花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

シオギク&アゼトウナ

2013-11-27 08:36:17 | 日記



今年最後の花になりました。訪問頂いた皆さん有難うございました。来春まで休みます。


          シオギク (別名シオカゼギク) 「キク科」
四国南部の海岸の崖にはえる多年草で高さ20~40cm、横にはう根茎で繁殖する。茎は直立し、花期には下部が曲がっており質は硬い。11月~12月、多数の頭花を散房花序状に着ける。総包は径約1cm。和名、「潮菊」、または「潮風菊」のことで海辺にはえるからである。











           アゼトウナ 「キク科」
伊豆より西の本州、四国、九州の岩場にはえる多年生。根は太く真直に下がり、その先端に茎が群生している。茎は下から分かれて長さ、15~20cm位、葉は厚質でへりにきょ歯がある。葉の長さは3~10cm、幅1~2cm。晩秋に茎の先に1.5cm位の黄色の頭状花をぎっしりとつける。和名、「畝唐菜」







                シオギクとアゼトウナ















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センブリ

2013-11-25 09:13:48 | 日記


        センブリ 「リンドウ科」(別名、トウヤク)
陽当たりのよい草地に多い2年草。根は分岐し黄色。茎は直立して分岐し高さ20~25cmほどになる。花は白色で紫色の条線がある。全体に苦味が多く古くから胃腸薬として有名である。和名は「千振」で煎じて千回振り出してもまだ苦味が残るというのでこの名がある。撮影場所には、数百株以上の花株があるが一日中ほとんど陽が当たらないためか、蕾ばかりが目立った。























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アサマリンドウ

2013-11-23 08:04:41 | 日記



         アサマリンドウ「リンドウ科」
近畿以南、四国の山林の中にはえる多年草。根はあらいひげ根で淡黄色、茎は直立し、高さ10~25cm。秋、茎頂および上部の葉腋に、濃青紫色、時に淡青紫色の花を数個上に向かって開く。花柱は短く柱頭は2裂する。[和名]朝熊竜胆の意味で、伊勢の朝熊山(アサマヤマ)に多いので名付けられた。















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晩秋の花、2花。

2013-11-21 08:44:25 | 日記



      クサヤツデ(ヨシノソウ、カンボクソウ)「キク科」 草八手。
本州(神奈川県から近畿地方にかけての表日本)、四国および九州の川岸や山中の林内にはえる多年草。秋に葉の間から高さ40cm内外の花軸をまっすぐ出す。円すい花序に頭花が下向きに着く。総包は細長で長さ11mm、幅2mm、花冠は暗紫色。








           
            キチジョウソウ(ユリ科)吉祥草
本州(関東以西)四国、九州の樹林内の陰地るにはえる多年草。茎は地表をはい、所々にひげ根を出す。葉は長さ30cm、幅12mm、先端は尖っている。晩秋葉束の間に葉よりずっと短い花茎を出す。この草は常には花がなく、若しその裁植している家に吉事があると花が開くという伝説から、吉祥とはめでたいことをいうので、吉祥草とつけたという。














    

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ヤッコソウ

2013-11-19 09:23:14 | 日記
              ヤッコソウ「奴草」
徳島県絶滅危惧Ⅱ類
県内の生育は極めて少ない。ヤッコソウ科の無葉緑寄生植物。シイノキの根に群れをなして多数寄生し、高さ5~7cmで直立する。11月茎の先に両性花を1個つける。四国、九州に稀に産し、宮崎市内海のヤッコソウは特別天然記念物に指定されている。和名の奴草はこの草の外観がやっこの練り歩く姿に似ているから。

























 

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