「スイセン」はヒガンバナ科の球根植物で、今年の1月8日には自宅の「ザボン」の木の
根元近くへ植栽した「ニホンズイセン」が、数輪ながら白い花を咲かせているのに気が付き
この「スイセン」は、春を告げる草花として古くから日本では親しまれていて
単に「スイセン」と云えば、古来より日本で野生化している「ニホンズイセン」を
指す事が多かったのですが、今では他の品種や園芸品種もひっくるめた
スイセン属の総称として使われているそうで、「スイセン」の開花時季の
早い品種では紅葉の頃から咲き、遅いものでは「サクラ」の花が咲く頃と云われ
品種によって開花時季に幅が有って、花姿も千差万別で非常にバラエティーに富んでいて
基本の花びらの数は6枚から成り、それとは別に「副花冠」と呼ばれる花びらが中心に付き
この副花冠は大きくラッパ状に伸びたり、杯状に広がったりして「スイセン」の花の
特徴的なものになっていて、花色は黄色や白色、オレンジ色が多く、ちょっと変わったものには
ピンク色や緑色が在ると云われていますが、爺やはまだこれらの色の花を見た事が無いので
機会が有れば一度、これらの変わった花色の「スイセン」を観たいと思っていますが
今年の1、2月は気温が当地では昨年よりも低く、雪の降る日が多くて寒い日が続き
「二ホンズイセン」の花も、その後はポツリポツリとしか咲きませんでしたが
現在では「二ホンズイセン」がソロソロ見頃を迎えて、そして最近に成り「黄房スイセン」の
花が咲き始めているのに気が付きましたが、この「黄房スイセン」はフランス
スペイン原産の「スイセン」で、大正時代に日本へ渡来したと云われ
「二ホンズイセン」によく似た、黄色とオレンジの房咲きで花付きが良くて上品な香りを放ち
「ニホンズイセン」に少し遅れて花が咲き始めますが、色が違うだけでとても花姿が似ており
爺やんちの庭では、これからは「黄房スイセン」に続き「キズイセン」や「ヤエザキスイセン」
微かな芳香が漂う「ジョンギル」等、数種類のスイセンの花が次々と咲き始めて
4月中旬頃に咲く「ラッパザキスイセン」や「クチベニスイセン」等を最後として
今年も長い間、「スイセン」の花を楽しむ事が出来るだろうと思っています
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