レンゲショウマ(蓮華升麻)
夏の御岳山の花の代表格はこの花。
特にケーブル・御岳山駅から徒歩5分の富士峰園地では8/23現在2278輪が開花し、
これからが見頃の時期だそうです。
画像のは武蔵御嶽神社・石段脇に咲き始めていたレンゲショウマです。
ボタンヅル(牡丹蔓) キンポウゲ科
山の斜面や石垣、垣根などに白い花の塊が見えたらセンニンソウかボタンヅル。
花の時期はほぼ同じですが、3出複葉で対生し、ふちに不揃いの鋸歯があることでボタンヅルとわかります。
出たばかりの葉が画像では茶色に見えますが、肉眼では紫色…とても綺麗でした。
ジャノヒゲ(蛇の髭) キジカクシ科
ヒメキンミズヒキ(姫金水引) バラ科
キンミズヒキに比べ、草丈も花も小ぶりです。
咲きはじめだったようで、まだたくさんは見られませんでした。
七代の滝の岸壁に…他のグループを引率していた方が「ウメウツギかも…」と言っていましたが、
ノリウツギの間違いでしょう~
綾広の滝先の御岳山への分岐に生えていたノリウツギ
この花の撮影に夢中になってしまい、その分岐を見逃し、
その後道なりにどんどん上を目指し、道迷いになってしまいました(^^;
ノリウツギ(糊空木) ユキノシタ科
鎌倉の寺社では6月に花を見ることができますが、
御岳山で自生をしているのはちょうど咲きはじめでした。
クサギ(臭木) シソ科
帰り道、参道から撮ったときはノリウツギだと思っていましたが、
画像を拡大してみたらクサギでした
タマアジサイ(玉紫陽花) ユキノシタ科
参道やロックガーデン、あちらこちらで見ることができました。
自宅近くの市民の森の散策路にもたくさん生えていますが、
それに比べ、御岳山のは葉も花も小ぶりでした。
ケーブル・滝本駅付近では開花しているのが見られましたが、
ロックガーデンではほとんどがまだ蕾…
きっと今頃、薄紫色の両性花と装飾花が渓流沿いの道を彩っているのではないでしょうか♪
( 撮影日:2019年8月4日 )
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科
参道脇に1輪だけ咲いているのを見つけました。
上の方に咲いていたので、100ミリレンズでやっとこの大きさ。。
花被片(花弁に見える部分)が平開していることから、ヤマジノホトトギスとしました。
ロックガーデンの後、
時間があれば園地に行き、ヤマジノホトトギスを撮りたいと思っていたのですが、
一時迷子になってしまったことで、全く寄ることができず残念無念(^^;
ヤマキツネノボタン(山狐の牡丹) キンポウゲ科
ロックガーデンの渓流沿いに黄色の小さな花♪
花径は1センチほどの小さなものですが、遠目からでもしっかり見つけることができます。
ヤマタツナミソウ(山立浪草) シソ科
2か月前、コアジサイを撮りに訪れた際、参道脇の崖に群生をしているのを見つけたものの、
雨脚が強く、レンズはワイドを付けていたのでちゃんと撮れなかった心残りの花。
もしかしたら…と、探したところ、
残り花が数本だけあり撮ることができました。
茎の先端に、一方向に片寄って咲く姿は見られませんでしたが…
ヤマトウバナ(?)イヌトウバナ(?) シソ科
トウバナの仲間は私にとって同定に苦労をする悩ましい花です。
近くの市民の森などで良く見られるのがイヌトウバナやトウバナ。。
虫食いになってしまっている葉が細いかなぁ~と思い、ヤマトウバナかとしたのですが、、、
イヌトウバナの方が正解かもしれません。
ヤマトリカブト(山鳥兜) キンポウゲ科
ヤマホタルブクロ(山蛍袋) キキョウ科
御岳山では6月下旬~8月上旬が花の時期で、
ビジターセンターの石垣に数株が咲いていました。
ホタルブクロとよく似ていますが、
4枚目の拡大画像で分かるように、萼に反り返った部分が無く、膨らみがあるだけです。
鎌倉あたりで見るホタルブクロに比べ、花が小さめの印象です。
ヤマユリ(山百合) ユリ科
ケーブル・御岳山駅前や御嶽神社への参道脇、ロックガーデンなどで、今を盛りと咲いていました。
さすがに姿も香りも存在感は大です。
( 撮影日:2019年8月4日 )
ミズタマソウ(水玉草)
アカバナ科
自宅近くの市民の森でも見ることができますが、
御岳山のは葉がすこし柔らかそうな印象…
生えている場所で違うのかもしれませんね。
↓
「タニタデ」の間違いでした
何となくミズタマソウとは違うような気がしつつも、間違った記述をしてしまいました
2012年に高尾・日影沢で見ていたにもかかわらず、、、(^^;
反省です
(2020年8月1日訂正)
ミヤマタニソバ(深山谷蕎麦) タデ科
2~3ミリほどの小さな白い花、タデ科かな?というのは推測できたものの、
三角形の葉は初めて…ママコノシリヌグイとも違うし…??
立ち寄った御岳山ビジターセンターで画像を見てもらい「ミヤマタニソバ」と教えていただきました。
山地の道端ややや湿り気のあるところに生える一年草だそうで、
花はまばらにしかつかないとのこと。
花色は白だそうですが、透明感のある緑白色に見える繊細な花です。
ミヤマタニワタシ マメ科
この花を参道で見た時は当然「ナンテンハギ」と思って、1枚しか撮りませんでした。
その後何か所かで見られたのですが、やはり「ナンテンハギ」ね…
ところが、ビジターセンターで購入した『みたけ彩』の夏の花に
「ミヤマタニワタシ」と掲載されていてびっくり(^^;
『細い茎が節ごとにジグザグに曲がり、花の房がその節ごとについている。
図鑑にはあまり載っていないけれど、御岳山ではメジャー』とのことです。
ヤブハギ(藪萩) マメ科
これもまた「フジカンゾウ?」「ヌスビトハギ?」と悩んだ花。
フジカンゾウにしては花が小さすぎるし、ヌスビトハギにしては花穂が少ない…
ネットで調べやっと「ヤブハギ」ということがわかりました。
ミヤマタニワタシと同じく、似ていて異なるものがあることを実感した花です。
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科
ビジターセンターの方に教えていただき撮ることができました。
夏の終わりを告げる花で、御岳山での花期は8月中旬~9月上旬だそうですので、
8/4に見られたのはラッキーだったのかもしれません。
( 撮影日:2019年8月4日 )
クワガタソウ(鍬形草) オオバコ科
高尾などで見てきたクワガタソウに比べいくらか花色が濃いことと、葉の様子が違うような気がしましたが、
偶然撮影ができた蒴果が、和名の由来である「扇形の蒴果につく萼の形」でしたので、同定をしました。
クルマバナ(?) シソ科
御岳山の参道脇に数株生えていました。
シソ科だろうということはわかりましたが、トウバナやイヌトウバナとも違うし、、、
枝先の花穂に紅紫色の花を数段に輪生していることから、
たぶんクルマバナ(車花)ではないかと…(^^;
クサアジサイ(草紫陽花) ユキノシタ科
御岳山で見ることができるとは全く予想をしていなかった花。。
でも、鎌倉・光則寺で「アマミノクサアジサイ」を見ていたからこそ
「あ!クサアジサイだ♪」と気付くことができました。
少し見ごろを過ぎていたので、両性花のガク片が反り返ってしまっていましたが、
自生をしているクサアジサイを見ることができ大満足でした。
花の見ごろというのはその年の気候などで変化し予測は難しいのですが、
来年は少し早めの時期に再訪したいと思っています。
モミジガサ(?)
最初は御岳山・富士園地で見られるオクモミジハグマだと思っていましたが、
葉が画像のように深く切れ込んでいないことなどから、たぶんモミジガサではないかと…
花がまだ開いていないので同定はできませんが(^^;
ロックガーデンのあちらこちらに生えていました。
( 撮影日:2019年8月4日 )
撮影してから半月ほど経ってしまいましたが、
御岳山で撮った花たちを今日からご紹介をしていきたいと思います。
お付き合いいただければうれしいです。
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草) ユリ科
自生をしている花をみたのは初めて♪
岩から垂れるように生え、黄色の花を咲かせている様子は何とも言えず清楚でした。
ギンバイソウ(銀梅草) ユキノシタ科
和名は、花の色と形が白梅を思わせるところからつけられたそうです。
昨年、鎌倉・光則寺で名前と鉢植えの花を初めてみたのですが、
御岳山のロックガーデンにあると知り、今回の目的の花のひとつでした。
残念ながら、御岳山では花の時期は7月中旬~下旬ということで、一週間ほど遅かったのですが、
渓流沿いに自生をしている様子と残り花を見ることができ大満足でした
キヌタソウ(砧草) アカネ科
図鑑によると、
和名は、柄のついた果実を砧(衣類を柔らかくするために使う槌)に見立てたものだそうです。
御岳山の参道脇の斜面などでも見ることができましたが、
2~3ミリの小さな花ですので、うっかり見過ごしてしまいそうでした。
先のとがった葉は長さ3~6ミリで4枚が輪生し、茎の上部に枝を分けてその先に白い花を咲かせています。
ちょうど花の時期だったようで、群生しているのを見ることができラッキーでした(^^♪
イワタバコ(岩煙草)
北鎌倉・東慶寺では6月の初めに咲いている花ですが、
ここ御岳山では7月下旬~8月上旬が花の時期。
渓流沿いの岩肌に垂れる大きな葉と、背筋を伸ばしているように咲く紫の花は
逞しくもあり可憐でもあります
( 撮影日:2019年8月4日 )
毎日暑い日が続いていますが、そろそろ秋…の兆しが見えても良いような、待ち遠しいですね。
ずっとお休みをしていましたが、久しぶりの更新です(^^;
8/4、日帰りで奥多摩の御岳山に行ってきました。
レンゲショウマにはまだ少し早い時期でしたが、
ロックガーデンに咲いているというタマガワホトトギスとギンバイソウなどを楽しむことができました。
今日はロックガーデンの風景をご紹介したいと思います。
七代の滝
大きな滝ではありませんが、
夏の日差しの中、長い急坂を下って着いた時の清涼感は格別でした。
七代の滝から天狗岩を経由してロックガーデンの散策路へ
渓流沿いにはタマアジサイがたくさん生えていましたが、
ほとんどはまだ蕾でした
渓流沿いの岩にもタマガワホトトギス
深緑越しの木漏れ日
綾広の滝
この綾広の滝の先から御岳山に戻るはずでしたが、
花に夢中になり分岐の立て札を見逃し、急坂をどんどん上り、、、
大岳山・鍋割山・芥場峠の分岐の尾根に出てしまい、どちらに行ったらよいか迷子状態に(^^;
幸い携帯の電波が届き、ビジターセンターに連絡、
道を教えてもらい事なきを得ました。
1000メートルに満たない山ですが、油断をすると事故になってしまうと大反省でした。
( 撮影日:2019年8月4日 )