花ごよみ

小さな田舎町ですがいろんな野生植物が春~秋にかけて咲きます。順次紹介したいと思います。   

東赤石山

2013-07-23 08:51:20 | 日記
 

               東赤石山の花々。

冬眠ならず夏眠、これを最後にしばらく休みます。


         
ミヤマフタバラン【ラン科】 深山双葉蘭。
葉は濃緑色で脈が軽く浮かんで光沢がある。花には緑花のものと紅紫色を帯びるものとあるが、いずれも茎は薄く紫色を帯びる。花は縦系1cmほど。
花期は6月下旬~8月上旬。九州では8月下旬に開く。









          

コイチヨウラン【ラン科】 小一葉蘭。
亜寒帯の針葉樹林下のかわきぎみの林床にはえる小形の地生ラン。
花期は7月上旬から8月中旬、ときに遅れる個体もある。






           


ヤマトキソウ【ラン科】 山朱鷺草。
北海道から屋久島までの間に分布するが、トキソウと似ている。
花期は6月上旬から7月上旬。高山では7月下旬に咲くこともある。





            


イワキンバイ 【バラ科】 岩金梅。
山地の岩の間にはえる多年生。全株に伏毛をかむる。根は太く肥大、茎は高さ10~20cmぐらいになる。茎の頂端に集散花序を作って、黄色の花が開く。
岩金梅、岩間に生えるキンバイソウ(キンポウゲ科)の意味である。






            


オトメシャジン【キキョウ科】 乙女沙参。
オトメシャジンは東赤石山の蛇紋岩地帯の特産である。




  

            



ナヨナヨコゴメグサ【ゴマノハグサ科】
コゴメグサの名は、白い小さな花が「米粒」を思わせるところから付いた。
コゴメグサ属は、形の変化が多く、種類を正確に区別することは困難である。
日本には7種類あり、世界では200種ほどある。



             



シコクギボウシ【ユリ科】 擬宝珠、紫萼。
ギボウシの花は日本に多くの種類を産し、観賞用としてよく栽培される。




             








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ギボウシラン

2013-07-21 08:52:16 | 日記


          ギボウシラン【擬宝珠蘭】 ラン科

徳島県絶滅危惧 1類。
北海道西南部から日本列島を南下して、屋久島の亜高山帯までの間の湿った林下に、ややまれな地生ラン。
花期は7月上旬から8月中旬に至る。

一株しか咲いてなかったけど、今年も何とか撮影することができました。









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クモラン&アサザ

2013-07-19 10:01:40 | 日記


 
          クモラン【蜘蛛蘭】 ラン科

南関東から西の暖地の樹皮に着生する小形の無葉のラン。
花は淡い緑白色で一日花。花梗がねじれないから、唇弁が上方に位置する。
花期は5月上旬から6月上旬になっているが、写真は7月17日。




















          アサザ 「リンドウ科」

Mさんの報告により早速撮影決行。可愛い黄色の花が水面で咲いていた。
北半球の温帯、暖帯に広く分布し、本州、四国、九州の池や沼などにはえる多年生の水草。
夏、対生する葉腋に数本の花茎を出し、黄色い花を水面に開く。
雄しべは5本、雌しべは1本、果実は楕円形で扁平、種子の周りには長い毛がある。





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イワギリソウ

2013-07-16 20:27:58 | 日記


         イワギリソウ【岩桐草】 イワタバコ科

徳島県絶滅危惧 1類。
環境庁絶滅危惧 1B類。

全株に白い軟毛がある。花期は5~6月。近畿以西、四国、九州に分布。

今年は4月からの雨が少なかったせいか、青菜に塩、のような状態で葉に勢いがなく、萎れた葉には花芽が途中で止まっていて、開花株が僅かしかなかった。











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ヤクシマネッタイラン

2013-07-12 08:20:17 | 日記


         ヤクシマネッタイラン【屋久島熱帯蘭】 ラン科

四国の足摺岬、大隅半島、屋久島および甑島(こしきじま)を結ぶ線上の、
常緑広葉樹下の腐植に富む暗い所を好む地生ラン。比較的まれである。
撮影は高知県、おそらく日本の北限と思われる。
















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