ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「宮内 淳 in 太陽にほえろ!'76」―1

2019-06-28 12:00:23 | 刑事ドラマ'70年代





 
テキサス&ボン編の後半になって、徐々にボン(宮内 淳)が格好良くなって来ました。

別にそれまでダサかったワケじゃないけどw、ボンが最も精悍で格好良かった(と私は思う)1977年後半~'78年頃のルックスに近づいて来ました。

サファリジャケットのボタンを1つしか留めない、宮内さん曰く「ヤクザルック」の着こなしも、この辺りから見られるようになります。

けど、ボンにとって1年目となるテキサス&ボン編においては、目覚ましい活躍が見られたとはお世辞にも言えません。単独主演作は極めて少なく、テキサス(勝野 洋)はじめ先輩刑事たちのサポーターとしての出番が多かった。

テキサス亡き後もスコッチ(沖 雅也)に主役を奪われ、その半年後にやっとボン単独編が実現するも、僅か1クールでヒゲ男(ロッキー=木之元 亮)がやって来てしまい、再び「若手コンビ」として扱われる日々が続きます。

思えば不遇な新人刑事だったワケで、なのにあれだけの人気を獲得したんだから、それだけ稀有な魅力を備えたキャラクターであり、俳優さんだったんだと思います。

岡田チーフプロデューサーや小川チーフライターは、明らかに宮内さんを過小評価されてましたよねw ボンの凄まじい人気ぶりが「不思議で仕方ない」みたいなコメントばかりされてました。

それは時代の空気を読みきれてなかったからに他ならず、だからボンの後釜=スニーカー(山下真司)をジーパン(松田優作)の焼き直しみたいなキャラに設定し、視聴者にソッポ向かれちゃうワケです。ボンの人気ぶりをもっと正当に評価し、分析してくれてたら、『金八先生』に王座を奪われる羽目にはならなかったかも知れません。

あくまでテキサスとの対比、言わば引き立て役として生まれたボンボン刑事が、実は来るべき'80年代のトレンドを先取りした重要なキャラだった。『太陽』に革命をもたらしたのは間違いなくドック(神田正輝)だけど、その下地をコツコツ築いて来たのは、ボンです。これは決してこじつけじゃない。

ファンの方が、創り手より真実が見え易いこともある。……かも知れませんw 少なくとも、ボンの良さはファンの方がよく分かってました。
 
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「木村理恵 in 太陽にほえろ!'76」

2019-06-28 00:00:12 | 刑事ドラマ'70年代







 
アッコこと、矢島明子(木村理恵)。ゴッド姉ちゃんとは全然違いますw 『太陽にほえろ!』三代目の庶務係(お茶汲み)ですが、マスコットガールという呼称が一番よく似合う人でした。

「小動物系」って言い方が当時あったかどうか記憶に無いけど、ほんとにリスとか小鳥みたいなイメージでしたね。

七曲署捜査一係が最も家族的に描かれた時代のマスコットガールゆえか、歴代の誰よりも「みんなの妹」って感じがします。

クミ(青木英美)やチャコ(浅野ゆう子)には少しホステスの匂いを感じたしw、後輩のナーコ(友 直子)は隣家のお嬢ちゃんってイメージ。(あくまで私感です)

演技力も理恵さんが一番だったように思います。第206話『刑事の妻が死んだ日』では山さんの奥さんに付き添い、その最期を看取るという重責を担いました。

駆けつけた山さんに抱きついて泣く場面では、可愛いオッパイを山さんに掴まれてましたw(画像4枚目)山さんがアッコのオッパイを掴んだのです。あの山さんが。アッコのオッパイを。

他の番組でも「刑事部屋のマスコット」として新人女優が庶務係を務めるのが定番になりましたけど、七曲署のアッコほど視聴者に親しまれ、記憶に刻まれた人はいないんじゃないでしょうか?

いま見ても、本当に可愛い人です。
 
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