4/22撮影の高尾山から日影沢の花たちのアップは今日で終了です。
1か月後、また違うコースを歩いてみようと思っていますので、また見ていただければうれしいです。
クワガタソウ(鍬形草) ゴマノハグサ科
花期は5~6月ですが、この一株だけ早めに咲いてくれたようです♪
山地の沢沿いなどの少し湿気のあるところに生える多年草
上部の葉の脇から花柄を出し、淡紅紫色の花を数個つけます
トウゴクサバノオ(東国鯖の尾) キンポウゲ科
果実の形(2枚目の画像)をサバの尾にたとえたもの
1センチに満たない淡黄緑色の小さな花を、少しうつむき加減につけます
フデリンドウ(筆竜胆) リンドウ科
日当たりの良い山地や野原に生える草丈5~10センチの2年草です
短い茎の先に青紫色の2~2.5センチの花を数個つけます
和名は花の様子が筆の穂先に似ていることによるそうです
今回思いがけず見ることができ、来年からの楽しみがまたひとつ増えました♪
ミヤマハコベ(深山繁縷) ナデシコ科
野原などでよく見ることができるハコベに比べ、花の大きさは倍くらいだったでしょうか。。
イチリンソウ(一輪草)
シロヤマブキ(白山吹) バラ科
ホウチャクソウ(宝鐸草) ユリ科
キランソウ(金瘡小草 ) シソ科
石垣の割れ目にしっかり根付き茎を這わせて、たくさんの花をつけていました
アケビ(木通)・雄花 アケビ科
果実が熟すと開く“開け実”から付いた名だそうです
名の由来を知るたび「なるほど~」と納得
花の名はほんとうに面白いです(^^♪
( 撮影日:2018年4月22日 )
スミレの時期には遅かったので、数種しかみることができませんでした。
日影沢で見られたスミレをご紹介します
マルバスミレ(丸葉菫)
まるみのある葉と白い花が印象的です
以前、淡いピンク色の花を日影沢で見たことがありましたが、今回は白だけでした
タチツボスミレ(立坪菫)
ツボスミレ(坪菫) 別名:ニョイスミレ(如意菫)
葉が丸く光沢があり、純白の花弁です
名前はわかりませんでした(^^ゞ
( 撮影日:2018年4月22日 )
自然研究路・3号路から山頂、4号路を経由して日影沢におりる途中で見た花たちは
できるだけ撮影順にご紹介をしてきました。
でも、今回キケマン属の仲間は5種類見ることができましたので
まとめて紹介をさせていただきます。
ミヤマキケマン ケシ科キケマン属
ムラサキケマン ケシ科キケマン属
身近な所でも鎌倉の道ばたでも普通に見られますが、
高尾の自然の中で見ると特別なもののように感じてしまいます
シロヤブケマン ケシ科キケマン属
ムラサキケンの白花種で、花冠の先に赤紫色の斑紋が残るものを言います
画像のは花冠の色が極淡い赤紫で、生えている場所の影響なのでしょうか
いずれにしてもしばらく見ることができなかったので、大収穫でした
ユキヤブケマン(?) ケシ科キケマン属
定義はムラサキケマンの完全純白品種ということだそうなので、
もしかすると画像のは花冠の色が非常に薄いシロヤブケマンなのかもしれません
でも、もう一度見たいと焦がれていたユキヤブケマンであって欲しいという私の願望に免じて…
ジロボウエンゴサク ケシ科キケマン属
前出の4種類の羽状に細かく裂けていて一見セリの葉っぱに似ていますが、
ジロボウエンゴサクの葉は柔らかく3裂しています
( 撮影日:2018年4月22日 )
今回はヤマエンゴサクは見ることができませんでしたので、
2年前に撮影したのをもう一度ご紹介します
ヤマエンゴサク
(2016年3月16日撮影)
センボンヤリ(千本槍) キク科
気を付けて見ていないとうっかり見過ごしてしまいそうでした
春と秋に花を咲かせますが、春の花は花びらの裏が紫色なのでムラサキタンポポとも呼ばれるそうです
イカリソウ(碇草) メギ科イカリソウ属
長い距をもつ4花弁のはなの形を船の碇(いかり)に見立ててついた名だそうです
もう見頃は過ぎていましたが、見ることができてよかったです
ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科テンナンショウ属
全体を撮っていませんが、葉はお吸い物などに入れる三つ葉を厚く巨大にした感じで
仏炎苞を挟んで左右に1枚ずつで2枚ついていました
仏炎苞は暗紫色か白緑色で隆起する白いすじがあります
ニガイチゴ(苦苺) バラ科キイチゴ属
名から果実は食べられないのではないかと思いますが、赤く熟した果実は意外に甘くて美味しいそうです
ただ、種子を噛みつぶすと苦いことからこの名がついたとのこと
6月上旬頃には熟すようですので、一度は食べてみないと…♪
下りがあれば上りもあって、、、このあたりでちょっと休憩。。
散策路脇の木の葉表に緑の球形の卵らしきもの?
木の種類はわからないのですが、近くの他の木の葉には無く、この木の葉にだけたくさんついていました
どうみても蝶か何かの卵ではないかと…
もう少しじっくり、大きさなど観察をして来ればよかったと後悔しています
タマノカンアオイ(多摩の寒葵)
葉の根元に茶色の不思議な物体が花です
ほとんどは葉が覆いかぶさっているので、葉を分けてみないと花があるかどうかわかりません
ヤマルリソウ(山瑠璃草) ムラサキ科
こんなに葉も花もきれいな状態のは初めて♪♪
茎の先に総状花序をだして、淡い青紫色の直径1センチほどの花を次々と咲かせます
水辺のシダの緑もきれいです
カキドオシ(垣通し) シソ科
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺) バラ科ヘビイチゴ属
藪や林縁などに多い多年草
ヘビイチゴより全体的に大きく、葉は濃い緑色です
キジムシロ(雉筵)ではないかと思うのですが、
もしかするとミツバツチグリ(三つ葉土栗)かもしれません
いつもどちらだろうと迷うのですが、、、(^^ゞ
ラショウモンカズラ(羅生門葛) シソ科
ツボスミレ(坪菫)
( 撮影日:2018年4月22日 )
散策路の両脇は大木の緑、斜面には小さな花♪♪
ツクバキンモンソウ(筑波金紋草) シソ科キランソウ属
ニシキゴロモの変種で関東から四国にかけての太平洋側にみられるとのこと
葉脈にそって紫色になり、葉裏は全体に紫色を帯びることが多いそうですが、葉裏は確認しませんでした
唇形の花は淡紅紫色だそうですが、今回見つけたのは白っぽい印象でした
キランソウ(金瘡小草) シソ科キランソウ属
前出のツクバキンモンソウと同じ仲間です。
人里のいたるところで見られる多年草です
散策路脇の斜面や足元でもたくさんみることができました
ジュウニヒトエ(十二単) シソ科キランソウ属
高尾で見られるというのは他の方のブログなどで知っていましたが、
今回初めて高尾で自生をしている姿をみることができ感激でした
ほとんど白に近い花色でしたが、3~5枚目の下唇には淡い紫の筋がはいっていました
咲き残りのタチツボスミレ
花弁は細目ですが、たぶんマルバスミレではないかと…
ガマズミでしょうか?
葉の感じが少し違うようにも思いますし、、、
もしかしたら、ミヤマガマズミ??
ツクバネウツギ(衝羽根空木) スイカズラ科
5個のガク片の中心から、内側に黄色の模様が入った白い筒状の花を咲かせます
残念ながら花はまだ蕾の状態で、撮ったときは名前がわからず
でも、取り敢えず撮っておこうと思いこの2枚だけ撮りました
5月に入れば、この花をはじめマルバウツギやガクウツギ、コゴメウツギなど
白い花が散策路で咲くでしょう♪
マイナスイオンたっぷりの散策路です
( 撮影日:2018年4月22日 )
ツルカノコソウ オミナエシ科
小さな花ですが、ちょうど花の時期なのかたくさん見ることができました
近所の公園や市民の森などでも生えていますが、新緑の森の中で咲いている様子は優しげです
地面の上に長いつる枝を四方に出して繁殖するところからこの名が付いたそうです
ガクウツギ(額空木) ユキノシタ科
両性花はまだ開いていませんでしたし、装飾花はこれから白色になるところ。。
自生をしているのを見ることができて、得した気分♪
マルバウツギ(丸葉空木) ユキノシタ科
まだ花は開いていませんでしたが…
もうすぐ直径1センチほどの白い花がたくさん見られるはずです
コゴメウツギ(小米空木) バラ科
花を見られるのはこれから♪♪
小米(こごめ)という名のとおり白い花の直径は4ミリととても小さい。。
山地に普通に生え、よく分枝します
北鎌倉・東慶寺の境内にも1株植えてあり、かわいい花を楽しむことができます
木道脇にはタマアジサイが控えています
フタリシズカも花穂を出したところです
雌花
雄花
雄花
アオキ(青木) ミズキ科
雌雄異株ですが、雌株と雄株の両方を見ることができました
高尾の森の中はこのアオキがたくさん生えています
今回見た雌花はすこし白っぽい色でした
花ばかりみて歩いていると、道を踏み外してしまいそうなくらい道幅が狭いところもありました
雌花
雌花
雄花
雄花
雄花
ハナイカダ(花筏) ミズキ科
葉の表面の真ん中あたりに淡緑色で4弁の小さな花をつけます
雌雄異株で、雌花はふつう1個(まれに2~3個)、雄花は数個が集まって小さな花をつけます
なんとも面白い植物です
別名に「ヨメノナミダ」というのがあるのも…
散策路脇のあちらこちらにシャガの白い花が咲いています
タチツボスミレ
高尾山では25種類のスミレが見つかっており、比較的ふつうに見られるのは15種類ほどだそうです
今年は開花の時期が早かったことなどで、すでに葉だけの状態でした
それでも、散策路のいたるところで様々な種類のスミレの葉を見つけられたことで
来年への楽しみになりました♪♪
今回の高尾行ではかろうじて3種類を見ることができ、そのうちのひとつがこのタチツボスミレです
( 撮影日:2018年4月22日 )
昨日は高尾山から日影沢へ行ってきました。
京王・高尾山口駅からケーブルカーに乘って高尾山駅、
そこから高尾山自然研究路・3号路を花を探しながら山頂へ。
山頂からは4号路を経由し日影沢へ出るというコースです。
スミレは時期が過ぎていたので2~3種類しか見ることができませんでしたが、
新緑の中の散策はとても気持ちが良く、撮影を楽しんできました。
今日から数回に分けてご紹介をしていきたいと思っています。
ケーブルカー・高尾山駅の新緑
チゴユリ(稚児百合) ユリ科
散策路脇のあちらこちらで見ることができました
ミミガタテンナンショウ
シャガ(射干)
ホオノキ(朴の木) モクレン科
もうすぐ淡い黄色を帯びた白色で直径15センチの花が、
この葉の中心に上向きにつくはず。。
日影沢のバス通りでは花を見かけましたから
(残念ながらバスに乗車中でしたので、撮ることはできませんでした)
クサイチゴ(草苺) バラ科キイチゴ属
散策路脇のあちらこちらでこの白い花を見ることができました
白い花は直径4センチほど、
花の後(画像3枚目)は直径1センチの果実になり、赤く熟し食べられます♪
ホウチャクソウ
果実のできたヨゴレネコノメ(?)
常緑広葉樹林でうっそうと樹木が生い茂る路ですが、
南斜面で日当たりが良く起伏が少なく歩きやすかったです
が、、最後だけは少しきつい登りでした
( 撮影日:2018年4月22日 )
マンテマ ナデシコ科マンテマ属
ヨーロッパ原産の1~2年草で、江戸時代末期の渡来
庭などに植えられたものが野生化し、本州、四国、九州の海岸などに群生しているそうです
ただ撮影をしたのは、近くの公園や道路脇に他の草と一緒に毎年ほぼ同じ場所に生えているものです
少し濃い目の桃色や淡い桃色、かなり白に近い色など、花弁の色の変化が面白いです
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧) アカバナ科
名の由来は、淡紅色の花を夕方開くことによるそうです
南アメリカ原産の多年草で、明治時代から栽培されはじめ、今では野生化
近所でもちょっとした空き地や、道路わきの植え込みなどでよく見ることができます
白花のアカバナユウゲショウ
白花はなかなか見つけられないのですが、
今回は建て替え工事をしたコンビニの植え込みに生えていました
きっと植栽の土に混ざって種が運ばれてきたのでしょう
来年もここで咲き続けてくれるといいのですが…
( 撮影日:2018年4月15日 )
近所のデジ散歩中、一番時間をかけて撮ったのは「スイバ(酸い葉)」でした
普通に道端に生えている植物ですが、数ミリの花の可愛さは格別♪
雌雄異株ですので見分けるのは容易ですが、なにしろ小さい!!
車が側を通るたびゆらゆら、息を止めてしゃがみこんでいるので眩暈がすることも…
それでも撮る価値はあると思っています
ということで、今日はスイバだけのアップです
雄花
雌花と果実
図鑑で調べていて、「スイバ」の他にユーラシア原産で明治時代に渡来し、
道端や荒地にふつうに見られる「ヒメスイバ」があることを知りました
いつものことではあるのですが、花に夢中になり葉や全体を撮っておらず
「スイバ」と「ヒメスイバ」の判別がつかず、、、
もしかするとアップした画像にヒメスイバが混ざっているかもしれません
そのような状況でスイバとしてアップしてはいけないのかもしれませんが
可愛い花に免じてお許しください
( 撮影日:2018年4月15日 )
夏には地域のお祭りが開かれる公園
残されている山は春になると桜と芽吹きの新緑がとてもきれいです
そして、山際には野草がいろいろ♪♪
キンラン(金蘭) ラン科
ハンショウヅル(半鐘蔓)
まだ蕾でしたが、来週あたりには花を見ることができるかも…♪
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科
ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科
ツルカノコソウ(蔓鹿子草) オミナエシ科
ツボスミレ(坪菫)
別名:ニョイスミレ(如意菫)
花弁の長さは1センチ弱で小さいですが、唇弁の紫色の筋が目立ちます
ホウチャクソウ(宝鐸草) ユリ科
前夜の雨風でシャクナゲの花の絨毯ができていました
( 撮影日:2018年4月15日 )