清明は二十四節気、第5の節。太陽黄経が15度のときで4月5日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、
万物の気が満ち、草花が芽吹き、鳥は歌い、空は青く澄み、爽やかな風が吹く…全てのものが春を楽しむ頃。そんな季節が「清明」。モノトーンに近かった風景が、一気に輝きだす頃。世の中はまさに春爛漫。お花見の季節でもあります。
〜二十四節気・七十二候とは〜
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。