YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

乃東生(冬至初候)

2019-12-21 18:00:00 | 七十二候
 
 


☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢
(2022年)
12月22日☀️6:47/16:33🌙28.2
12月23日☀️6:47/16:34🌙29.2新月
12月24日☀️6:48/16:34🌙0.7
12月25日☀️6:48/16:35🌙1.7
12月26日☀️6:49/16:35🌙2.7
 
冬至です!
1年でいちばん昼が短くなる日!!
 
写真は南米チチカカ湖にあるシェスタニ遺跡。チュルパと呼ばれる石塔のお墓がたくさん残っています。
 
1年でいちばん昼が短いということは、冬至からあとはどんどん昼が長くなっていくということ。インカ文明では「冬至」復活の日とみていたようです。
 


それで、このチュルパには、冬至の日の出のときに一番奥まで太陽光が差し込むように、東向きの小窓がついています。太陽の光とともに死者の復活を祈ったとのこと。
 
すでに上部が崩れ、基礎だけになっているものも多数。富士山よりも高い土地に広がる風景に圧倒されました。
 


さて、冬至の初候は「乃東生」。
 
七十二候でも、冬至の日に「生」という字を使っているのですね。古今東西、冬至は復活へのスタート。
 
冬至っていうのは1年でいちばん日照時間が短くなる日なわけですが、なんと夏至と比べると、4時間40分も短いんだそうです。さらに驚くのは根室あたりだと6時間半も違うとか。同じ国内でもこんなに差があることにびっくりです。



ちなみに、夏至の初候は「乃東枯」。
乃東とは、夏枯草(かこそう)=ウツボグサのこと。
 
いちばん昼が長い夏至は、緯度の高いヨーロッパなどで華やかに祝われる反面、ある意味で終焉とも捉えられるわけなんですね。
 
ウツボグサが実際に冬に芽を展開している姿はこの目で見たことはないので、一度自分で確認したいものです。本当なのかな?
 
この季節に芽といえば、葉っぱの落ちた跡(葉痕)とセットで観察するのが楽しいです。
 


道管の跡が顔のように見えたり、それにともなって休眠中の冬芽が帽子や角に見えたり…
 


 
この季節は動植物の活動が少なくなってくる反面、クリスマスやお正月といったイベントで切り花を購入する機会が増すことも
 


そんな植物をじっくり観察してみると意外と面白かったり…
 
特にナギイカダ(ルスカス)の生態にはびっくり!!
 
 
いよいよ年の瀬。忙しい毎日、お体ご自愛ください。
 
 
Wishing you joy, peace and good health this Holiday Season!
 
 

大人気のアマビエ様
出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」
 
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