さすらいの青春(616)
𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
..——————【616】——————————
Le garçon hésita un instant, comme si
jamais il ne s'était inquiété de ce détail.
« Mais, répndit-il, de ce que nous
avons gagné l'automne précédent, je pense.
C'est Ganache qui règle les comptes. »
Personne ne lui demanda qui était
Ganache. Mais moi je pensai au grand
diable, qui traîtreusement, la veille au
soir, avait attaqué Meaulnes par derrière
et l'avait renversé...
————————(訳)————————————
その男子は一瞬まごついた.まるで、そんな
事細かなことを案じたことなど、全くなかった
と言ったふうだった.「だけどそれは」、その生
徒は答えた.「思うに、この秋に稼いだ分でやっ
ているんだ. 会計を管理しているのが、ガナシ
ュというやつでね.
このガナシュという人物がどんな人間なのか、
誰も聞こうとしなかった.だが私には、あの背の
高い悪魔のような男が思い浮かんだ.昨夜モーヌ
を卑怯にも背後から襲って転倒させたあの悪魔の
ような男が思い浮かんでいたのだ...
——————— ⦅語句⦆———————————
diable:[djabl] (m) 悪魔
traîtreusement:[trɛtrøzmɑ̃](副) 裏切って
陰険にも、油断に乗じて
attaquer qn traîtreusement par derrière /
卑怯にも人を背後から攻撃する.
veille:(f) ⦅定冠詞と共に⦆前日
la veille au soir / 前日の晩
au soir:晩に
soir:(m) 夕方、夕暮、宵、晩、夜
avait attaqué:(直大過去) <attaquer (他)
~を襲う
par derrière:背後から
avait renversé:(直大過去) < renverser (他)
倒す、ひっくり返す、転倒させる
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