Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

節制

2009-03-12 | 想い・雑感
胃癌の手術後5年間は
年に4回ほど患者さんに顔を出していただく場合が多い
必要な検査を過不足なく行うことが目的の一つだが
様子を聞かせてもらうのも大切

胸焼けはないか
よく食べているか
食後に気分がわるくなることはないか
お腹が痛くならないか
下痢や便秘はしてないか・・・

などなどを脈をとったり 
お腹の診察をしたり
リンパ節が腫れていないか診たり
しながらお聞きする

先日外来に来られたTさんとも
同じようにお話していると
「そういえば一回だけ気分が悪くなった」
と言われる
それは・・・と思って身を乗り出すと
「久しぶりに友達と楽しくやって飲みすぎちゃいましてね、
ちょっとばかり気分が悪くなったのですが
翌朝のご飯も食べられたから大丈夫ですよ」
とのこと

食べ過ぎに注意するべきところだが
大したことなくてよかったと思うのと
がくっときたのもあって
言わずじまい

学会誌を見ていると
胃の手術後に
すしをシコタマ食べて
胃が破裂した例が報告されていた
つなぎ目ではなくて胃の壁自体が避けたとのこと

う~ん
今度Tさんが来られたら
やはり食べすぎ警報を出しておこう