山間部の渓流から街中の小川迄と、広く川辺等に自生する「ヤナギ」の一種で
日本では、 北海道〜九州地方迄の河川の水辺等で見られ
早春の頃に成ると、川辺で穂を出して太陽の光に輝く姿は美しく
他の品種のヤナギの開花よりも、一足早く花を咲かせる事から
春の訪れを告げる植物としても知られていて、花穂を猫のシッポに見立てて
「ネコヤナギ」の名前が付けられたと云われ、花穂は太めの円筒状で
絹の様な滑らかで美しい毛で覆われていて、早春の頃に成ると花が咲き始め
花が咲くと云っても、他の花の様に目立つ様な花びらは無くて
雄花は先端に赤橙色の葯の付いた長い糸の様な雄しべが沢山現れ
葯が開くと黄色い花粉が出てきて、雌花は先端が黄色っぽくて
短い糸の様な雌しべが付き、これらの花穂は生け花にもよく用いられ
爺やが先月末に小雨が降る中を訪れた公園内では、川沿いにこの「ネコヤナギ」が
数本植栽されていて、訪れた時には僅かながら花穂にまだ芽鱗が残っていて
まるで帽子を被っている様に見えて、早春の雰囲気を味わって帰って来ました
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