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外国人用に1日で仕上がるというような、仕立て屋さんではオーダーしないほうがいい!と友達に言われたこともありますが、在デリーの日本人の女性にもいくつか?質問をさせてもらったところ、皆さん1日仕上げのお店は使わないということでした。もう、2度と来ないだろう外国人には、仕上げが多少雑であってもいいだろう、というのがそうゆう店・・・というお話もありました。なるほど・・・ガイドブックには、そんな事書いてないんですよ。
そして、念願のインドシルクを購入しました。何m買ったか?忘れましたが、オレンジを6m、ピンクを3m、グリーンを3m等気に入った色を何点か3m単位で20m位購入して、約1万5千円くらいになりました。1mは360ルピーだったので、720円です。日本でインドシルクを買うと、その10倍はするそうです。母が以前東京で買ったインドシルクは1m7千円だったとか。
母へのお土産に20mも購入したため、帰りはちょっと重かったです
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買い物時は、だいたい英語が通じないので、連れでもある友達がヒンディで話をしてくれましたが、友達はすっごい警戒をいつもしているので、最初に訪れた店が1m360ルピーと言われたところ、あまりニコニコしないようにと注意をされつつ次の店をチェックしに行こう!と言って、次の布地屋さんに行きました。たまたまカーンマーケットには4軒位あるので、比べられます。他は1m350ルピーと言われましたが、お店の照明のせいなのか?同じ布地かもしれないけど、最初に行ったお店のシルクの方が織りが丁寧な気がして、10ルピーの差より、品質のいい方がいいと最初のお店に戻りました。
その店は友達の母親や姉妹がそこがいいと言ったお店でした。インド人は、すべて口コミを信じます。知らない人の事は信用しませんし、自分が信用している人の話しか信じないところが多々あります。なので、お店の評判を事前に母親や姉妹や親戚に聞いてくれていました。
後でわかったことですが、私は現地のインド人価格でシルクを購入できました。というのも、連れの友達のお陰です。会話はすべてヒンディで行われていたので、私にはわからなかったけど、友達は「君はガイドか?」と尋ねられたそうです。ガイドなら、彼女の買い物のコミッションをあげようということです。そのコミッション(手数料)というのは、お店が負担するのではなく、私の買い物の値段に上乗せされるものです。なので、最初に360ルピーとお店の人は、私達が現地に住んでいるかもしれない人達と見込んだようで(友達がヒンディ語を話すから)正直な値段を教えてくれましたが、日本人だったら、その2倍~5倍の値段を提示したと言われました。そして、ガイドが一緒なら、そのガイドが上乗せされた分の一部を手数料としてお店からいただくのです。あくまでも支払い人は、お客様です。
という仕組みが今でも普通に存在しています。それは、政府系の定価表示のお店はありません。政府系のエンポリウムというお店は大丈夫です。飛行機で乗り合わせたインド人ビジネスマンも安心して買い物をするなら、エンポリウムだね、ってお薦めされました。定価表示のお店であっても普通の民間のお店や個人商店では、連れてきてくれたインド人に手数料を払う慣習が普通にあるそうです。ちょっと・・・嘘でしょう?と私はずっと思っていたのですが・・・やはり本当でした。もちろん、今回は私はコミッションを払う買い物は一切してないです。これは、友達のお陰ですが、以前から言われていたのですが、あまり信じてなかったのです。だって・・・理由がわからないから。どうして、手数料をお客様が負担して、それをガイドにお店から払うなんて、意味がわからないですから。
なので、インド人ガイドを雇った場合、これは普通に行われることだと思います。実は、最初は友達に頼むのではなく、インド人のガイドを雇うつもりでいました。そして、依頼した後に、インド人の友達も一緒にガイドして下さいって報告のつもりで伝えました。こちらは二人になるから、よろしくという軽い気持ちでメールを送ったところ、そのガイド君は異常なほどの拒否反応を起こしたのでした。何で?意味がわからない・・・と私は理解ができませんでした。ガイド君は、買い物や世界遺産の観光中にインド人の友達の同行をとても嫌がったというか、拒否しました。が、その理由を言わなかったのです。インド人を連れて来る場合は、そのインド人の友達のガイドは別の日に改めて設定させてくださいとまで言ってきました。意味がわかりません、私はただ友達と二人になるって伝えただけでした。何が悪いのか?まったくわかりませんでしょう?
理由はこれだよ・・・と私の友達は言ってました。そうかもしれません・・・というか、そうなんでしょう。一緒に買い物をしていたら、手数料でも稼げますね。なんか・・・ガイド料も払っていて、食事代やチップもあげることも考えていたので、その上、手数料も上乗せされるとなると・・・複雑な気分になります。でも、これが普通なんです。悪い事じゃなくて、これが常識なんです。インドでは・・・。
それから、私はクレジットカードを信用がおけるだろうと思った店では使いました。インドっぽい店では現金に徹しました。といっても、私は両替商も空港の両替所も利用してないので、初日に友達に両替してもらったルピーを35000円分くらいしか持ってなかったけど、大丈夫でした。この夏はコモンウェルズという元英国領のクリケットの試合のために道路の工事や交通封鎖がされていて、デリーの中心地のコンノートプレイスという銀行や両替商がある所まで行くのが大変なこと、空港のトーマスクックなどの両替商はお金が足りない、誤魔化されているという苦情が沢山あって、友達の友達のインド人も誤魔化された!という話を聞いていたので、空港では絶対に両替するな、と言われていました。私の泊まったホテルは小さいブティックホテルなのに、銀行と同じレートで日本円を両替してくれるとのことで、とても良心的だと思いました。
インドルピーは海外持ち出しを禁止されている通貨なので、海外で事前に用意していくことができません。新しいターミナル3のデリーの国際空港の両替所はどうか?わかりませんが、空港で両替するな、はある意味常識となっています。お札が足りないのが当たり前・・・みたいな。。。なので、ホテルが一流な場合は、お迎えのタクシーもホテルに頼んで、すべてホテルで払うようにすれば、OKです。ホテルに着くまでルピーは一切必要ないですから。
インド人のお支払いをしている姿を何度も見ていますが、皆さんお釣りを数えるには、時間をかけてじっくりと数えています。それは駐車場でも、高速でも、お店でもじっくり数えないと次の行動には移りません。インドでは、騙されるのも自己責任という意識を持っているんでしょう。とにかくお釣りをきっちり数えるんだな~という印象です。性善説の日本で、ろくに数えもしないでお財布にお釣りを入れてしまう私達も、海外ではそのようにしたほうがいいと思います。
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