オカタツナミソウ(丘立浪草) シソ科
丘や雑木林のふちなどに生える多年草です
良く見るコバノタツナミ(小葉の立浪)に比べ少し大きめで
葉の色は薄いように感じます
図鑑によると
『茎は20~50センチで直立。
葉は茎の上部の方が大きく、長さ2~5センチ、ふちに荒い鈍鋸歯がある
花序は短く、淡紫色で唇形の花を茎の先端につける』
撮ったときの光の具合や角度、露出などで微妙に違って見えて…悩みます
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オカタツナミソウ?タツナミソウ??
葉の様子などがちょっと違うような…
ニョイスミレ(如意菫)
ふだんよく見るのに比べると、
花の上唇がウサギの耳のようにちょっと長め、可愛いです
ノヂシャ(野萵苣) スイカズラ科
荒井沢市民の森へ行く途中の土手にびっくりするほど群生をしていました
ヨーロッパ原産の1~越年草で、道ばたや土手などに群生をするそうですので、
生える場所には生えるのでしょうね
花は直径2ミリほどしかない小ささ。。
オオイヌノフグリとアカバナユウゲショウと一緒に撮ってみました(^^♪
ハンショウヅル(半鐘蔓)
ヘラオオバコ(箆大葉子) オオバコ科
ヨーロッパ原産で、日本には幕末の頃渡来したと言われているそうです
花茎は30~80センチと背高のっぽ♪
その茎の先に長さ2~8センチの円柱形の花穂をつけます
白い花のように見えるのは雄しべで、下から順に上に向かって咲きあがっていきます
ミヤマキケマン(深山黄華鬘) ケシ科
まさか近場の市民の森でこの花を見ることができるとは思っていませんでした
いまにもずり落ちそうな斜面に生えていました
( 撮影日:2020年4月30日、5月5日 )
コナスビ(小茄子) サクラソウ科
久しぶりのコナスビ、近くの公園や鎌倉でも以前はよく見られたのですが、、、
茎は地上を這うように広がり、葉の付け根に小さな黄色の花をつけるので、
うっかり見逃してしまうということも、見つけられない原因かもしれません。
ナルコユリ(鳴子百合) キジカクシ科
山地の林下に生える多年草だそうですが、
生えていた場所は草刈りをした農地の日当たりの良い斜面でした。
まだ蕾の状態で花を見ることができませんでしたが、、、
ホウチャクソウ(宝鐸草) イヌサフラン科
長さ205~3センチほどの花は、白色で先端が緑色を帯びています。
下向きに垂れ下がり、風にゆらゆら…
ホタルカズラ(蛍蔓) ムラサキ科
日当たりの良い乾いた山地に生える多年草です。
前出のナルコユリと同じ場所に数株が生えていました。
上部の葉の付け根に2センチほどの青紫色の花を付けますが、
舞岡公園ではピンクの花もありました。
マムシグサ(蝮草) サトイモ科
( 撮影日:2019年5月5日 )
キンラン(金蘭) ラン科
山地や丘陵の林下に生える高さ30~50センチの多年草です。
開発される前は山地だったからか、近くの公園でも数本ですがキンランを見ることができます。
茎の先に長さ1.5センチほどの黄色の花を付け、林下でもよく目立ち見つけやすいです。
新治市民の森では思った以上、たくさんの花を見ることができましたし、
数本がかたまって咲いている様子は見応え十分(^^♪
最後の画像の個体は、ほかのに比べかなり色が薄めで初めて見ました♪♪
ギンラン(銀蘭) ラン科
キンランに比べると草丈は低めで10~30センチ、
まばらについている白い花は1センチ程度です。
花は平開しませんが、楚々とした立ち姿は雰囲気があります。
コバノタツナミ(小葉の立浪) シソ科
図鑑には“ 海岸や海に近い山の岩上などに生える ”と書いてありますが、
鎌倉の寺社でも、個人宅の庭ででも結構見ることのできる花ですが、花色は淡い紫や白。
↑のようなピンク色のは初めて目にし、
また、市民の森で見られるとは思ってもいなかったので、びっくり&大喜び!
オカタツナミソウ(丘立浪草) シソ科
前出のピンクのコバノタツナミとは全く違う区域、雑木林の縁に生えていました。
草丈は20~50センチでコバノタツナミに比べ大型です。
( 撮影日:2019年5月5日 )
ミツバウツギという木があることは最近知ったのですが、
新治市民の森にあるとは知らず、
たまたま里山交流センターに掲示してあった花の写真の中にミツバウツギを見つけ、
キンランなどを撮りながらも気持ちはミツバウツギへ(^^;
ほぼ諦めかけた時に葉が三つ葉で白い花がたくさんついている木を見つけました♪
ミツバウツギ(三葉空木) ミツバウツギ科
山地に生え、高さ3~5メートルになる落葉低木
白い花がユキノシタ科のウツギに似ていることから、名前に「ウツギ」と付いたようです。
5~6月、枝先に円錐花序をだし、長さ約8ミリの白い花を開きますが、
すべてが開くわけではなく閉鎖花の方が多かったように感じました。
外側の白い花弁に見えるのはガク片で、その内側に先が少し開いたのが花弁です。
雄しべの葯が暗黄色以外は砂糖細工のような白色で、不思議な雰囲気の花だと感じました。
コゴメウツギ(小米空木) バラ科
直径約4ミリの小さな白い花、
ウツギと名についていますがユキノシタ科ではなくバラ科、
へら形をしているのが花弁で5個、卵円形をしているのがガク片。
雄しべは10個、雌しべは1個です。
端正な形をした花ですが小さくて、肉眼では気付きませんでした。
ツリバナ(吊花) ニシキギ科
山地に生える落葉低木
葉腋から長さ6~15センチの柄を出し、淡緑色または淡紫色を帯びた花を開きます。
花径は6~7ミリ、風に揺れて撮るのに四苦八苦。。
( 撮影日:2019年5月5日 )
5/5(日)、以前から行ってみようと思っていた新治(にいはる)市民の森へ行ってきました。
最寄り駅はJR横浜線・十日市場、駅から歩いて15分くらいで“にいはる里山センター”に着きます。
横浜市が作成しているガイドマップによると、
新治(にいはる)市民の森は、横浜市北西部の丘陵地帯に位置する市民の森で、
平成12年3月に開園。面積は約67.2haで、最も大きい市民の森だそうです。
今回歩いたのは、
にいはる里山交流センター→向山→油窪(あぶらくぼ)→剣見坂(けんみざか)
→みはらし広場→谷戸田(やとだ)→にいはる里山交流センター
で、全体の3分の1程度でしょうか。
どのような花に出会えるかわくわくきょろきょろ…
キンラン、ギンラン、ピンクのコバノタツナミソウやミツバウツギ、コゴメウツギなどなど
大満足の一日になりました♪
花のご紹介は明日以降、今日は風景などを先にご紹介します。
数日、新治市民の森にお付き合いください。
右手に広がるのが新治市民の森です
向山付近は竹林が広がり、一部は私有地のようでした
大型のシダが生い茂るエリア
ムラサキハナナとセリバヒエンソウなどの野草がいっぱい
初めて見ることができた「ミツバウツギ」
ナナホシテントウムシ?
ミツバウツギ
谷戸田までは平坦な道でした
谷戸田
里山交流センターの池
花弁がピンク色をしたニョイスミレ(?)
普通のニョイスミレに比べて、花弁が少し長いような…
普通のニョイスミレ
( 撮影日:2019年5月5日 )