Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

お線香の煙

2008-04-04 | 想い・雑感
今日は亡き母の誕生日
私は命日よりも誕生日に線香をあげるほうがすきだ
母の元気な姿をイメージすることができ
私自身も元気をもらい 勇気づけられる

線香の煙
 すうっと立ち上り
  途中で乱れ
   次第に薄く消えていく
そして香りだけが残る

立ち上り消えていった命も
その思い出という香りを
私のなかに残していてくれる

母は50歳くらいになった頃から
誕生日を迎えると

「ああ また一年命があったとおもい うれしくなる」

とつぶやいていた

自分の母親が若くして亡くなっており
自身がそれほど長生きできるとは思っておらず
生きているありがたさを感じていたのだろうか

そんなものかな
と思っていた私も
その気持ちがわかる年齢になってきた

今 庭の桜は満開

毎年桜を見ると

散る桜
残る桜も散る桜

という言葉を口にしたくなるが

年々その言葉の身に沁みる度合いが
増してくるのを感じる

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3 コメント

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お祈り。 (天草四郎ガンバレ!)
2008-04-04 12:55:13
続けてのコメントお許し下さい。

私の母も九州の田舎町の代々の助産婦で、50歳の若さで他界しました。私が医学部3年生の時でした。渡は母に何の親孝行もできずに・・・母は仕事と家族のために尊い人生を捧げていました。最後まで、将来白衣を着る息子の姿を主治医の研修医の先生達に重ねて、感謝の日々を病棟で過ごしていました。母の最期には間に合いませんでしたが、母の人生は短いながらも素晴らしい人生だったと今でも思います。

つい先日、喜寿の父が不整脈による失神発作で倒れて・・・緊急で上京させて自分の手でペースメーカーを植え込みました。父は元気になって、田舎で安心して生活しています。若い頃から左脚ブロックのあった父のことを、母は「いつかあなたがお父さんを助けてね!」と言っていたことを思い出しました。母は私が循環器を志すと分かっていたかのように・・・ 今は、母の分まで父へ親孝行しようと思います。

日々の祈り・・・感謝の気持ちで日一日を大切に生きたいですね。
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バトン (hana)
2008-04-04 17:29:50
先生がご両親から受けた愛情

その愛情の大きさがわかるお父さんから
今度は娘さんたちが
たくさんの心の贈り物を
もらうことができるのでしょうね

一度の人生
お互い
急がず
だけど確実に 生きて行きたいですね

コメントありがとうございました
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どんな思いで・・・ (菊永正子)
2008-04-06 22:16:57
したためた言葉を目で追うと
過ぎた時間が見えてくる
一人でキーボードに向かう姿を目に浮かべ
夜遅く、やはり一人で教材研究に向かっていた母の後姿が思い出された
何かがふっと交わっている…そんな思いにじんわりした夜
ありがとう
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