花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

マヤラン

2012-07-31 09:15:35 | 日記

マヤラン【ラン科】 和名、麻耶蘭
徳島県絶滅危惧 1類
環境庁絶滅危惧 1B類

房総半島から西方へ九州までの間の、常緑林や古い2次林の腐植土の多い林床にはえる無葉多年性の腐生のラン。
花期に地上に花茎を抽出する以外には、地上茎を生じない。
花期は6月下旬から8月中旬。
和名の麻耶蘭は、神戸市の背山である麻耶山で日本人によって最初に発見されたことによる。


写真の上3枚。最初に見つけたのが3年前、このときは僅か1株だったが、昨年は10株、今年は15株になっていた。
淡いピンク色をして、これまで見たマヤランとは少し色が違うきれいな色をしている。
私の地元、美波町で撮影。盗掘されないことを祈るばかりです。












下段2枚。ふつう見かけるマヤラン。 海陽町で撮影。


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ヒオオギ&カノコユリ

2012-07-26 21:47:55 | 日記

ヒオオギ【アヤメ科】別名 カラスオオギ

山地の原野に生える多年性。観賞用として栽培され高さ50~100cm位。
和名、檜扇 はその葉が檜扇形であるため、カラスオオギ、烏扇はその葉が檜扇のごとく、その種子黒色のゆえにいう。
撮影、海陽町。







カノコユリ【ユリ科】 別名「タキユリ」
徳島県絶滅危惧 1類
環境庁絶滅危惧 1B類

四国及び九州のがけにはえる多年性。
別名をタキユリと云うが 土佐の方言でがけをタキというからである。
[和名] 鹿之子百合、花被内面の斑点を鹿之子絞りにたとえていう。



















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夏の花 二花

2012-07-25 07:38:04 | 日記

ヤマジオウ【シソ科】別名、ミヤマキランソウ。

神奈川県以西、四国、九州の山地の木陰に生える多年草。
「和名」山地黄、葉がゴマノハグサ科のジオウに似ているのでいう。
正面から見ると目玉がついているようで とてもかわいい。











オオバノトンボソウ【ラン科】別名、ノヤマトンボソウ。


日当たりのよい低山や広陸に生える多年生。
数年前まで、地元では、いたるところで見ることができた花ですが、最近、低地ではめっきり少なくなり、山でしか見ることが出来なくなった。和名、大葉蜻蛉草。











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ギボウシラン

2012-07-23 08:44:53 | 日記
ギボウシラン【ラン科】 和名、擬宝珠蘭
徳島県絶滅危惧 1類
北海道西南部から日本列島を南下して、屋久島の亜高山帯までの間の湿った林下に、ややまれな地生ラン。
花期は7月上旬から8月中旬に至る。果実は9月~10月。











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イワギリソウ&ウメガサソウ

2012-07-20 21:18:49 | 日記

イワギリソウ 【イワタバコ科】
徳島県絶滅危惧 1類
環境庁絶滅危惧 1B類

和名、岩桐草で白い軟毛を密生する葉の形がキリの葉をおもわせて生えるのでいう。
近畿以西、四国九州に分布。
現場に着いたとき、ドシャ降りの雨、最悪の撮影日。
古木の枝先に咲いている花を車の中から300mmズ-ムレンズで撮影。





ウメガサソウ【イチヤクソウ科】
和名、梅笠草はその花の形に基ずくものである。
花はすでに終わっていて、種子になりかけていた。










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