


実は著書をまだ読んでないにもかかわらず、気取りないopenな雰囲気の曽根原さんのお話はわかりやすく、面白かった。17年前に経営コンサルタント会社を経営していたそうだが、バブル崩壊、妻の病気をきっかけにどん底の気分だった時を経て、発想の転換というか、直観で放置されていた農地の広がる山梨のある村へ夫婦で転居された。今に至るまでの17年の軌跡はとても大変だったと予想できるが、苦労話ではなく彼のお話は達成感に満ちていた。それも自分が閃いたとおり行動し、努力、調査、分析を重ね、コツコツと実行してきたことが、今の成功につながっているのだろう。好奇心を持って、楽しみながら生活する、仕事をするを実現している方だと思った。
お金儲けを狙った農業ではなく、自分と自分の家族が食べる物のために数年奮起して、一人で荒れた放棄耕作地を耕し始め、畑、田んぼで一家の自給率はもう何年分にもなるという。そして、年々、地域、社会のために貢献することに自然となっていったのだと思われる。曽根原さんは農家のおじさんというより、農業を通じて社会貢献をしている、経済活動にも繋がっていて、関わる人々とお互いにいつもWin Win関係で楽しい繋がりと感じる。


自宅の畑の写真などを見せてくれながら、お話を伺いました。野菜は在来種、無農薬、自給自足、家はナチュラル素材、豊かな自然環境等。農作業の苦労は何ともないような楽しそうな活き活きとしたお話ぶりです。農作業をすると、かえって活力が生まれてくる人が多いというお話にもなって、都会からたくさんの農作業のボランティアが途絶えなく押し寄せるほどになっているとか。8月はもう一杯だと思う、と。過疎の村だった民家を買い取って、ボランティアに来てくれる人々に提供しているそうだ。だんだんと活動が拡大し、今はNPO法人えがおつなげてネットワークの代表でもある。
「へえ~」「凄い」「素晴らしいな~」「うらやまし~」の言葉が出てきてしまうほど、私はとても興味深かった。17年前に都会を離れて山梨に転居した時は変人扱いを世間から受けたそうで、当時、オウム真理教も山梨にあって大事件を起こした頃だったそう。
何かを閃いた時、直観した時に、現実の生活、都会での仕事を手放すことが出来る人がどのくらいいるだろうか?私は、随分前から自給自足は必須の生活に将来なるだろうと感じていて、景気や物価、社会の経済不安に巻き込まれないためには自分の生活を守るためには、まず少しでも自宅で食べ物を作ることだと思ってきた。今の家にも移って近所の有志の野菜作りの会に参加したり、自宅で野菜を育てたりしてた私。それも311以降、まったくやる気がなくなった。もともと農作業はとても向かないからもあるが、放射能汚染が気になるからだ。それに一人でやるものじゃないとも思っているから。
今や、博報堂、三菱地所の研修まで来ることになったそうで、各国からもたくさんのオファーやボランティアの人が来るそうで、internationalになりつつあるそう。今回は東京で自給自足が必要と感じる人々の集いだったので、曽根原さんのお話を聞きに来た方たちとも初対面なのに、話が弾んで楽しい時を過ごしました。いや~私の周囲には、まだ自給自足を目指している人、実現している人は東京の友達ではいませんが、そこに集った方々のうち数人は、実際に曽根原さんと同じ村に引っ越すことを目指している人もいた。いや~いい刺激をもらいました。
私は、農作業は体力的に難しいから、事務的なことや営業的なことなら出来るんだけどな~。毎日農作業はとっても過酷そうなんで・・・と農作業に消極的な発言をしたら、教える人がうまければ、農作業は難しくないと言う。女性の参加者が多くて、皆さんなんと!開墾までやっちゃうそうです。それも楽しんで。。。凄い。それから、自分が得意な事、出来る事でボランティアやスタッフになってもいいんだよ。と、誰でもwelcomeだからというすごいopen-mindな感じでした。
8月は一杯だそうなんで、それ以降に農作業体験で是非伺いたいと思います。興味がある人は、とってもいい刺激と勉強になるはず。農業は頭を使うこと、そしてクリエイティビティが育つよ、とおっしゃってました。人間は土に触れると、不要な電流がアースのように放出されて、本来の自分に戻れるというヒーリング効果があるから、本来持ってるクリエイティビティがどんどん出てくるみたいです。creativity 創造性は私が人生にもっとも必要だと思っているものなのだ。素敵な出会いでした

今日は、自宅の周囲のぐんぐん伸びる雑草をすこし抜きました。長袖、カルソン姿だったのに、何か所も蚊に刺されていた。。。自然って、安易なものではないのだ。
明日、7月30日の朝日新聞に曽根原さんがけっこう大きなインタヴュー記事が出るそうです。会社で見ます。