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バッハ 管弦楽組曲第2番 をリコーダーで

2024年03月09日 | リコーダー
 バッハの管弦楽組曲2番はフルート協奏曲と言ってもいいようなもので、ともかく超名曲。当時のトラベルソのためのものなので、三度あげればリコーダーで完全に吹ける。ずいぶん昔に書いてHPに置いてある。(たいしたことない)たまに掘りだして吹くが何度吹いても名曲だなあ。
 先週の古楽の楽しみで管弦楽組曲を特集していて、そこでこの曲はもともとイ短調だったというのだ!びっくりした。だってこれほどフルートのために書かれたようなフルートの良いところを限りなく引き出したように感じられる曲なのに、フルートのためでなく(もちろんイ短調だというのだからリコーダーのためでもなく)もともとなにか別の楽器のために書かれたものらしいのだ。
 らしい、と言うのは、この曲のパート譜が残っていて、とても多くの書き間違いがあり、それを見てみるとどうやらイ短調の楽譜を写しているうちにたくさん間違えている、と言うことらしいのだ。とてもおもしろいと思ったが、もとのイ短調版は残っていないのだろう。このほかにもどれだけのバッハの曲が失われてしまっただろうか。それを思うと身もだえするほど残念だ。相対性理論ならアインシュタインが生まれなくてもそのうちだれか天才が発見したと思う。(でももしかしたら別の形で表現されていて今とは違う物理学になってしまうなんてこともあるかな?)
 だが失われしまっただろうバッハ(に限らず)の曲は永久に失われてしまっている。(T-T)
 
 

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