Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

85cm

2007-10-20 | 想い・雑感
 メタボリックシンドロームの診断基準のうち、腹囲の数値が取りざたされることが多いようです。そして日本人男性の基準として85cmというのは厳しすぎるのではないかと2005年の発表以来言われてきました。それに答える形で日本肥満学会が、基準は見直さないと発表していました。発表風景を見ていると、学会の重鎮と思われるお歴々が5~6人並んでいたようですが、その半数は腹囲が85cm以上ありそうだったのがコミカルでした。

 ところで、ウェストが85cmを越えればメタボちゃんだと思っている人がいるようですが、さらに高脂血症、高血圧、高血糖のうち2つが該当して晴れてメタボちゃんと認められるのです。ウェストが95cmあったってメタボリックシンドロームでない人もいるのです。

 基準はあくまで、健康に問題が出てきそうな人を拾い上げるためのもの。少し基準がきつくたって、それをうまく使っていけばよいのでしょう。

 ちなみにこの症候群、日本語では内臓脂肪症候群と言われているようです。どの程度の内臓脂肪があるかが問題となるわけですから、腹囲が診断基準の一つになるのも頷けます。

 85cmを越えている人は、血液検査の結果や、血圧などに少し注意しておきましょう。そして、少し多めに歩くようにしましょう。(って、自分に言っているようです。)

こころのありよう

2007-10-20 | 想い・雑感
自己の感情がどのように引き起こされるのかを
明確に言葉にできる人は少ないであろう
況や他人のこころの有り様を
細かく類推するというのは無理である

治療方法を相談するとき
医学的にあるいは生物学的に考えると
どの方法が確率的により治癒の可能性が高いかを
述べることはできる場合が多いが
その治療を受ける本人が
どのように考え 感じるかを
確率では量れない
その本人でも気持ちを言葉にはできないかも知れない

インフォームド コンセントで最も大切なことの一つは
本人の気持ちを
共に探り当てることだと思っている
それは本人が言葉にしてくれなくては
できないことである

必ず訪れる

2007-10-20 | 想い・雑感
十年という月日が長いのか短いのか
時というのは過ぎてしまうと
とても短いもの 一瞬で過ぎ去ったもののように感じる
これは個人の経験した過去のすべてが
今という一瞬に具現化しているからなのかもしれない

母を失って十年
悲しみに沈み
様々な後悔が去来し
何とかこころの平衡を持ち直した
しかし二度と帰らぬと頭では理解しつつもどこか納得できない

という経過をたどっている
色々あったといえばそうなのだが
過ぎてしまうと実に早い
親の死を悲しんでいる間に
自分の死というものがどこか実感できる
そんな心持ちになっている

残る桜も散る桜
というのが
実感として迫ってくる