Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

存在している

2013-08-19 | 想い・雑感
私たちは日常を生きています

様々な日常の出来事に一喜一憂し
心をいろいろなものに奪われながら
過ごしているというのが普通でしょう

しかしふと
生の有限性を思い起こすことがあります

そして日常を振り返ると
いつか終を迎える生を生きている
ということから目を背けるかのように
生きているのではないかと思いいたります

命に関わる病気で入院することになったとき
日常から距離を置くことになる点
命に向き合うしかない点から
患者さんは限りある時間と向き合わざるを得なくなります

医療者はそういう面を考慮しつつ
患者さんの治療にあたる必要があります

入院患者さんへのケアという場合
技術的な方法は教え 学ぶことはできますが
実存ということに対する考えを深める
というのは読書や医療現場の実際のなかで学びつつ
個々の医療者が自身で思索していく必要があることだろうと思います