オニヒトデ

25年ほど前
スキューバダイビングにはまっていたことがある
毎年一度は沖縄近辺に出かけていた
その頃にはすでにオニヒトデによるサンゴ被害が報告されており
潜って見るとオニヒトデの一団がが通った後のサンゴは
白くなり美しい色を失っていた

サンゴの生と死の境界にオニヒトデの群れがいるという感じ

フィンの先で恐る恐る突っついてみると
意外に簡単に皮？が破れ白い煙のようなものが出てきた
かえって仲間を増やす結果になるような気がしてすぐに止めたが
その時にオニヒトデに刺されて死ぬ可能性があることなど思いもしなかった

宮古島あたりのダイビングインストラクターの女性が
オニヒトデに刺されて死亡したというニュースを聞いた
毒によるものなのかアナフィラキシーショックによるものなのかわからないが
海の生物は毒を持つものが少なくないと聞いたことがあるので
マリーンスポーツをする人は用心が必要

それにしてもまだまだこれからという年齢で亡くなった方　
さぞ無念だったでしょう

　　　　合掌

苦

癌の増大を抑えられなくなれば
その進行に伴なって
様々な症状が出てくる可能性がある

痛い　吐き気がする　体がだるい
お腹が張る　食べられない　
便が出ない　下痢が続く
微熱が続く　咳が止まらない
息が苦しい　頭痛がひどい
出血する　おしっこが出ない
しゃっくりが止まらない　・・・

それらの症状をコントロールするように
いろいろ工夫をするわけだが
必ずしも症状を取り去ることはできない

症状が軽くなるどころか悪くなっていくと
患者さんは癌が進行しているからだとわかっていても

「なぜ・・・」

と問いかけてくる

自分の体なのに
まるで他人の体のように
己の思うとおりにならない苛立ち

自分の思い通りにならないという
まさに仏教で言う　苦　の状況である

仏教では
思い通りにならぬことを
思い通りにしようとするな
と教えてくれるようなのだが

そんなこと言われてもねぇ

身軽

暖かくなってくると
体をくるんでいた衣類が
少しずつ少なくなり
身軽で動き易くなる

バイクを走らせていても
風を身近に感じることができる

身や心を縛るもの

少ない方が良いね