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今日はお気に入りのバイオリニスト、イツアーク・パールマンの
コンサートにサントリーホールまで出向いた。彼は足が不自由ではあるが、
幅広い音楽活動で人気があり、映画音楽やよく映像で見かける人。
パールマンのヴァイオリンはとても安心して聴ける
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とても優しい音色というか、弾き方だろうか
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魂の違いが楽器に出ると思う。高音部も良いし、安定した音。
サントリーホールは時々出掛ける。が、今回、初めて2階左側LA3列9
という席で、なんと
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あと帰りがけ?だ。ま~そんなことより、ヴァイオリンの音が正面の方が
よく聴けると反省した。安易に席を選んでしまったが、正面は完売の
様子だったのだ。しかし、当日は空席が正面にもチラホラ。ヴァイオリン
を習っている人々と子供が多かった。本物を観て、聴いて吸収する事は
大切だ。
パールマンの相棒のピアニストもとても良い感じでした。お2人の後頭部
しか見えなかったけど、後半は思いつきで、曲名を決めていて、ベートーベン
だったりチャイコフスキーだったり、最近のだったり色々とサービス。
昨年、千住真理子さんのソロコンサートに行ったが、コンサートの始めの方と
後半とでは音が温まった(楽器が)様子で、音色が全然違った。
もちろん後半の方がいい
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では、なぜ十分に温めてからコンサートを始めないのだろうか?彼女の泣く
ヴァイオリンが好きである。とても哀愁がある。切ない気持ち満開になる。
今日のパールマンは最初からいい音色で温まっていて、楽しい気持ちになる。
諏訪内晶子さんのヴァイオリンも昨年聴いたが、高音部だらけの曲だった
せいか?なんだか無機質で機械的な正確さを感じて、魅力は感じなかった。
それに反して、フジコ・へミングのピアノは間違えたり、ミスが多いのに、
とっても魅力的。なぜか、涙がす~っと出てきたりして、魂が震える。
感動と感謝の気持ちが沸々と湧くのだ。これは、なぜだか?わからないが、
やはり音楽もその人の人柄や魂、そして魅力が波動となって、
観客に伝わるのだと思う。
音楽家も技術と楽器だけでは、感動は呼べない。
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