撮影をしてから1ヵ月が経ってしまいましたが、7/29に撮った光則寺の花たちの残り半分をご紹介します。
鎌倉では寺社の境内や切通し、また道端などでも見ることの出来る「ヤブミョウガ(藪茗荷)」です。
白い花も魅力的なのですが、果実が白から淡い緑、そして秋には藍紫色へと変わっていく変化も楽しみのひとつです。
ツユクサ科で山野の林内に生える多年草で、葉や茎は触るとざらざらとした感触です。
暗い林の中でまっすぐに伸びた茎の先に輪生状に咲く白い花は、目を惹く美しさです。
花はみっつしか開いていませんでしたが、今年一番に見つけたキンミズヒキでしたので、四方八方から撮りまくった中の一枚です。
バラ科で、道端や草地に生える多年草で、細長い花序をタデ科のミズヒキにたとえたものだそうです。
この花も鎌倉では普通に見ることの出来る「シュウカイドウ(秋海棠 )」で、私の好きな花です。
中国原産で江戸時代初期に園芸用として持ち込まれた帰化植物だそうです。
ヤマアジサイが見ごろの頃に花菖蒲が咲いていた場所に咲いているよ♪と教えていただき撮りました。
花はオレンジ色に赤い斑点があり魅力的ですが、午前中に咲き夕方にはしぼんでしまう一日花です。
いつも名前が混同してしまう「ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)」です。
明治時代にヨーロッパから渡来、野生化し、各地に広まったのだそうです。
鮮やかなオレンジ色の花と、一度植えると毎年花を咲かせることから家庭の庭でも楽しまれています。
「シロバナサクラタデ(白花桜蓼)」も咲き始めていましたが、小さなうえ花穂が少しの風でも揺れてしまい、撮影には悩ましい花です。
タデ科の多年草で雌雄異株だそうですが、いまだ違いを見つけられずにいます。
来年こそは虫眼鏡を持って…と思ってはいるのですが。。
日本原産のラン科植物のひとつです。
境内の梅の古木に着生し、うっかりすると咲いているのを見過ごしてしまいます。
花は良い香りがするそうですが、何しろ高いところで咲いているので、、、(残念)
かなりアンダーな画像で見難いかもしれませんが、この位暗い場所でないと生育できないラン科の腐生植物です。
とてもランの仲間とは思えない地味な花で、ちょうど見ごろの状態に遭遇するのは難しいのですが、毎年「また見られるかなぁ」と気になる花です。(7/7撮影)
( 2012年7月29日撮影 鎌倉・光則寺 )