昨日に引き続き、29日に撮影をした分をご紹介します
ファイル整理をしていると遅くなってしまうので、
撮った順にアップをしていこうと思います。
ヤマアジサイの季節が終わるまでお付き合いください。
【 瑠璃美姫 (ルリミヒメ) 】
産地など詳細は不明ですがとても美しい品種です
装飾花は蛍光ピンクに淡いブルーの筋が十字に入っています
両性花は淡いブルー一色で、華やかな印象です
「美姫」と名をつけた人の気持ちが伝わってくるように感じました
【 美里紫 (ミサトムラサキ) 】
産地など詳細は不明です
淡い青に覆輪が淡赤紫色の装飾花は「大虹」似でしょうか
葉が黄緑色を帯びているように思います
【 桃仙 (モモセン) 】
詳細不明
桃色の装飾花はガクの先が少し尖っています
両性花の濃い青と装飾花の桃色のコンビネーションがとても愛らしい品種です
【 土佐緑風 (トサリョクフウ) 】
高知産のヤマアジサイ
一見地味な感じですが、装飾花は咲きはじめが緑で、
咲き進むと青に緑の絞りが入り、なかなか優美な変化をします
今年は少しピンクが入ってしまったようですが、、、
【 土佐涼風 (トサスズカゼ) 】
高知産のヤマアジサイ
淡い空色の細い剣弁と白く長い雄しべが「涼風」を感じさせる
ヤマアジサイの中の逸品だと思います。
「涼風」を「リョウフウ」と読む品種もありますが、
この品種には「スズカゼ」がぴったり…♪
【 土佐美鈴 (トサミスズ) 】
高知産のヤマアジサイ
装飾花は爽やかな青に白斑が入り、丸弁の一重ガク咲きです
【 土佐の月 (トサノツキ) 】
高知産でコガクウツギとガクアジサイの交雑種と思われおり、
葉がコガクウツギに似ています
光則寺では装飾花の色が淡い桃色と淡い青の両方を楽しめます
【 土佐の暁 (トサノアカツキ) 】
「土佐」がついていますので、もちろん高知県産です
幅広・剣弁の装飾花が多く、テマリ咲きのように豪華です
【 土佐の楽園 (トサノラクエン) 】
高知県産のヤマアジサイ
装飾花は青ですが、今年は青みがかった淡いピンクです
【 村娘 (ムラッコ) 】
鳥取県大山(ダイセン)産のヤマアジサイ
丸弁一重の大輪ガク咲きで、装飾花は淡青、両性花は青です
【 宵の星 (ヨイノホシ)】
分類はヤマアジサイでは無く、西洋アジサイとヤマアジサイの掛け合わせで、
加茂菖蒲園が作出したのだそうです
濃桃紫に白斑が入った一重の大輪、とても目立つ品種です
【 浜美人 (はまびじん)】
詳細は不明、園芸種ではないかとのことです
比較的大き目のガク咲きで、これから咲き進むと装飾花が紅になります
【 雲居鶴 (クモイヅル) 】 別名:伊豆の紫風(シフウ)
静岡県伊豆半島南部産のガクアジサイです
装飾花、両性花ともに淡い紫ですが、今はまだ装飾花は白に淡い青です
分類がガクアジサイなので、全体に大型です
今年は無いかもしれませんが、淡い桃色のも光則寺では見られました
【 モモイロ 】
静岡県天竜川沿い産のヤマアジサイ
名前の通り装飾花の桃色がとても可憐
両性花は白
枝分かれした先に花がつくので、枝垂れるような様子も毎年の楽しみです
【 アジサイビューティー・ミヤビ 】
詳細は不明です
草丈、花とも大きく、花色もインパクトがあるので、一際目立つ存在です
( 撮影日:2016年5月29日 )
思ったよりもヤマアジサイの咲き進みが早かったので、
22日撮影の残りの分は後日またにし、昨日撮った分を先にご紹介します。
昨日は光則寺に朝7時過ぎに到着、
あまりしゃがまなくて良いように200mmレンズ+中間リングで撮影開始
久しぶりに、朝露に濡れたヤマアジサイたちを楽しむことができました。
【 クレナイ 】
ずいぶん紅くなってきました♪
【 田の字 (タノジ) 】 別名:ヤマアジサイブルー
関西系のヤマアジサイ
本来は、装飾花・両性花ともに濃青、丸弁の一重ガク咲きです
装飾花が整った「 田 」の字型なのが特徴です
今年は装飾花が濃桃色になってしまいましたが、これもまた可愛いですね
【 花吹雪 (ハナフブキ) 】
愛媛産のヤマアジサイ
両性花は装飾花に埋もれて見えていませんが、青色です
装飾花はナデシコ剣弁(先に鋸状の切れ目が入った)の大輪テマリ咲きです
【 小田紅 (オダベニ) 】
咲きはじめですが、装飾花は淡桃に淡青の筋があります
これからの変化は…♪
【 四季咲きヒメアジサイ 】
北鎌倉・明月院に代表されるヒメアジサイ
爽やかなブルーが美しい品種です
【 山水菊 (サンスクク) 】
韓国・済州島産のヤマアジサイ
装飾花は淡青、両性花はまだ開いていませんが青の一重のガク咲きです
【 三瀬の桃姫 】
読み方など詳細は名札に書いてなかったので不明です
装飾花は淡いピンクで清楚、両性花はたぶん青でしょう
【 坂田錦 (サカタニシキ) 】
東京産のヤマアジサイ
葉に黄色のはっきりした筋状の斑の出るのが特徴ですが、
残念ながら今年は僅かな黄色味を帯びただけでした
【 紅テマリ (ベニテマリ) 】 別名:シロテマリ
咲きはじめは純白、咲き進むほどに紅になります
東京産のヤマアジサイです
【 紅冠雪 (コウカンセツ) 】
島根産のヤマアジサイ
装飾花は濃桃、両性花は青の一重ガク咲きです
葉が夏に白、秋には紅葉することから名がついたのだと思います
付けられた名から、産出地や色の変化などを想像するのも、
ヤマジサイの楽しみ方ではないでしょうか
境内にはまだこれから色付く品種もあります。
↑ のは装飾花が5弁の「五ッ星」です
今は白ですが、これから何色に変化をしていくか…お楽しみに♪
( 撮影日:2016年5月29日 )
今日はお昼から予定が入っていたので、早起きをして“ いざ!ちょこっと鎌倉!! ”
かなりの品種が先週から一気に咲き進んでいました。
今日の撮影分から、境内の様子を少しご紹介します。
【 クレナイ 】の装飾花も一気に紅くなってきました
数日で真紅に変化するでしょう♪
ヤマアジサイの産地は、名前の頭に付けられた名称で知ることができる品種が多くあります。
たとえば、“伊予”は愛媛県、“祖谷”“阿波”は徳島県、“土佐”が高知県など、、、わかりやすいですね。
今日から数日に分けて、5/22撮影の中からまだご紹介をしていない品種を、50音順にアップをしていこうと思います。
会津の華 青甘茶 青花コガクウツギ 青葉の笛
( アイヅノハナ ) ( アオアマチャ ) ( アオバナ ) ( アオバノフエ )
赤倉甘茶 秋吉の桃姫 祖谷の風車 伊予絣
( アカクラアマチャ ) ( アキヨシノモモヒメ ) ( イヤノカザグルマ ) ( イヨガスリ )
伊予時雨 伊予絞り 伊予の青絣 伊予の薄墨
( イヨシグレ ) ( イヨシボリ ) ( イヨノアオガスリ ) ( イヨノウスズミ )
【 伊予の薄墨(イヨノウスズミ) 】
愛媛産のヤマアジサイです。
色は淡い青に虹色の覆輪で、咲き進み最後には暗紫色(薄墨色)になることから、名前が付けられ、「クロアジサイ」の別名もあります。
装飾花が終わり裏返るまで楽しませてくれます。
伊予の簪 伊予の盃 伊予の光 伊予の星屑
( イヨノカンザシ ) ( イヨノサカズキ ) ( イヨノヒカリ ) ( イヨノホシクズ )
【 伊予の盃(イヨノサカズキ) 】
伊予ですからもちろん愛媛県産で分類はヤマアジサイです。
色は淡い青、又は淡い桃色の一重のガク咲きで小輪。装飾花の一部が合弁化し盃状になるのが特徴です。
伊予の乱れ髪 伊予の夕立 入野絞り
( イヨノミダレガミ ) ( イヨノユウダチ ) ( イリノシボリ )
( 撮影日:2016年5月22日 )
【 ねじれ葉(ネジレバ) 】
産地は九州ではないかというヤマアジサイです。
付けられた名のように、葉の先が捩れています。
装飾花が今年はピンク色を帯びていますが、以前は確かブルーだったような気がします。
瀬戸の夕紅 津江の絞り 津江の幻
( セトノユウベニ ) ( ツエノシボリ ) ( ツエノマボロシ )
羽衣の舞 剣の舞 筒井童子
( ハゴロモノマイ ) ( ツルギノマイ ) ( ツツイドウジ )
白鳥 月ヶ谷テマリ 白麗
( ハクチョウ ) ( ツキガヤテマリ ) ( ハクレイ )
【 白鳥(ハクチョウ) 】
静岡・富士山麓産のヤマアジサイです。
装飾花、両性花ともに色は白。
星型八重の半テマリ咲きで、両性花も小さな八重咲きで特徴があります。
大山丸 大山ピンク 大山
( ダイセンピンク ) ( ダイセン )
大山青
( ダイセンアオ )
品種名、ふりがな共に、鉢に差してある名札の通りに記載をしています。
ふりがなが名札に書かれていない品種は、記載をしていません。
( 撮影日:2016年5月22日 )
5/22撮影分を品種ごとのフォルダに整理をしたところ、188品種になりました。
ガクアジサイ系は開花がヤマアジサイに比べ遅いので、これからになります。
最終的には今年は200品種を越えるのではないでしょうか。
今日ご紹介をするのは、昨年咲かなかったのや今年初めて仲間入りをした中から選んだ15品種です。
三瀬の桃姫 エゾ清流 日向紺青 篤姫
( エゾセイリュウ ) ( ヒュウガコンジョウ ) ( アツヒメ )
土佐碧12 防長の青雲 酔湖の月 仁淀八重
( トサミドリ12 ) ( スイコノツキ ) ( ニヨドヤエ )
山口の風 久住の桃姫 美里白鳳 津江渦巻
( ヤマグチノカゼ ) ( クジュウノモモヒメ ) (ミサトハクホウ) ( ツエウズマキ )
木沢自生種 青 大甘茶 爽風
( オオアマチャ ) ( サワカゼ )
( 撮影日:2016年5月22日 )
ヤマアジサイは土によって花の色が変わります。
年によっては、本来ブルー系の品種がピンク色になったり、、、思わぬ姿を見ることができます。
また、同じ品種でピンク、紫、ブルーと違った色も楽しめます♪
【 藍姫(アイイメ) / 七変化(シチヘンゲ) 】
徳島と高知の県境が産地のヤマアジサイです。
本来の色は濃い紫となっていますが、目が覚めるような濃いピンクやブルーも綺麗で見ごたえがあります。
【 紫姫(ムラサキヒメ) 】
詳細は不明ですが、藍姫にとても良く似ているので、鉢に差してある名札が無ければ見分けがつきません。
【 阿波紫紅(アワシコウ) 】
徳島産のヤマアジサイです。
一重のガク咲きで、これから咲き進むと装飾花は濃赤紫色になっていきます。
(5/15) (5/22) (5/22) (5/22)
【 クレナイ 】
長野県飯田市産のヤマアジサイです。
装飾花は純白から真紅へと変化をする光則寺のヤマアジサイの代表格のひとつです。
装飾花が真紅になるには、十分に陽が当たることだそうですが、今年は思いのほか開花が早かったので、まだほんのり紅をさした程度の変化です。
( 撮影日:2016年5月22日 )
5/22には新たな品種や先週まだ蕾状態だったものが色付き、境内はたくさんの鉢が並べられていました。
“ 光則寺クレナイ ”と言われるほど装飾花が純白から真紅に変化するクレナイが、今回まだほとんど色付いていませんでした。
でもこの数日の好天で、今度の週末あたりには♪
モモイロ 瑠璃美姫 想夫恋 京テマリ
( ルリミヒメ ) ( ソウフレン )
土佐20 土佐童 土佐の暁
( トサワラベ ) ( トサノアカツキ )
【 横浪の月(ヨコナミノツキ) / 土佐織姫(トサオリヒメ) 】
高知県産のヤマアジサイです。
丸弁の一重ガク咲きで、両性花に小さな緑のガクが付くのが特徴です。
色は淡い青となっていますが、今年は淡いピンクと少し淡紫色を帯びたものなど、、、
鉢によって色の出方が違い、見ごたえがあります。
また、これから咲き進み装飾花や両性花の蘂が落ちたあと、両性花のガク片が赤くなり、最後の最後まで楽しませてくれます。
( 撮影日:2016年5月22日 )
5/15に撮影をした分のご紹介はとりあえず今日で最後にさせていただきます。
明日は、装飾花や両性花がさらに色付いたヤマアジサイたちや、新たに開花をしたヤマアジサイ、ガクアジサイなどに会えるはず♪♪
撮影をしてきたものを、またご紹介をしたいと思っています。
祖谷の風車 入野絞り 雨あがり
( イヤノカザグルマ ) ( イリノシボリ ) ( アメアガリ )
品種名に“ 伊予 ”が付くのは、ほとんどが愛媛県が産地です。
光則寺には“伊予”と付く品種が18ほどありますが、それぞれどのような所で自生をしているのでしょう。また、伊予とつかない愛媛県産の品種もたくさんあります。
伊予の光 伊予の青絣 伊予の盃
( イヨノヒカリ ) ( イヨノアオガスリ ) (イヨノサカズキ )
伊予の夕立 伊予絞り
( イヨノユウダチ ) ( イヨシボリ )
( 撮影日:2016年5月15日 )