玄米嫌いだった私が、毎日玄米を1食は食べるようになった理由は・・・自分の身体が玄米を欲しているからです。放射能汚染は陰陽という観点であると、極陰とされていますが、玄米菜食の味噌汁、梅干し等は極陰を緩和してくれる陽の食材です。玄米をもともと美味しいと思っていなかった私が食べたいと欲する事自体、この環境が陰性に傾いているからだと感じています。東京でも神奈川でも沢山、飛散しているから、自分で玄米取って、バランスを取ろうって思うのでしょう。ちなみに、玄米食、海苔など海藻類が放射腺の排毒に役立つということは、この陰陽の観点からですが、これは一理あると感じています。
見た目地味なマクロビオティックのお料理ですが、外食で食べるより、自分で作ってみると自分の料理の幅が広がるばかりでなく、気持ちというか精神の幅が広がる気がしてきました。何でも自分でやってみないと気が済まない私は、思いついたので、マクロビオティックの元祖であるリマ・クッキングスクールに電話。クシはリマのお弟子さんに当たるそうです。桜沢如一さんという方がリマの創始者であり、1893年生まれの明治の方でありながら、色々な気づきを実践して、自分の健康を取り戻し、食養、反戦運動もしながら、食事を通して世界的に活躍した方だそうです。1956年~ヨーロッパで活躍していたそうですから、その昭和30年代の誰もが外国に行けるような時代でない時に、自由に世界中を飛び回っていたということ自体、海外にも彼のスピリットや行動の需要が高かったのだと思われます。
リマはお料理教室ですが、陰陽理論というより、とてもスピリチュアルな話が聞けて、「ほう、なるほど・・・」食事を通して、人体と宇宙の関連性について気づきが沢山あります。お料理より先生の話が見逃せないって思う初心者です。
今まで、マクロビオティックを学ぶ必要性をあまり感じてなかった私・・・マクロビについては、ず~っと前から知っていたけど、健康にいいとは知っていたけど、なんだか茶色っぽいお料理ばかりで、う~~~~ん、今ひとつ洗練されてないっていうイメージでした。外食で食べるマクロビオティックのお料理はお店によって味も違うし、ご飯の炊き方も自分の好みではない場合があるから、「美味しい」って思う時もあるし、「好みでない」って思う時もある。この際、自己流ではなくて、生活に取り入れるため、役立てるためにスクールに行ってみよう!と4月開講の初級の1回目に間に合わなかったけど、5月から2回目から参加してます。
通い始めてわかったのは、その食事を作っている人の身体の体質、状態がお料理に影響します。反映するっていうこと。たとえば、同じきんぴらを3つのテーブルで作っていた場合、そのきんぴらを炒めている人の体質によってきんぴらの焦げ具合やできばえが変わってくるから不思議です。前回、私のテーブルのきんぴらはとっても美味しくできました。火加減、炒め具合は先生の言われるようにやるのですが、他のテーブルは水っぽかったり、焦げが多かったり、見た目も味も違いました。
何が言いたいかというと、炒めている人が陰性だと、きんぴらが陽性に傾き焦げやすい。。。ということ。作っている人が無意識に極陽のお焦げを欲しているから、焦げてしまうっていう現象がおきやすいということです。Oh、なるほど・・・でしょう?水っぽいきんぴらは陽性の強い人が作ったという可能性が高いです。水っぽいというのは陰性だからです。こんなに作る人によって、できばえも違うのだと面白いです。つまり、バランスよく美味しく出来るというのは、あまり極度に陰陽に傾いてない中庸の状態であることが確認できるとも言えます。
宇宙の法則でもある陰陽論の観点から、中庸であることがバランスが取れていて、健やかなことということ・・・。それを食事によって補っていったり、助けていくという試みがマクロビオティックということでしょう。ただ、皮も植物の根も食べることが普通なので、この放射能汚染の圏内に住んで居る私としては、家では皮をほとんどむいてしまいます。野菜もほとんどの場合、放射能汚染対策として、極陽の塩水につけてから使います。塩というのは、放射線に対しての協力な対峙候補のようです。

初めてのマクロビクラスは(皆様には2回目)、写真のタマネギ丼でした。タマネギを炒めるだけで、味付けはお醤油だけで、こんなに甘くおいしいのか?と嬉しい感動

お味噌汁に使うのはわかめ(あらかじめ水につけておいて出汁をとる)と、しいたけの出汁です。(しいたけは煮る)。食材に感謝しながら、無駄に捨てたりすることなく、出汁をとった後のわかめとしいたけを細かく切って、佃煮のように煮ます。それも一品になります。びっくりしたのは、小松菜などの葉物の洗い方とゆで方。葉物は茎の部分が硬めなので、十字に切り込みを入れて、束を持って、お鍋の熱湯の上で葉物を立ててしばらく様子を見ます、しばらくしてから、お湯に放ち、すぐにお湯からあげてザルに並べます。お水は絶対にかけません。このザルも昔ながらの竹のザルがいいとされています。プラスティックや金物のザルは×みたいです。家では竹のザルはないので、ぽつぽつと揃えていこうと思います。
やさしく、丁寧に感謝して食材を扱うということが常のマクロビオティックの基本なので、洗い方からも目から鱗です。特にびっくりするのはゴボウの洗い方。ごしごしとタワシでこするのではなく、手で洗った後に、古布などでやさしくゴボウをこするのです。。。すると・・・きちんと汚れが落ちる。。。今まで、外国製のタワシで皮もはぐ勢いで洗っていた私です・・・反省

玄米がゆは5倍の水で炊きあげた、5倍粥です。圧力がかかるまで最低30分は弱火にかけて、沸騰した後で、1時間も弱火にかけました。ご飯1つにとっても、とても丁寧に食材を扱うこと、手間暇を惜しまず手をかけることによって、お料理の味がお醤油、塩しか使ってないのに、とても甘く、うま味一杯で美味しく頂けることがほとんどです。
お料理って宇宙と自然のお陰で育った食材を扱って、作ることができ、いただくことができるというご褒美のような行為なのだと思うこの頃です。