謎の花の名前が分かりました。アレチノヌスビトハギです。
花色が鮮やかで目をひきます.
ヌスビトハギというミズヒキに似た花がありますが、こちらは北米原産の外来種で、現在躍進中のようです。
花のつき方はミズヒキとまったく違うものの、共通点はこの種。
形自体は似ているといえば似ている、似ていないといえば似ていないかもしれません。
(ミズヒキは必ず種が2つずつ、写真右側をもっとサングラスのようにした形。)
似ているのは、このぺったりとくっつくところです。粘着力は最強です。
はらったくらいではぜったいに落ちません。しかも、はがそうと思って種の一部をつまんで引っ張っても、連結部分から切れてしまい一気にはがれてくれません。
…などと、うんちくを述べるために、種をわざとつけてみたのですが。
写真を撮るのに夢中になっていたら、ご覧のとおり。腰のあたりにびっしりと。…やられました!
後ろ側は見えにくいし、はがすのに悪戦苦闘です(^_^;)
そもそも、この「くっつく」という攻撃は種を遠くに運んで繁殖するための植物の知恵なわけです。こんなにびっしりはりついたら遠くへ運んでもらっても、落ちることがないんじゃないかと思っていました。
しかし、そこは植物のほうがうわて。種が熟すと、さやが開いて中から種が落ちる仕組みになっているのです。さやは張り付いたままでも、種だけ落ちれば問題ないですからね。頭いいなあ…。