伊吹山山麓に在ります「節分草」の自生地を訪れていましたが
最近はこの地区でも高齢化が進み、「節分草まつり」が開催されなくなり
それと並行して林内をお守りする人も減り、自生地では雑草が生えて荒れてしまい
自生する「節分草」の姿も少なく成る傾向で、手入れされた良い状態での
「節分草」が、数年後には見られ無く成ってしまうと心配していましたので
他の地域で、自生した「節分草」が見られる場所を探そうと思いながら
2月中旬頃にネットサーフィンをしていた時に、偶然「節分草」の花が
沢山咲き始めているとのWeb記事を見つけ、時間の余裕が取れた2月20日に
現地を訪れようと、傾斜のきつい山道を息を切らせ休憩しながら登って行くと
山のなだらかな斜面に自生している「節分草」に出会い、ほっとしましたが
例年伊吹山山麓では3月中旬頃でしたが、こちらの「節分草」は丁度見頃の状態で
今年の暖冬の影響なのか、それとも伊吹山山麓よりも1ヶ月位早く咲き始める
「節分草」なのか、爺やには状況が分かりませんが「節分草」を見る事が出来ました
「節分草」はキンポウゲ科・セツブンソウ属の多年草で、「節分」の頃に成ると
花を咲かせる所から「節分草」の名前が付けられたと云われ、日本原産の植物で
関東より西の地域に分布していて石灰岩地帯を好み、落葉樹林内の斜面等に
纏まって自生し、凍てつく様な真冬に新しい芽を出し他の植物に先駆けて
直径2cm位の小さくて五弁からなる白い花を咲かせますが、木々の新緑が
眩しく成る晩春には、茎葉が枯れて地下の球根(塊茎)の状態で秋の季節迄
休眠状態に入ってしまい、「節分草」が地上に顔を見せるのはせいぜい
早春からの3ヶ月程度なので、「カタクリ」や「アズマイチゲ」等と共に
「春の妖精」と呼ばれ、可憐さとはかなさが魅力の山野草と成っています
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