甘柿と渋柿の木が其々1本づつ植栽して有りますが、柿の木は手を入れないと
果実が沢山なる年とならない年を繰り返す「隔年結果」と云う現象が起き
この現象は来年の柿の果実に成長する花芽は、今年の7~8月に形成される為に
この時期に果実の数が多過ぎると、葉で作られた養分が果実に優先的に分配されて
来年の花芽に行き渡らなく成り、その結果来年の花芽が少なくて果実も極端に少なく成り
この「隔年結果」を防ぐ為には、毎年木に見合った数の果実をならせて
余分な果実を取り除く必要が有る為に、柿栽培農家は花が咲く前の5月中下旬に
蕾を取り除く摘蕾作業を行い、更に開花して実が付いた後にも余分な果実を
取り除く作業をされていますが、爺やんちではこの様な手入れをしていないので
「隔年結果」の現象が起きて、今年甘柿は「不作年」で渋柿は「豊作年」と成り
1本の渋柿の木から凡そ1800個位の果実を、10回に分けて2週間程かけて収穫しましたが
自分ちだけでは食べきれないので、ご近所や親戚、友人等16人へ1200個位お裾分けをし
干し柿にして貰いましたが、爺やんちで皮を剥いて日当たりと風通しが良くて
雨のかからない軒先に紐で吊るし、干した渋柿を日を開けて時々揉んでいたら
渋柿の中の水分と一緒に、果実の中にある糖分が外へ滲み出て結晶に成り白い粉
(柿霜)が最近に成り表面を覆う様になり、この柿霜は甘味料と云うだけではなくて
口内炎や咳止め、咽頭痛の薬でも有ると云われていますので、今年も師走を迎えて
寒さも厳しく成り風邪も流行しますので、本日のお八つの時間に婆やと一緒に
今年の干し柿の出来具合を確認する為に試食をすると、甘くて美味しく食べられました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます