Sometime Somewhere

気ままに撮った花々を、気ままにアップしています。
お越しくださった際、足跡を残してくださるとうれしいです。

タケトアゼナ

2024-08-12 17:32:17 | 舞岡公園

先日「舞岡公園・夏の花(2)」でご紹介したアゼナですが、
林の子さんから「タケトアゼナかもしれませんね」と言うコメントをいただきました。
舞岡公園で出していた冊子に「アゼナ」と紹介されていたため、
何の疑いも持たずアゼナとしたのですが、
やはりきちんと確認をしなければと反省でした。
私にはアゼナとタケトアゼナの区別がなかなか難しくて、
来年の宿題にしていたのですが・・・
昨日ちょうど時間が取れたので、もう一度舞岡公園に行ってきました。
ただ、知識の事前準備も漠然としたまま、
取り敢えず同じ場所に生えていたのを撮影してきてしまい、
またまた反省・・・なのですが、私なりに区別をしたところ、
前回、今回撮影したのは「タケトアゼナ」だという結果になりました。
************
まず区別の根拠は2点
①葉
アゼナ→卵形だが、基部はくさび型、鋸歯はなく全縁
タケトアゼナ→卵形で基部は丸い、鋸歯は浅いが確認できる
②雄しべ
アゼナ→先端は淡い黄色
タケトアゼナ→先端は白い
花の形状や色については個体差があると考え、区別の項目に入れませんでした
************
結果的に私が撮ったものは全てタケトアゼナ(北アメリカ原産の帰化植物)となりましたが、
もしかすると撮影をしなかったものの中にアゼナがあったかもしれません。
(100ミリマクロレンズでの撮影のため、葉の鋸歯が判別しにくかったのですが、
画像を拡大して私なりに鋸歯を確認しました)

鋸歯が確認しやすかったです



















もっともタケトアゼナらしい形と紫の斑紋

↑の画像の花の部分を拡大しました
雄しべの先端が白いのが分かると思います





何となく鋸歯が見えると思います

前回に比べ、まわりの雑草が茂っていて株毎に確認ができなかったこと、
暑すぎて葉などの観察ができなかったのが残念でした
やはり来年の宿題に・・・

コメント (4)
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御岳山 2024年7月28日(3)

2024-08-05 19:23:48 | 御岳山

ロックガーデン散策後、富士峰園地へ寄ってみました。
8月になるとレンゲショウマが咲きたくさんの人が訪れるのですが、
暑さのせいもあってか、ほとんど人はいなくて貸し切り状態♪
数輪ですが咲き始めたレンゲショウマを撮ることができました。


ヤマユリにモンキアゲハが来ていました


タマアジサイ(玉紫陽花)


バイカツツジ(梅花躑躅)
ツツジ科の落葉低木です
葉が開いた後に、枝先の葉芽の下につく数個の花芽に1個ずつ花を付けるそうです


ハナイカダ(花筏)の実


モミジガサ(紅葉傘)
まだ蕾でした


ヒヨドリバナ(鵯花)






















レンゲショウマ(蓮華升麻)
キンポウゲ科の多年草
細長い茎を伸ばし、茎の上部に淡い紫色の可憐な花を下向きに付けます
つぼみがまん丸なのも可愛いです
名前の由来は、花を下から見上げると蓮の花に、
葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていることからつけられたそうです
この富士峰園地では約5万株が咲き誇るレンゲショウマの群生地、
一時シカの食害で数が激減したのですが、
まわりにネットを張り保護をしたおかげで、
また、たくさんの花を楽しむことができるようになったそうです


トチバニンジン(栃葉人参)の果実
葉がトチの葉に似ているからトチバ(栃葉)だそうです
はて、「ニンジン」はどこから付いたんでしょうね


帰りの御嶽駅のホームから1枚、見事なクサギ(臭木)です

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御岳山 2024年7月29日(2)

2024-08-03 23:37:57 | 御岳山

日中は日差しも強く暑かったのですが、
陽が落ちてから風があり、わずかに涼しさを感じられました。
夜だけでもエアコン無しで過ごせるようになると良いですね。
************

滝修行が行われる綾広の滝
ここからロックガーデンに入ります


木々の緑、苔、清々しい風景ですが、
実は湿度が高くて暑かったです(^^;





渓流沿いの遊歩道脇の岩に、見られるかと期待をしていた
タマガワホトトギス(玉川杜鵑)が咲いていました
花被片の色は淡い黄色で内側に紫褐色の斑点が入っています




楓の木が多く、秋の紅葉も美しいはず


ノリウツギ(糊空木)が斜面に白い花を咲かせていました


木の根にも足元の岩にも苔


ふと上を見上げたら、タマガワホトトギスが♪





イヌトウバナ(犬塔花)










見頃は過ぎていましたが、イワタバコ(岩煙草)が見られて良かったです
鎌倉の寺社で見るのに比べ、花も葉も繊細



ギンバイソウ(銀梅草)
花はもう終わってしまっていましたが、2020年に撮って以来
見ることができない花でしたのでアップしました
今回もこの一株しかロックガーデンでは見ることができませんでした
以下は2020年7月26日に撮影をした画像です
   

この翌年(たしか)大雨でかなり被害が出て通行止めの箇所もあったようです
その際に株自体が流されてしまったのかもしれません
アジサイ科ですので、葉も花も大きめですので、
見過ごしてしまうということはたぶん無いと思っています
あれだけたくさんあった株が無くなってしまったことは
残念で仕方がありません




モミジガサ(紅葉傘)
まだ蕾でしたが・・・






タニタデ(谷蓼)
アカバナ科ミズタマソウ属の多年草です
ミズタマソウによく似ているので、初めて見たときはミズタマソウだと思っていました
花弁は先の切れ込みが浅く、2個です




チドメグサ(?)


クサギ(臭木)



ヒオウギズイセン(緋扇水仙)
御師集落で咲いていました

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御岳山 2024年7月29日(1)

2024-08-02 21:56:28 | 御岳山

7/28(日)、御岳山にまた行ってきました。
目的は、猛暑を逃れロックガーデンで避暑…と思ったのですが、
目論見は見事に外れ、湿度も気温も高くて・・・
それでも木々の緑と苔の緑、そして小さな花などを楽しんできました。
3回に分けてご紹介したいと思いますので、お付き合いください。

ケーブルカーを降りて、武蔵御嶽神社の参道を行きます


ゲンノショウコ(現の証拠)


御師集落ではヤマユリが所々で咲いていました




宿坊の入り口で咲いていたソバナ
花冠は2~3cmで5裂、反り返った様子が可愛いです
花柱は花冠から突き出ず、柱頭は3浅裂とのことですが、
画像では3浅裂していませんね


神代ケヤキ
国指定天然記念物です
青梅市郷土博物館のサイトには下記の記述がありました
~~~~~~~
「御岳の神代ケヤキ」は御岳山上、武蔵御嶽神社へ向かう参道の途中に鎮座しています。
幹囲8.2m、樹高約30mの巨木で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が
東征の際に植えたという伝説が伝えられています。
~~~~~~
武蔵御嶽神社への参道、商店街に入る手前の崖上に鎮座しています


キツリフネ(黄釣舟)


長尾平分岐
ここの茶店でコーヒータイム


オトギリソウ(弟切草)
撮影したのは11時頃、帰り道に通った時(3時前)には
花は閉じていました
「えー、閉じるんだ!」とちょっとびっくりしました






キヌタソウ(砧草)
アカネ科ヤエムグラ属
なるほど、葉の形状はヤエムグラ・・
白色の4弁花、直径は3ミリくらいしかない小さな花です


苔の緑が美しいです



ミヤマタニソバ(深山谷蕎麦)
タデ科で山地の暗い湿地に生える1年草です
三角形の葉が特徴的なので見つけるのは容易いのですが、
細い茎の先に花が付いているのは気付かない人が多いと思います
開いている花を見つけても、3ミリほどしかなく息を止めて撮ってもブレてしまう
悩ましい花のひとつです
でも、緑を帯びた白色で、ガラス細工のようで美しい花です


コアジサイ(果実)
見るとつい撮りたくなります


トレイルをしているグループに追い抜かれて・・・




花はヤブニンジンに似ているのですが、
調べても花の名前がわかりませんでした
ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけるとうれしいです
よろしくお願いします

なつみかんさんが「カノツメソウ」と教えてくださいました
いつも参考にしている1500種掲載の日本の野草という図鑑にも載っておらず、
ネット検索にもヒットしなかったので、不明のままアップしていました

カノツメソウ(鹿の爪草) せり科カノツメソウ属の多年草
なつみかんさん、ありがとうございました


足元が滑るので慎重に

コメント (2)
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