花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

チャボホトトギス&ミヤマウズラ

2012-08-31 19:44:19 | 日記

チャボホトトギス【ユリ科】 和名【矮鶏杜鵑】

本州南部、四国、九州の山地の木の下にはえる多年生。
全体に小さくて高さ10~15cmをこえない。
名前の矮鶏杜鵑はニワトリの小型のチャボにたとえたもの。









ミヤマウズラ 【ラン科】 和名 【深山鶉】
北は北海道の中部から南九州(屋久島)にまで分布している。
花期は8月上旬~9月上旬。和名の深山鶉は深山はえるウズラの意。
ウズラは鳥の鶉の転用で、斑入りの葉を鶉の羽のまだら模様になぞらえたか、毛の多い蕾の概形を鶉のうずくまった姿にみたてたのか、
いずれかと思われる。


















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初秋の花 二花

2012-08-28 21:38:02 | 日記

カリガネソウ 【クマツヅラ科】 【和名、雁草】
徳島県絶滅危惧 2類

県内ではまれに生育する。
山地に生え、全草に悪臭がある。茎は高さ100cm前後。日本、朝鮮、中国に分布する。
和名は花の形をガン(雁)の飛ぶ姿にたとえてつけられた。











ナンバンギセル 【ハマウツボ科】 【和名 南蛮煙管】

ふつうはススキ、まれにミョウガやサトウキビの根に寄生する、寄生植物。
高さ15~20cmの花柄が数本立ち、その先に1個の花がつく。
花が横向きに出る形が西洋のタバコのパイプに似ているので南蛮煙管の名がつけられた。











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アオフタバラン

2012-08-25 20:04:27 | 日記

アオフタバラン 【ラン科】(和名、青双葉蘭)
徳島県絶滅危惧 1類。

日本の特産で、おもにクリ帯の杉林の林床を好み、小群落を作る。
表日本を青森から九州中部の山地に分布。
花は紫色系の色素をもつことなく、唇弁を上向きに咲く。
花期は7月中旬から8月下旬。九州では9月に入ることもある。










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ナツエビネ

2012-08-22 20:50:29 | 日記

ナツエビネ 【ラン科】 【和名、夏海老根】
徳島県絶滅危惧 1類、
環境庁絶滅危惧 2類、

表日本では千葉県清澄山から以西のやや湿った暖帯林の落葉樹林に、裏日本では青森県以南の温帯林の湿った斜面にはえる地生ラン。
夏の開花と特殊な花形で著しい。花色はほとんど白から深い桃紫色まで変異がある。
開花は7月中旬から8月下旬にわたる。
















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ウエマツソウ&ホンゴウソウ

2012-08-20 07:06:01 | 日記

ウエマツソウ 【ホンゴウソウ科】【和名、植松草。 別名、トキヒサソウ】
徳島県絶滅危惧 1類。
環境庁絶滅危惧 2類。

「日本名」この植物を最初に土佐で発見した 時久、植松両氏を記念したもの。
県内では極めてまれに生育する植物。
本州の中部地方以西および新潟、四国、九州の林下の腐った葉などの間にはえる多年生植物。
雌花は径4~5mm、球状になり暗紫色である。










ホンゴウソウ 【ホンゴウソウ科】【和名、本郷草】
徳島県絶滅危惧 1類。
環境庁絶滅危惧 1B類。

日本名の本郷草は初めての産地、三重県楠村本郷で見出されたところからいう。
本州中部の樹蔭の枯葉の間に生える紫色で、葉のない多年生植物。
花は夏から秋にかけ開花し、小型で紫色の総状花序をなして茎に頂生する。高さは約5cm。








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