オオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草) ウマノスズクサ科
一度見たいと思っていた花のひとつのウマノスズクサ、
また、ヤマノイモの葉に似て少し固めの感じのこの葉っぱは何だろうといつも思っていた葉。
ネットでウマノスズクサを検索しているうちに、
「何だろう」と思っていた葉に似ていることに気付きました
そこで散策路脇の茂みに絡みついていたつる性の葉をじっくり見てみると奇妙な花が付いていて
「あっ、ウマノスズクサの花だ!!(実際にはオオバウマノスズクサでしたが)」と。。
いつも見ていたのに、今まで花に気付かずにいたことを反省しきり(^^;
でも、今回見つけることができて本当に良かったです
図鑑には
『山地の林下に生えるつる性の木で、まわりのものに巻き付いて高さ2~3メートルになる。
葉の脇から4~5センチの花柄を出し、長さ2~3センチの花を1個つける。
萼は筒状でサキソフォンのように強く曲がり、ふちは浅く3裂する。
内側には紫褐色のすじがある』との記述
それにしてもどうしてこのような形をしているのでしょうね~
次は7~9月が花期のウマノスズクサを探さなくっちゃ(^^)/
ヒロハテンナンショウ? サトイモ科
陰湿な林内に生えるそうですが、比較的乾燥をしているハイキングコース脇に生えていました
ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科
ちょうど花の時期で、近くの市民の森やハイキングコースで普通に見ることができます
山地や丘陵の林内に生える多年草で、群落しているのも…♪
花は枝の先に1~3個ついて垂れ下がり、
筒状の花は平開しないので中を覗くのはちょっと大変です
カンアオイ(寒葵) ウマノスズクサ科
この緑色の葉を見つけると必ず花があるのではないかと葉の根元付近の枯葉などを除けてみます
意外になかなか花を見つけられないのですが、今回はありました♪
花は葉柄の基部に1個、土に埋もれるようにつくので探さなくてはなりません
( 撮影日:2020年4月26日 )
お散歩で撮った花たちをご紹介します
またしばらくお付き合いいただければうれしいです(^^♪
キンラン(金蘭) ラン科
近くの公園の同じ場所で咲いてくれるので、毎年の楽しみ♪
山地や丘陵の林下に生える30~50センチの多年草です
昭和45年頃から山を宅地造成したところですので、
意外に様々な花を見ることができるのだと思います
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科
まだ咲き初めで花の中を覗くことはできませんでした
紅紫色の鐘形の花は、花茎が長いため少しの風にもゆらゆら。。
なかなか撮らせてくれません(^^;
シロバナマンテマ(白花マンテマ)
白花といっても、白色から淡紅色のものを言うようです
画像のは僅かにピンクを帯びていて、遠目には白色に見えてしまいます
ヨーロッパ原産で江戸時代に渡来したそうですが、
生えている場所は横断歩道の脇の土などほとんどないような所や
植込みで雑草然としています
( 撮影日:2020年4月19日 )
舞岡公園の花たちのご紹介は今日で最後になりました。
しばらくはお散歩モードで身近な所で咲く花を撮り、
ご紹介をしながら新型コロナウイルスの収束を待ちたいと思います。
でも、、、近場でも意外に様々な花を見ることができることを再々認識(^^;
明日からはそんな花たちをアップしていきますので、よろしくお願いします。
舞岡公園、最後は木の花のご紹介です♪
( ↑ 雌花 )
( ↑ 雄花)
サルトリイバラ(猿捕茨) ユリ科
何度撮っても、咲いているのを見つけると性懲りもなく撮ってしまう不思議な花です
むかしむかし、、、山口県に住んでいた幼いころ、
柏餅というとこのサルトリイバラの葉2枚でお餅が挟んでありました
この葉に吸い寄せられてしまうのは…花より団子??
ウワミズザクラ(上溝桜) バラ科
昨年は八重桜と同じころに咲いていたのですが、今年はなぜか遅い開花でした
昨年9月の台風の影響で散策路脇の斜面の大木が伐採されてしまいましたが、
小谷戸の里奥と営農地脇の山の斜面の若木の花を撮ることができ良かったです
カラタチ(枸橘) ミカン科
今年はたくさんの花をつけているように感じました
4~5月に葉より先に直径3.5~5センチの白い花を咲かせます
花を撮るときにうっかりすると鋭く長い棘に引っかかってしまいます
シロヤマブキ(白山吹) バラ科
( ↑ 雌花 )
( ↑ 雄花 )
ハナイカダ(花筏) ミズキ科
別名:ママッコ、ヨメノナミダ
山地に生え、高さ1~2メートルになる落葉低木です
雌雄異株ですが、雄株よりも雌株の方が少ないように思います
雄花は数個が集まってつき、雄しべは4個
雌花は普通1個、まれに2~3個つくこともあるようですが舞岡公園のは1個でした
雌しべは1個で、柱頭は4裂します
黒く熟した果実は直径7~9ミリで食べられるそうです
メギ(目木) メギ科
別名のコトリトマラズは、枝の節や葉の付け根にある長い棘のせいで
小鳥もとまれない…ということでしょうか(*^^)v
4~5月に小形の総状花序をだし、直径6ミリほどの淡紅色の花を下向きに開きます
図鑑には「花弁は長さ2ミリで6個。ガク片は6個あり、長楕円形で花弁より大きく、
淡緑色にわずかに紅色を帯び、花弁のように見える」と書いてあります
『目木』の名は茎を煎じて洗眼薬にしたことによるそうです
( 撮影日:2020年4月16日 )
チゴユリ(稚児百合) ユリ科
自生をしているのではなく小谷戸の里に植えられたのではないかと思います
この時期に見たい花のひとつですので、見ることができて感謝です
山地のやや明るい林内に生える多年草
春、茎の先に1~2個の白い可愛らしい花をつけます
高尾山や日影沢では自生しているのが見られますが、、、
今はがまんがまん(*_*;
来年の楽しみにとっておきます♪♪
ハラン(葉蘭) キジカクシ科
実家の裏庭にも植えてあり、
お正月のお節料理の仕切りや切った料理の敷物などに毎年使っている身近な植物です
が…花が咲くなどとは全く想像などしていませんでした
一昨年でしたか、たまたま葉の根元を何気なく覗き花を見つけました
今年も咲いているかなぁと探した処、、、ありました!!
茎の根元の地下茎にがっちりしがみついているような…触ってもびくともしません
それに花自体も固くて、雌しべや雄しべの区別もつきませんでした
ミツバツチグリ(三葉土栗) バラ科
キジムシロとの見分けが難しい(私には…)花、
さいころを振って決めたわけではありませんが、悩みながらのミツバツチグリです(^^;
ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺) バラ科
さて、、、いつも迷うのがヘビイチゴとヤブヘビイチゴとどっち?です
見分けのポイントの一つは萼の形、ヤブヘビイチゴはエリマキトカゲ状になっていること、
もう一つは葉の形で丸みを帯びているのがヘビイチゴで尖っているのがヤブヘビイチゴ
このように書いているときはわかったつもりでも、
いざ外で花を見た時には???っとなってしまいます(^^;
ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科
舞岡公園で見たのは初めて♪
ちょっと見ごろは過ぎた感はありましたが、ぎりぎり見ることができてラッキーでした
海に近い林に生える多年草だそうですが、高尾山の山頂近くで見たことがあるので、
意外に順応性はあるのかもしれません
オオイヌノフグリの白花?
営農地と公園散策路の間の生垣下で見つけた白花
オオイヌノフグリより一回り小さめでしたが、コゴメイヌノフグリより2回りほど大きめ
もしかすると農薬散布などで白く変異をしたものかもしれません
でも、近くに普通の青紫色のオオイヌノフグリも生えていましたので、
はっきりしたことは言えませんが…
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) オオバコ科
( 撮影日:2020年4月16日 )
ゴールデンウイーク初日の今日、自宅から鎌倉・天園に抜ける尾根道のハイキングコースを
横浜自然観察の森まで往復してきました。
花を探しながら撮影をしながらでしたので、
18000歩8.9kmで往復8時間かかってしまいました(^^)/
少し疲れましたが、意外にいろいろな花を見ることができたので…♪
今日撮影の花たちのご紹介は少し後になりますが、待っていてくださいね。
今日から4/16に撮影をした花を3回に分けてご紹介します。
遠出ができない分、しばらくは近場での花散歩を楽しもうと思っています♪♪
リデリンドウ(筆竜胆) リンドウ科
この日の目的はこのフデリンドウ、
朝8時過ぎにフデリンドウの自生エリアに行ったのですが、残念ながらまだみんな蕾のまま
早起きは苦手のようです(^^;
公園内の他の花たちを巡り、お昼頃戻ると見事にみんな花を開いていました
日当たりの良い山地や野原に生える5~10センチの2年草、
青紫色の花は長さ2~2.5センチです
茎の先に数個の花が咲いている様子はブーケのようです(^^♪
( 撮影日:2020年4月16日 )
3/15、4/5に舞岡公園で撮った花などのアップは、今日の風景編で最後になりました。
長々とお付き合いくださりありがとうございました。
でも…まだ4/16分が順番待ちの状態で、、、(^^;
引き続きお付き合いいただければと思います。
4/5の舞岡公園の風景です
撮影をした順にアップをしましたので、
卯花月の公園内をお散歩している気分で見ていただければうれしいです(*^^*)
木道脇にはムラサキケマン、タチツボスミレ、キランソウ、マルバスミレなどが咲いています
いつもおにぎりを食べる中丸の丘から小谷戸の里方面を撮影
体験畑には入れないので、大根の花や菜の花を柵の手前から♪
カワセミが見られる池方面
楓の新緑が美しい季節でもあります
公園に隣接しているファームに寄り道♪
季節ごとの野菜や果物を売っています♪♪
今日は舞岡公園で4/5に撮ったスミレ数種をご紹介します
スミレは様々な種類があり、また自然交配をしてしまうので、
品種名を同定するのは僅かな種類を除いては、私のような素人には至難の業(^^;
今回も良くわからない種類があったので、不明とさせていただきました。
シロバナタチツボスミレ(白花立坪菫)
タチツボスミレ(立坪菫)
花弁の色や形が違うのも見られましたが、生えている環境などで変化をしたものなのでしょうか
ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)
今年も去年と同じ場所で(たぶん…)見つけることができましたが、
今年は1株だけでしたが、見ることができて良かったです
ニョイスミレ(如意菫)
マルバスミレ(丸葉菫)
丸みのある葉っぱと純白の花が特徴のスミレです
初めてこの花を見たのは高尾・日影沢でしたが、
身近な公園に自生しているのにはびっくりでした
外来種?
不明1
( 3/15撮影 )
立坪菫とは花も葉も雰囲気が違うようで…不明としました(^^;
不明2
タチツボスミレにしては花色が濃く、葉に比べて花が大きいような気がします
不明3
花色が薄いタチツボスミレかもしれませんが…
不明4
花色が薄いニオイタチツボスミレ??
( 撮影日:2020年3月15日、4月5日 )
アマナ(甘菜) ユリ科
オオアマナやキバナノアマナは裏高尾などで見たことはありますが、このアマナはお初(*^^*)の花♪♪
花径は3センチと大きめですが、
斜面の上の方で咲いていたので最初は気付かず通り過ぎていました
山麓や野原、土手などに生える多年草
高さ15~20センチの花茎の先端に、
花弁の裏に暗紫色の筋が入った白色の花をひとつつけるそうです
撮影した花の筋は淡い赤紫色に見えます
( 3/15撮影 )
ミツバツチグリ(三葉土栗) バラ科
キジムシロと区別がいつもつかず悩ましい花です
やっかいなことに舞岡公園にはミツバツチグリ、キジムシロ両方の花があるのです(^^;
花と葉の様子からたぶん…ミツバツチグリではないかと。。
コバノタツナミ(小葉の立浪)の白花?
シロバナタツナミソウという種類もあるそうですが、
全体の様子からコバノタツナミの白花ではないかと考えました
生えていたのは公園の中でも桜の花見ができる広い場所のさつきの植え込みの根元でしたので
さつきの土にくっついてきたのではないかと…
シャガ(射干) アヤメ科
山地の湿った林下や斜面に群生する常緑の多年草です
鎌倉の寺社でも斜面一面の大群落を見ることができます
オオアラセイトウ(大紫羅欄花) アブラナ科
別名にショカッサイ(諸葛菜)・ムラサキハナナ(紫花菜)などがあり、
私はショカッサイという名が好きです(^^♪
シロバナタンポポ(白花蒲公英)
カントウタンポポ(関東蒲公英) キク科
3・4枚目のは舌状花の幅が細く先が白っぽい印象です
西洋タンポポと日本タンポポの見分けは萼が反り返るかどうかで区別をしていましたが、
ニホンタンポポの中にはカントウタンポポの他にも種類があるので、難しいです
ツルカノコソウ(蔓鹿の子草) スイカズラ科
公園内の水辺や湿った散策路脇などでたくさん見ることができます
トウダイグサ(燈台草) トウダイグサ科
燈台草という名は、姿が油の皿を置いた昔の燈火の台に似ていることによるそうです
高さ20~30センチになる越年草です
いつも参考にしている山と渓谷社『日本の野草』には
「茎の先にやや大きめの葉を5枚輪生する。
そこから普通5本の枝をだして、先端に多数の杯状の花序をつける。
花序のふちには4つの楕円形の腺体があり、蜜を分泌する。」
複雑な構造の魔訶不思議な花です
( 撮影日:2020年3月15日、4月5日 )
緊急事態宣言が出てから、買い物は週に2~3回にして密を避けています
今日は実家の買い物で9時過ぎにいつものスーパーに行ったのですが、人の多さにびっくり。
それも高齢の方々が夫婦で買い物をしていることにまたびっくり。。
野菜や肉、魚、冷凍食品の特売の日だと言うことだそうです。
市中感染が広がっている恐れがある今、スーパー側も特売を今しなくても良いのではないか、
せめて入場制限をするなどの対策をするべきではないかなぁ…などと思いながら、
必要なものだけを買い退散しました(^^;
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今日はヒトリシズカをご紹介します
3/15撮影
散策路脇の斜面にぽこぽこ出始めていました
草丈は5~6センチほどだったでしょうか、前日の雨で泥はねがついたのも♪
出たばかりです!って言っているかのよう。。
花が終わった株もありました
4/5撮影
ヒトリシズカ(一人静) センリョウ科
吉野山に舞う静御前の姿に見立てた「吉野静(よしのしずか)」という別名もあります
山地の林下や日の当たる草地に生える多年草です
茎は数本から多数を直立させ、高さは10~30センチ
茎の先に4枚の葉を輪生させ、白色で長さ1~3センチの穂状花序を1個立てます
花弁は無く、3個の白い雄しべの花糸が雌しべの子房についています
雄しべの基部に付いている黄色いのは雄しべの葯です
毎年見るのを楽しみにしていますが、見れば見るほど面白い花です
( 撮影日:2020年3月15日、4月5日 )
( ↑ 雌花 )
( ↑ 雄花 )
フッキソウ(富貴草) ツゲ科
鎌倉の寺社には必ずと言っていいほど植えられている花です
茎の先に長さ3~5センチの穂状花序をつけます
雄花は上部、雌花は穂の根元につくドナルドダックの唇のような面白い形で、
見つけると必ず雌花を探してしまいます
秋になると白い実をつけますが、それもまた探すのが楽しみです(^^♪
センボンヤリ(千本槍) キク科
秋に何本もの花茎を30~60センチに伸ばし花を付けず、
褐色の冠毛のある実を結ぶことから千本槍の名がついたそうです
春は10センチほどの茎の先に、裏が紫色を帯びた白い花をつけます
デジカメを始める前、野草の会で神奈川県泰野市弘法山(たしか…)に行った際
引率の先生に「ここでは珍しいキク科のセンボンヤリという花があります」と教えていただき、
その時は見つけることができずに花の名前だけが記憶の中…
その後見ることができずにいましたが、
舞岡公園で数年前に出会えて以来、毎年の楽しみになっています
スズメノヤリ(雀の槍) イグサ科
別名:スズメノヒエ
頭花が大名行列の毛槍に似て、また、小さいことから付いた名
身近な所で普通に生えていますが、花をじっくり見ることはあまりないかも知れません
茎の先にたくさんの花が集まって丸い花序を作ります
肉眼では小さな花の様子はわかりにくいですが、
雄しべ・雌しべが揃っていて渋い花姿です♪
シュンラン(春蘭) ラン科
落葉樹林内などに生える多年草
色は淡黄緑色で地味な印象ですが、ちゃんと蘭の花姿
民家の庭などでも地植えや鉢植えなどで植えてあるのを見かけます
ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科
林下などに生える多年草
糸状に伸びた付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てた名で、
同じ仲間のテンナンショウなどとはすぐ見分けがつきます
4月に入ると自宅近くの市民の森や公園などでも普通にぽこぽこ生えていますが、
意外に気付いてもらえない花です
( 撮影日:2020年4月5日 )