2週間前から。円高、日経平均株価安となっている。
輸出企業中心の場合、円高になると企業の売上は増加し、株価は上がる。
輸入企業中心の場合、円高になると仕入れコストが上昇し、株価は下がる。
もう一つ、貨幣の供給量の法則もある。
ソロスの法則。
ソロスとは、世界的な有力ヘッジファンドを率いる億万長者の投資家ジョージ・ソロス氏。
ソロスの法則とは、通貨供給量と為替相場の関係性。
自らの投資に活用してきた。
相対的に希少な通貨は、相対的に価値が高まる。
日本円の通貨供給量が減って、アメリカの通貨供給量が増えると、円の希少価値が高まるため、円高・ドル安になる。
今は、日銀が貨幣供給量を増やしているので、貨幣価値がさがり、円安になっている。
日本は、まだ輸出企業中心なので、株価も上がる。
従って、円安、株価高になってきた。
但し、日本の株は、外資が大量購入している。
(5月の外国の株式投資額は47兆円)
利益確保のため、株を売却。
ドルに交換するため、本来は、ドル高、円安になると考えるが、何故か円高になっている。
多分、輸出企業が多いので、円高になると、株価が下がっていると考える。
日本全体の株の価値が変わらないとすると、円高になると株価が上がる。
円安になると、株価が下がる。
しかし、安倍政権以降は、円安、株価高。
円高、株価安の動き。
全体の株の価値は、円安になると、輸出産業が中心なので、株の全体の価値を増して、株価が上がる。
円高になると、株の全体の価値が下がり、株価が下がる動きになっている。
こんな単純な考えで、日本の株価を見ることができるのか。
単純過ぎて、怖い動きである。