右膝が少し外に曲がり
背中は地面に水平となるほど屈し
杖をつきながら
トボトボと病院をあとにしていく老女
息子が自分より先に旅立つ可能性が高いことを知った彼女
その背中は小さく頼りない
我が子を背負ったであろうその背中は
とても寂しげ
子供にとっては
どこよりも広く
安心できた場所だったはずなのに
背中は地面に水平となるほど屈し
杖をつきながら
トボトボと病院をあとにしていく老女
息子が自分より先に旅立つ可能性が高いことを知った彼女
その背中は小さく頼りない
我が子を背負ったであろうその背中は
とても寂しげ
子供にとっては
どこよりも広く
安心できた場所だったはずなのに