Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

目標

2013-07-16 | 想い・雑感
目標の設定が高すぎると
精神的にストレスが溜まりやすい
あまり高すぎると
それは目標というより単なる願望になってしまう

癌が再発した場合
そこからの完治を望むとしたら
それは叶わぬことが多い
叶わぬとわかった時の落胆は大きい

完治という願望を捨て去る必要などは全くないが
いくつかのレベルで目標を設定しておくほうが
極端に落ち込むことなく
治療を行っていく事ができるような気がする

そして何を目指しているかという共通認識を
患者と医療者がある程度共有していることが望ましい

キャベツの千切り

2013-07-15 | 想い・雑感
以前もキャベツの千切りについて書いた記憶があるのですが
今一度

キャベツの千切りをするとき
包丁で適当な大きさに切り分けて
そのまま千切りにはいっていた

でも考えてみると
これだと湾曲部分には
葉の断面に対して斜めに包丁が入ることになる
そして厚みのある切り口になってしまう

そこで面倒がらずに
一枚づつの葉を適当な大きさに切り
それらを5枚程度ずつ重ねて千切りをした
これまでより
細身の千切りの出来上がり

向き合う

2013-07-15 | 想い・雑感
年齢が進むにつれて
老いを感じる瞬間というのが増えてくる
元気でありたいという願望とは
異なる現実に直面することも多くなる

そんな時
そんなことはないと否定する気持ちと
事実に向き合う気持ちと
両方が混在することとなる

癌末期においては
かなり状態が進行するまで
日常生活に困ることはない場合が多いが
いよいよ近づいたかな
と感じる瞬間というのが
患者さんにも家族にも増えてくる

それを否定したい気持ちが大きいので
つい目をそらしてしまうことも多いような気がする

そうしているうちに時が過ぎ
いよいよ体調が悪くなって家族も慌てる

目を背けても現実は変わらない
慌てずに大切な時を過ごすためには
向き合って今を生きるしか
ないように思う

食道ステント

2013-07-13 | 想い・雑感
食事をすると
飲み込んだ食事は食道を通って胃に入る

癌で食道が狭くなると
食事が通らなくなってしまう

手術が可能ならば切除を目指すが
見つかった時に既に転移があれば
抗癌剤治療や放射線治療を行うこととなる

それも手詰まりになってきたら
ステントを入れることがある
網目の形状記憶合金を筒状にしたもの(ステント)を
狭くなったところに送り込めば
数日間かけてじわりと押し広げてくれるわけである

話を聞くとずいぶん良さそうなのだが
癌で硬くなったところは思ったほど広がらないし
ステントの上端に食物が引っかかったりすることもあるので
普通のご飯がパクパク食べられるという具合になることは
まず期待できない

そのへんは説明させていただいた上で
ステントを入れるわけだが
だれでも期待しますよね
ぐっと食べられるようになることを

それほど食べられないとわかった時の落胆
十分伝わってくるので
こちらも辛い

真夏のスポーツ?

2013-07-12 | 想い・雑感
小 中 高 とそれぞれマラソン大会があった
マラソンといえば冬
寒い中体育の時間に
せっせと走らされた

真夏にマラソンとして
走らされた記憶はない
夏に走ったといえば
運動会に向けての練習くらいだ

最近のニュースを見ていると
グランドでランニング途中に
熱中症で児童が倒れたというものを見かける

この極端な暑さの中
グランドをぐるぐる走らせるということが
理解できないのだが
今の時代
スポーツも季節感がなくなったのでしょうかね

出生前診断

2013-07-10 | 想い・雑感
子供は授かりもの
という想いは
過去の遺物になったのでしょうか

出生前診断として
胎児の時期に遺伝子検査を行なうことが
行なわれるようになってきています

その目的は
重い障害をもつと思われる
遺伝子異常を有する胎児を選別すること

結局は
生むか生まないか親が決めるということに繋がります

北海道の医院で
出生前診断の結果を誤って説明されたとして
訴訟になっている問題があります

結果をきちっと伝えなかったのは
当然クリニック側のミス
責められて当然です

ただ気になるのは
訴えた側が問題にしているのが
出産するか人工妊娠中絶をするかの選択権を奪われた
ということ


そのような選択権というのが
果たしてあるのかどうか
生命倫理の問題となってきます
そこまで踏み込んだ判決がでるかどうか
とても重く 深い問題です

生まれた子供は
出生前診断で
ダウン症と分かっており
実際ダウン症の子供が生まれてきました
分かっていたら生まなかったと訴えているのでしょうか
だとしたら
その子供が育って抽象的思考ができるようになったころ
生まれる前に分かっていたらあなたを生まなかったのに・・・
と伝えることができるのでしょうか

でも実際に自分の子供が
出生前診断で重い異常があると分かったとき
生む 受け入れる
という決断ができるかどうか
胸に手を当てると自信が無い

難しい問題です

はぐれ猫

2013-07-09 | 想い・雑感
病院渡り廊下に囲まれた
100平米程度の空間がある

そちらから
ミャーミャーと
子猫の声が聞こえる

眼を凝らすと
低い草の間をぴょこぴょこ移動している
親猫も他の子猫も見当たらない
恐らく置いてきぼり

その後なにか怖い目にでもあったのか
めったに姿を見せない
隠れる場所なんかほとんどないのに
どこかに潜んでいるのだろう

隅のほうに
えさと水を置いておくと無くなるので
時々置いていたら
今日元気な姿を捉えた

かなり用心深い動き

もう少し大きくなれば
この空間から脱出できるだろうから
それまでそっとお付き合い


いきなり

2013-07-08 | 想い・雑感
外で息をすると
熱い気体が気道に入ってくる

いやはやいきなりの夏
身も心もまだ準備ができていません

体調管理に気をつけなければ
一気にやられてしまいそう

ご用心 ご用心

屋外での活動が主となる人は
水分補給にも気を配る必要がありますね
体を使う仕事や激しいスポーツをする方は
同時に塩分補給も必要です

高齢の方は
のどの渇きなども感じにくくなったりしていますから
一人暮らしの高齢者の方が心配です

土砂降り

2013-07-07 | 想い・雑感
空気が
水分をたら腹溜め込んでいる
と感じる事がちょくちょくある

その溜め込んだ水を
なにかの拍子に
一気に吐き出し
地表に叩きつける

子供の頃
社会や理科で習った
熱帯地方のスコールは
きっとこんな雨の振り方をさしていたのだろう

今日の午後は
こんな雨が降ったり止んだり

空の巨大な蛇口を
気ままにあけたり閉めたり

地表にいるものは
たまりません

悩ましい

2013-07-07 | 想い・雑感
血液中のカリウムイオンは
かなり狭い範囲の濃度(当量)に
コントロールされている

病気などでこの範囲を超えそうになれば
何とかそうならないように治療を行なう
そんなときでも
一気に是正しようとすると
不具合が生じるので
数日以上かけて改善していくようにする

また栄養不良となり
餓死の危険も出てきたような人に
いきなり栄養をたっぷり補給しようとすると
代謝のバランスが大きく崩れたり
代謝速度が間に合わなかったりで
逆に死に至らしめる可能性がある
週から月単位で徐々に補給していかなくてはならない

人が体調を崩したときには
一気に何かをしようとするより
状況を見ながら徐々に改善させるほうが良いことが多い

社会もそうかもしれない
いろいろ不満が溜まると
一気に何とかしようとする人が出てくるが
やはり歩みはあまりせかさず
時間をかけて必要な変化を起したほうが良い
大きな改革をしてあとで失敗だったでは損失が大きくなりそうだから

今回の参議院選挙
一気に自民党が大多数になってもらいたいと思うほど
自民党を信用する気にはならないなぁ

どうしたもんだか

振り子の振幅が大きくなりすぎると
危ないような気がする

猫のシール

2013-07-05 | 想い・雑感


電灯スイッチ周囲に
貼り付けるように作られたシール

鳥を狙っている猫や
スイッチに上ろうとしているように見える猫など
何種類かの模様が販売されている

まさか
夜中に
勝手にスイッチを操作することはないだろうが
ちょっと気になる

七夕コンサート

2013-07-05 | 想い・雑感
私の務める病院の院長先生は
歌を歌うのがお好き

若い頃からずっと合唱をされてきている

年に数回は院内コンサートを開き
地域のコーラスグループ
ピアノやバイオリンの演奏グループ
院内で楽器を弾けるもの
などの参加で楽しんでいる

もちろん入院中の患者さんに
少しでも和んでいただくためだが
職員同士の交流や地域の方との交流という面もある

今回の七夕コンサート
メインは
精神科医のピアノ独唱
院長と研修医による歌
みんなで七夕の歌合唱
わたしも前座として少しマジック

穏やかな夕べのひと時でした

嚥下

2013-07-03 | 想い・雑感
何かの拍子に
食道の方へ流れ込むべきものが
気管へ入ってしまい
たいそう咳き込むという経験をしたことありますよね

気管の入口には
喉頭蓋というフタがあり
いらぬものが気管へ入るのを防いでくれている
これは人間の意思でもってそうなるのではなく
ひとりでに反射的に防いでくれるのである
なんともありがたいことだ

でも高齢になると
嚥下機能が低下し
唾液や飲み物 食べ物が
ひょいと気管へ流れ込んでしまいやすくなる
その上咳反射も弱くなってしまい
咳き込むこともないままに誤嚥してしまい
ひどい肺炎を起こしたりしてしまう

お年寄りだけではない
先天的異常 事故 病気などから
嚥下機能が障害された幼児や小児もいる
そうなると口から何か摂取するのも命懸け
物を詰まらせて窒息なんてこともあるから

当たり前に食べ物を口から取ることのできるありがたさ
すごいことだと思います