
渋柿の木が各々1株づつ植栽して在って、今では何方の木も爺やの背丈を
遥かに超える迄に生長して毎年柿の果実が収穫出来るものの、柿の花芽分化は
7月から8月にかけて起こりますが、この時期に受粉して種が入らないと
柿自らが実を落とす「生理落果」の終わった直後なので、果実が多い年には
柿の木が養分を消耗しきった時期に当たる為に、花芽の分化の為の養分が不足がちになり
翌年は不成り年に成り易く成り、それでなくても柿の様に開花から収穫迄の期間が長くて
大きな果実を付けるものは、果実を必要以上に付けると養分を使い果たして
貯蔵養分を果実にとられて枝が充実せずに花芽が出来難く成ると云われ
柿はミカンや栗、リンゴ等と同じ様に果実が沢山実る年と実りが少ない年を
交互に繰り返す「隔年結果」の性質をもつ品種が多い為に、柿の生産農家では
安定した収量を得る為に、成り年に実を付け過ぎない様に摘蕾と摘花を行い
そして、柿の木本体の栄養分の消耗を防ぐ為に早めに実の数を制限する
摘蕾・摘花作業を行っていますが、爺やんちではこの様な柿の木の手入れを行う
知識や技能がない為にほったらかしなので、毎年「隔年結果」が発生していて
今年は甘柿が不作年で渋柿は豊作年と成り、甘柿は2個果実が出来ましたが
収穫前に1個が鳥の食害に遭って1個しか収穫出来ず、渋柿は1,400個程果実が付き
爺や一人では1日で収穫するのが不可能なので、色づいた渋柿を10月中旬頃から
1回100個程を目標に何回も収穫を行い、全ての渋柿を爺やんちだけで消費できないので
ご近所や友人、サークル仲間等16人の方に、其々希望の個数のお裾分けをしましたが
晴れの天候に恵まれた本日の午前中から、柿の木に残っていた最後の渋柿50個程を収穫して
収穫した渋柿を干し柿にする為に、ヘタをハサミで切り取ってからピーラーを使って皮を剥き
30㎝位の長さの紐の両端へ、同じ大きさ位の皮を剥いた渋柿を1個ずつ縛り付けてから
カビ発生防止の為に焼酎を噴射して消毒した後に、太陽の日が当たり風通しの良い
南側軒下の竿に干して好みの柔らかさに出来上がったら、干し柿の味見を家族で行う予定です
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