野菜売り場コーナーには、「七草かゆ」用の食材パックが沢山並んでいたので
爺やんちでも購入して帰り、本日の朝食時に「無病息災」と「長寿健康」を願って
家族揃って頂きましたが、白米はその昔には大変貴重な贅沢品で有り
一般の人には祭礼の日等に頂くもので、常日頃は粟やヒエ等の雑穀類が主食であり
お粥には大根や芋等を入れて水増しして食べていた為に、新米が取れると
まず最初に神前にお供えをして五穀豊穣を祈る神事の後に、お下がりとして
白米を頂いていたと云われ、お正月後の「七草かゆ」もこうした神への感謝と
得られた事への慶びを込め、そして今年も家族のみんなが元気で暮らす事が
出来ます様にと願いながら食する行事で、平安時代から伝わる「薬膳かゆ」で有り
7品種入りのおかゆを食べて、一年間の健康を願う風習が現代まで続いていて
正月に食べたご馳走によって疲れた胃腸を癒やし、冬に不足しがちなビタミン類を
たっぷり補うので、お正月三が日が過ぎた今の時期に合った食事となっていますが・・・
ちなみに、「七草かゆ」は下記の食材で作られ
せり・・・・・せり科の多年草で田の畦道や水辺で見かけられ
カロチンとビタミンA,Cが多く含まれ、脳等の血行を良くする効能が有る
なずな・・・・ぺんぺん草の事で、道端等に自生する生命力の強い野草で
やはり、カロチンとビタミンA,Cを含む
ごぎょう・・・ハハコ草の事で、春から夏にかけて黄色い花を咲かせ
痰きりの効果が有る
はこべら・・・ハコベの事で、繁殖力が強く、山野や道端等に自生しており
たんぱく質が多く含まれ、鉄分も含んでいる
ほとけのざ・・現在のホトケノザでは無く、コオニタビラコの事で
川の土手や道端に自生しており、健胃や整腸作用がある
すずな・・・・かぶの事で、主に根を用い
ビタミンAが多く含まれている
すずしろ・・・大根の事で、脂肪分解酵素や炭水化物を消化する
ジアスターゼが多く含まれている
替わりの野菜を使ったり、商店等で販売されている「七草かゆ」のパック詰めを
購入して来て、間に合わせている家庭が多く成って来たと云われています
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