔薇) バラ科
シオデ(牛尾菜) ユリ科
まだ花は見たことがないので、来年は忘れずに見てきたいと思います♪
ツリバナ(吊花) ニシキギ科
今年5月にツリバナの花を撮っていました。
花を撮ったときもそうでしたが、息を止めても実がユラユラ…必死の撮影でした。
ツルニンジン(蔓人参) キキョウ科
花からは想像できない面白い果実です。
ナツハゼ(夏黄櫨) ツツジ科
酸味がありますが、食べられるそうです。
ニシキギ(錦木) ニシキギ科
( 撮影日:2017年10月8日 )
イタドリ(虎杖) タデ科
どこにでも生えている花だけど、今年ほどこの花を必死に撮ったことがなかったような気がします。
雌花の可愛さを知ってから、小さなこの花をこれからも撮り続けることになりそうです。
ワレモコウ(吾亦紅) バラ科
鎌倉・東慶寺のワレモコウに比べ花穂が長いように感じました。
広いところでのびのびと育った?…のでしょうか(^^♪
ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅) バラ科
ちょうど見頃の花を見つけることはできませんでしたが、
風と闘いながら撮ったので、、、(^^)/
ヤマラッキョウ(山辣韭) ユリ科
仙石原湿原区や植生復元区にたくさん生えています。
日当たりの良い所が好きなのかもしれません。
これからが開花の時期、球状につけた紅紫色の花が満開になった様子はお預けでした(*_ _)
岩場植物区で咲いていたマツムシソウ(松虫草)
ヒメシロネ(姫白根) シソ科
自宅近くの市民の森に生えているという情報をもらって探し回ったコシロネと同じ仲間。
ヒメシロネが湿生花園に生えていることを知らず、思いがけず湿原の植物区で遭遇。
白い花は全て終わり、花後の姿でしたが、せっかくなのでアップしました。
来年はこの花が咲いている時期に絶対来ようと思っています♪
( 撮影日:2017年10月8日 )
湿生花園の花のご紹介も今日で7日目になりました。
どうしても撮影をした花ひとつひとつへの思い入れが強く、つい長くなってしまいます。
あと3~4日ほどお付き合いください。
サクラタデ(桜蓼) タデ科
水辺に生える多年草。
湿生花園では小さな花ですが高層湿原で大群落を作っています。
淡紅色で長さ5~6ミリ、とても美しく愛らしい花を密に花穂につけます。
ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科
今年はずいぶんこの花を撮りましたが、咲いているのを見るとやっぱり撮ってしまいます。
リンドウ(竜胆) リンドウ科
この花の青紫色は、秋の色…ですね。
ツリフネソウ(釣舟草) ツリフネソウ科
見頃を過ぎていたのか、なかなか花を見つけることができませんでした。
一輪ずつの咲き残りをつけた数株、花の後ろには果実が♪
膨らんでくると、ホウセンカの果実を細長くしたような果実になり、触ると中の種が弾けます。
お試しあれ(^^♪
( 撮影日:2017年10月8日 )
ヤマトリカブト(山鳥兜) キンポウゲ科
オクトリカブト(奥鳥兜) キンポウゲ科
レイジンソウ(怜人草) キンポウゲ科
花の形が怜人(舞楽の奏者)がかぶる冠に似ていることからついた名。
7月に行った栂池自然園でオオレイジンソウを見ましたが、
このレイジンソウの方が花が大きいように感じます。
明るい林の中や山地の草原に生える多年草とありますが、
湿生花園ではあまり日当たりの良くなさそうな林の中で咲いていました。
そのせいか、少し花色が浅いような気がします。
マルバフジバカマ(丸葉藤袴) キク科
北アメリカ原産の多年草で、昭和初期に箱根で見つかり、現在では各地に広がっているそうです。
箱根湯本から仙石までの道路わきにたくさん咲いていて、ちょっとびっくりでした。
ヒヨドリバナ(鵯花) キク科
鎌倉でもよく見られる花です。
ハコネギク(箱根菊) キク科シオン属
箱根を中心に富士火山帯の山地に多いそうです。
シロヨメナ(白嫁菜) キク科シオン属
ヨメナに似た白い花が咲き、地域的変異が多いそうです。
茎も花弁も細くて優しげな姿です。
東慶寺の梅の木の下に植えられているのはシラヤマギクではなくて、
このシロヨメナなのかもしれません。
サワシロギク(沢白菊) キク科シオン属
日当たりの良い酸性の湿地に生える多年草。
園内の高層湿原の植物のコーナーに多く生えていました。
舌状花(花弁の部分)の色は白から紅紫色を帯びるのですが、
見頃を過ぎていたのか、咲き始めの白色のは見つけられませんでした。
でも、淡いピンクのと紅紫色のが並んで咲いていてきれいでした。
( 撮影日:2017年10月8日 )
花園入口近くにホトトギス、秋の花の寄せ植えの展示コーナー2か所があり、
お昼休憩をしながら楽しむことができました。
今日はホトトギスをご紹介(^^♪
キバナノツキヌキホトトギス
宮崎県尾鈴山(おすずやま)特産で、谷間の崖などに垂れ下がって生える多年草だそうです。
葉のわきに1個ずつ、黄色の花を上向きにつけます。
花数が多く華やかな印象です。
名札は付いていませんでしたが、たぶんキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)ではないかと思います。
ツルタイワンホトトギス 富士の雪 (園芸種)
ホトトギス 妖精 (園芸種)
ツルタイワンホトトギス 紫錦 (園芸種)
ツルタイワンホトトギス 東雲 (園芸種)
ホトトギス 紫酔 (園芸種)
名札無しなので品種名は不明です
( 撮影日:2017年10月8日 )
一般的にアザミと一括りにしていますが、その種類は多く
キク科アザミ属の他にトウヒレン属、ヤマボクチ属、タムラソウ属など
私にはほとんど見分けることができません。
園内には花の説明板があったものについては自信を持って名前を記載することができましたが、
それ以外についてはたぶん、、、ということで名前の後に(?)をつけました。
間違っているのがありましたら、教えていただけると助かります。
ミヤコアザミ(?) キク科トウヒレン属
ホソバタムラソウ キク科タムラソウ属
売店で売られていたものです。
葉がとてもスリム、花も小さくてかわいかったです。
ノハラアザミ キク科アザミ属
ナンブアザミ キク科アザミ属
花は見頃を過ぎていましたが、初めて見た花でしたので記念に載せました。
アザミというと葉に棘があると思っていましたが、、、
タムラソウ(?)
タイアザミ キク科アザミ属
漢字で書くと「痛薊」
葉が細く棘があるのでうっかり触って「痛い!!アザミ」から付いたのでしょうか??
撮ることに夢中で、葉に触ってみなかったことを後悔です。
キントキヒゴタイ(金時平江帯) キク科トウヒレン属
箱根の山地に生える多年草で、仙石原の林縁や草原に多いそうです。
オヤマボクチ(雄山火口) キク科ヤマボクチ属
説明板によると、
日当たりの良い山野に生える多年草。
葉裏の毛はボクチ(火起こしとして使うもの)や、蕎麦のつなぎなどに利用される…だそうです。
草丈は2メートル近く、花径は5センチ以上はあったような。
高尾・日影沢で何度か見ていましたが、花は蕾状態でした。
今回初めて花を見ることができ、ちょっと興奮でした。
(?)
アザミの仲間だということはわかるのですが、、、(*_ _)
( 撮影日:2017年10月8日 )
今回名前に“ハグマ(白熊)”とついている花を、4種類ほど見ることができました(^^♪
見頃を過ぎていたり、生えているところが暗かったりと、
画像としてはいまいちですが、、、見ることができました♪ということで。。
エンシュウハグマ(遠州白熊) キク科モミジバハグマ属
初めて知った花、
筒状花の先が淡いピンク色を帯びていてとてもかわいいです。
葉は掌状に3~5に分かれていて、印象としては柄の長いセリに似ているような…
オクモミジハハグマ(奥紅葉葉白熊)
エンシュウハグマと同じキク科モミジバハグマ属です。
山地の林下に生える多年草、モミジバハグマの変種だそうです。
カシワバハグマ(柏葉白熊) キク科コウヤボウキ属
山地の林内によく生える多年草
画像のは草丈が短かく花は一つでしたが、草丈30~70センチで穂状に白い花をつけるそうです。
クルマバハグマ(車葉白熊) キク科コウヤボウキ属
茎の中ほどに7~8枚が輪生状につくので、見分けることができます。
暗い林内に生えていましたので、頭花のアップを撮ることができませんでした。
カシワバハグマに比べ、繊細な印象です。
( 撮影日:2017年10月8日 )
アケボノソウ(曙草) リンドウ科
花弁についている斑点を夜明けの星空に見立てた名とのこと。
白い花弁に2つの淡い黄色の模様と濃い緑色の斑点がとても美しく、
一度見たいと思っていた花をやっと見ることができました(^^♪
山野の湿り気のあるところに生える2年草だそうです。
アサマフウロ フウロソウ科
濃い紅紫色の花径3~4センチの花はきれいで存在感大!
でも、花弁が散った後のガクと雌しべ、雄しべの色と姿は面白く感動大!!
果実から種をどのように飛ばすのか…
同じフウロソウ科フウロウソウ属のゲンノショウコやアメリカフウロのようなお神輿作戦では無さそうな。。
我が家での予想は、柱頭の先から縦に割れて種がピヨ~ン♪
どうでしょうか(^^)/
イワシャジン キキョウ科
山地の湿った岩石の間などに垂れ下がって生える多年草。
釣鐘型で淡い紫色の花姿は清楚です。
展示コーナーでは白花も植えてありました。
オケラ キク科
日当たりの良い乾いた草地に生える多年草。
近くの市民の森でも生えていましたが、花弁の色が少し違うように感じました。
魚の骨を並べたような花を包んでいる苞葉、
細いリボンを丸めた様な花弁、突き出た蕊の組み合わせがとても目を惹きます。
販売コーナーと展示コーナーに置いてあった大花オケラ、
花色や姿はオケラに比べ華やかな印象。
園芸種かと思いネットで検索をしたところ、
中国原産で赤花オケラとして園芸店で流通をしているようです。
( 撮影日:2017年10月8日 )