誤飲に、ご注意を！

先月の下旬に、道路脇に街路樹として植えられている

リンゴ並木の花を観に行った帰りに

並木の下のフェンスの所で、鮮やかな黄色い花が

沢山咲き始めているのに気が付き

何の花なのだろうかと近づいて良く見てみると

北アメリカ原産・マチン科の常緑蔓性低木である

「カロライナジャスミン」の花だった










「カロライナジャスミン」のつるは生育旺盛で

さほど太くはならないが

長さは1年に、2～3m程伸びると云われていて

前年に出来た枝の端の葉腋に

鮮やかな黄色をし、ラッパを1cm程迄

小型にした様な形の小さな花を

4月中旬～5月中旬にかけて沢山咲かせ

花付きが非常に良くて、満開時期には

鮮やかな黄色い花で、木が埋まる程

沢山の花を咲かせると云われている






花には、「ジャスミン」似た芳香があり

名前にも「ジャスミン」の文字が付いているが

お茶などに利用されるモクセイ科の「ジャスミン」とは

全く別種のマチン科の植物なので

茎・根・葉・花等のすべてが有毒で

名前から判断して、花をジャスミンと間違え

ハーブティーにして飲むと、強い痙攣や

呼吸困難等の中毒症状を引き起こし

摂取量に依っては死に至る事も有るので

誤飲には、十分な注意が必要と云われている






葉は光沢が有り、濃い緑色のやや肉厚で

秋～冬の季節にかけて、気温が下がると

黄色から赤味がかった色に紅葉する


最近では、つるが伸びる特性を活かして

フェンスに絡ませたり

冬でも常緑で、葉が落ちないので

道路の街路樹の他に、公園や

遊歩道等に良く植栽されている