イボクサ(疣草) ツユクサ科
水田や湿地に生える1年草
最近はなかなか花に出会えなかったのですが、やっと見ることができました♪
でも、水田雑草としてやっかい者扱いで、見つかると抜かれてしまうようです。
花の直径は1センチほどしかありませんが、
花弁の先のほんのり淡い赤紫色と、仮雄しべのハート型の葯がなんとも可愛いのです。
(笑っているように見えます)
ツユクサ(露草) ツユクサ科
咲いていると撮らずにはいられない花です(^^;
(トリミングして拡大)
ネット検索で「雄しべは6本、そのうちの5本が短く葯が黄色、1本はやや長く青紫色」
とありましたが、何となく確認できるでしょうか?
コナギ ミズアオイ科
小形のナギ(ミズアオイ)のことで、水田に生える1年草です。
イボクサと同じ水田の厄介者、見つかるとやはり抜かれて畦に打ち捨てられています。
それでも花を咲かせる頑張り屋…
だからこそ、こうして撮ることができたのですが。。
( 撮影日:2021年9月26日 )
日曜が雨で撮影に出かけられなかったので、
以前撮った中からアップしなかった花たちを、見ていただこうと思っています。
まずは9/26に瀬上市民の森から…♪
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タデ科の花3種類です
ボントクタデ(凡篤蓼)
花穂は長さ5~12センチと長く、先が垂れてまばらに花をつけます。
風が無くてもゆらゆら揺れるので、
気合いを入れて臨まないと極小の花を撮ることができない悩ましい花。
でも、とにかく可憐で美しい…
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イヌタデ(犬蓼)
通称アカマンマです。
花弁に見えるガクは紅色と言うよりも桜色…かわいいです。
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( ミゾソバの大群落、赤紫色の花はツリフネソウです )
ミゾソバ(溝蕎麦)
花の直径は4~7ミリ、色は淡紅色~白色で個体によって様々です。
以前はベビーピンク一色のがあったのですが、
整備のためか抜かれてしまい無くなってしまいました。
名前は、溝に生えるソバに似た葉の草という意味だそうです。
( 撮影日:2021年9月26日 )
( 2021.8.22 瀬上市民の森 )
( 2021.8.1 横浜自然観察の森 )
ミズタマソウ(水玉草)
林の道沿いに生える小さな花、見つけると撮らずにいられない可愛い花です
丸い小さな実に白い毛が密生している様子を水玉に見立てた名前のようです
逆光で見るとなるほど…と納得です
白いハート形の花弁が2枚、ガクも雄しべも2個、
それに雌しべの葯がハート形しているのも更に可愛さ倍増です
瀬上市民の森で実の色が茶色のがありましたが、
連日の暑さで早めに熟してしまったのでしょうか
ツユクサ(露草)
道ばたや畑などどこででも見ることができる1年草ですが、
目を止めると意外に面白い花です
花弁の色や形の違いを見つけると夢中になれます(^^♪
上部の花弁2枚が大きく重なっている
オオボウシバナ風のツユクサが稲穂と畔の間に生えていました。
メガネツユクサ(眼鏡露草)
市民の森に咲いていたものではありませんが、
市民の森へ行く途中の民家の庭に毎年咲き、楽しみになっている花です
「ツユクサ」で検索していたら『山科植物資料館』というサイトがありました
そこには
【 ツユクサは変異が大きく、白花のシロバナツユクサ、
花に白い覆輪がはいるメガネツユクサ、二枚の花弁の花色が違う「染分け」などの他、
葉の斑入りなどがあります 】
と書かれていました
( 撮影日:2021年8月22日 )
自宅から徒歩で行ける市民の森は自然豊かです。
特に珍しい花があると言うわけではありませんが、行けば必ず何か花が咲いている…♪
そんな場所はコロナ感染緊急事態宣言下で県外への移動がはばかれる中、
公共交通機関を利用せずに行くことができ、私にとっては撮影を楽しむことができる大切な所です。
この日はガガイモが咲いていればいいなぁと思い行ったのですが、
残念ながら見つけることはできませんでした。
その代わり、コバノカモメヅルを2か所で……♪♪
コバノカモメヅル(小葉鴎蔓) キョウチクトウ科
( 撮影日:2021年8月22日 )
ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩) ミソハギ科
南北アメリカ原産の帰化植物で1年草です
稲田と畔の間に生えていました
在来種のヒメミソハギ(姫禊萩)に似ていますが、
花はヒメミソハギが1.5ミリと小さく、このホソバヒメミソハギは直径4ミリとやや大きめです
図鑑には花弁は4枚と書いてありますが、個体によっては5枚もあり…でしょうか
( 撮影日:2021年8月22日 )
新緑の風景をご紹介して、4/25撮影の瀬上市民の森のアップは終了です。
ご覧くださりありがとうございました(^^♪
秋になるとセイタカアワダチソウとススキの原になります
散策路脇の小さな小川
6月になると蛍が舞います
田んぼもあります
ミズキの大きな木に白い花がいっぱい
息子たちが小さいころ、トンボの幼虫を捕まえた小川
小川の水源、瀬上池です
晩秋、この楓は見事に色づきます
この先は一昨年の台風被害で、通行禁止になったままです
クレソンの白い花
フジとクレソンと…
ウワバミソウの群落
原っぱはハルジオンの楽園
何もないようですが、ニョイスミレやトキワハゼ、ムラサキケマンなど野の花がいっぱい
尾根道に出る道は通行止めで来た道を戻ることになりました
雑木林の下にもいろいろ
倒木の間にもウワバミソウが生えています
大昔、散策路は川底だったのではないかと思わせる地層
NHKのブラタモリの影響です(^^;
真偽のほどはわかりません
( 撮影日:2021年4月25日 )
ウワバミソウ(蟒蛇草)
東北ではミズナと呼ばれ山菜として利用しています
山地の湿った斜面に群生する多年草で、
和名はウワバミ(大蛇)がいそうなところに生えることから付いたそうです
とはいえ、生えているところは蛇はいそうな所ですが、大蛇は…(^^;
雌雄異株で、画像のは花序に短い柄があるので雄株ということのなり、
またしても雌株を見つけることを忘れていました
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
だれでもが知っていて、どこででも咲いている花
花弁の模様がとてもきれいでしたのでアップしました
カキドオシ(垣通し)
つる性の多年草
ちょうど今頃からが花期、どんどんつるを伸ばし淡紫色の花をつけていきます
トキワハゼ(常盤はぜ)
広場に薄紫色の絨毯のように広がっていました
ノイバラ(野茨)
ハナイバナ(葉内花)
淡い青紫色の小さな花、直径2~3ミリの極小…
止せばいいのに見るとつい撮ってしまうほど可愛い花です
ヘビイチゴ(蛇苺)
フジ(藤)
山の斜面には今を盛りとたくさんのフジが咲いていました
実は山に咲いているからヤマフジ(山藤)と思っていましたが、
見分けは結構難しく(私的に)、
フジは別名ノダフジと言い、蔓が右巻きで花序が長く、
ヤマフジは別名フジと言い、蔓が左巻きだそうです
どちらにしてもフジと言うことで良いのかもしれません(*^^)v
( 撮影日:2021年4月25日 )
ピンク系の花を集めてみました
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
今年も見られるかと期待をしながら昨年咲いていた場所へ…
昨年よりも10日ほど遅かったのですが、ひとつだけ残っていました
細々とでもなんとか残ってくれると嬉しいのですが(^^;
ムラサキケマン(紫華鬘)
咲いているのを見るとついつい撮ってしまう
さすがに花は終盤で何となく花色が濃い目でしたが、
中央の花弁の中にかくれていた雄しべと雌しべをみることができました
私の好きな山と渓谷社の図鑑「美しき小さな雑草の花図鑑」には
『 絶妙なからくり仕掛けの花です
4枚の花びらのうち上下2枚が大きく、上の花びらは後方にでっぱっています
左右2枚は中央で握手するようにして合わさっています
中央で握手している花びらを下にぐっとおすと、雄しべと雌しべが飛び出してきて、
ハチの体を介して花粉の受け渡しをします 』
と書かれています
アメリカフウロ(亜米利加風露)
昔から身近な野の花のゲンノショウコ(現の証拠)に似て全体に一回り小さく、
道ばたや公園などいろいろなところで見かけます
雌しべと雄しべは咲く瞬間から接していて自家受粉を完了させます
それに対してゲンノショウコは、雌しべと雄しべの熟す時期がずれているので、
虫に花粉を運んでもらわないと実ができないのです
キツネアザミ(狐薊)
花が秋の花アザミによく似ていますが、花期は5~6月
道ばたや田畑、空き地などで意外に普通に見られる2年草です
舞岡公園では畑だった空き地で見られ、綿毛が飛ぶ様子は一見の価値有りです
トウバナ(塔花)
花期は5~8月と長く、やや湿り気のある田の畦や道ばたに生える多年草です
瀬上市民の森では探さなくても見つけられる花♪
ナワシロイチゴ(苗代苺)
瀬上市民の森に向かう途中の交差点の植え込みで、
毎年サツキに上で繁茂しています
花弁は開くことなく、花弁の先から雌しべが伸びあがって顔を覗かせ
花弁が脱落後に雄しべが見えるようになります
果実は直径約1.5センチの球形で、6月の苗代の頃に赤く熟し食べられます
一度食べようと思いながら、まだ一度も食べられずにいます
ハコネウツギ(?)の蕾
赤い縁取りがきれいでしたので、おまけでアップ
( 撮影日:2021年4月25日 )
今日はハコベの仲間をご紹介
(トリミングして拡大してみました)
ミミナグサ(耳菜草)
先日、小仏川沿いの遊歩道で出会ったのをご紹介しましたが、
瀬上市民の森でも確か初めて…(今まで見逃していたのかもしれませんが)
花弁がごくわずかにピンク色を帯び、桜の花びらのように割れているのがとても可愛い♪
特に4~6枚目は可愛すぎるサクラ様
ハコベ(繁縷)
春の七草として食用とされ、小鳥の餌としても使われる身近な花です
花弁は5枚ですが、根元から2つに分かれているので、ちょっと見には10枚に見えます
雄しべと雌しべが接近しているので、虫が来なくても自然に受粉して実を結ぶ知恵者です
葉や茎が鮮やかな緑色のを「ミドリハコベ」、
茎が赤みを帯びるのを「コハコベ」という種類もありますが、
一般的には両者を区別せずにハコベと呼んでいるそうです
ノミノフスマ(蚤の衾)
小さな葉をノミの衾(夜具)に例えたもの
花弁は長さ7ミリほどで、ガク片よりも長く、基部近くまで2裂します
畑のふちや荒れ地などに生える1~2年草です
ツメクサ(爪草)
細い三日月形の葉が切った爪を思わせることから付いた名だそうです
花の直径は3~4ミリの極小サイズ、花弁は可愛い卵形です
ウシハコベ(牛繁縷)
花はハコベと同じく5枚の花弁が深く裂けて10枚に見えますが、
雌しべの先が5つに分かれていることで分かりやすいです
( 撮影日:2021年4月25日 )