6月21日、米アップルのiPhoneなどの画面表示に関する特許技術をまねされたとして、韓国サムスン電子の日本法人などに損害賠償を求めた訴訟の判決が出た。
東京地裁は、サムスン側が特許権を侵害していたとする中間判決を言い渡した。
具体的には、指でページをめくる操作をしながら、最後の画面になった時、画面が少し動くが、直ぐに元の位置に戻る画面表示方法で、この動作から最後のメージであることが分かる仕組み部分。
この表示は、誰でも直ぐに分かる。
古い話をすれば、ウインドウズのアイコン。
このアイコンは、アップルコンピューターが作ったGUI。
この発想は、当初考えたところ大事にしてあげる必要がある。
欧米人が優れているのは、こういう発想ができること。
私も、初めて表計算ソフトを利用した時、欧米人が凄いと感じた。
今のエクセルの原型は、マルチプラン。ロータス123だった、
私も若い頃、表計算ソフトをパソコンで自作したことがある。
その時は、表の一部に四則演算を入力し、場所も決まっていた。
計算する際、データ数は何個。
四則演算を入力し、データを入力。
最初入力したデータ数分、入力すると、計算結果が表示される。
四則演算は、(+、ー)か、(×、÷)のどちらか。
マルチプラン、ロータス123がすごいのは、表示画面と計算ロジックを同じカラムに組み込んだこと。
計算式は、カラムに入力するが、表になると見えない構造になっている。
しかし、計算結果だけ、表に表示される。
計算ロジックも、四則演算だけでなく、IF文、統計関数等を提供したこと。
初期のロータス123では、重回帰分析もできた。
こういう発想は、凡人にはできなかった。
これらの発想は、使いやすさを求めた結果の知恵。
ゼロックス(コピー)と海外では揶揄される韓国人。
使い易い観点で、知恵を絞るべき。
スマホでは、後進国となっている日本も、特許をとるような発想した製品を作成して欲しい。
そんなことを感じた、今回の特許侵害記事でした。