人間には、ミスがある。
ミスしてはいけないが、それを公表する勇気は称えたい。
最初に公表されたのは、府立高校入試の採点ミス:
6月14日、大阪府教委は、2月~3月に実施した2013年度の府立高校入試で、全153校のうち、54校で計114カ所の採点ミスがあったと発表。
大手前高校、成城高校で、各校2人計4人の不合格を取り消した。
府教委によると、採点ミスのうち、正誤を間違っていたのは54カ所、配点や集計の誤りは60カ所。
不合格とされた4人のうち、大手前と成城の各1人は前期日程で不合格となったものの後期日程で合格し、すでに入学。
このため、後期日程で合格するはずだった各1人が不合格となり、いずれも私立高校に今春入学した。
府教委は私立高に入った2人に各府立高に入る権利があると伝えた。
2人の入学金や通学定期代、慰謝料などの損害賠償について、府教委は「誠意を持って検討する」としている。
大手前の1人は前期で文理学科を不合格になり、後期で合格した普通科に入学したため、文理学科に入る権利があると伝えた。
次に公表されたのは、市立高校の採点ミス:
6月26日、大阪市教育委員会は、2月~3月に入学試験を実施した市立高校20校のうち5校で計11件の採点や集計などのミスが見つかった。
東高校と咲くやこの花高校で1人ずつを誤って不合格にしていたと発表した。
2人は府内の別の公立校と私立高校に入学しており、希望すればそれぞれの受験先の高校が受け入れる方針。
両校の校長は、保護者に謝罪。
市教委によると、東高の後期入試では、得点を集計する欄に「8点」とすべきところを「0点」と記載して不合格に。
咲くやこの花高の前期入試では、解答が不正解なのに「1点」を加点して合格としたため、本来は合格だった別の受験生が不合格となった。
いずれも採点した教員とは別に2人の教員も確認したが、誤りに気付かなかったという。
市教委は、府立高校の採点ミスが発覚したのを受け、市立高校に入試の採点や集計の再点検を指示。
受験した全約5400人分の答案を点検したところ、相次いでミスが見つかった。
11件のミスのうち10件は採点や集計ミス。
1件は中学校から提出される調査書の評定のパソコン入力ミス。
ミスにより、他の学校に行かざるを得なかった生徒にとっては、苦痛である。
本人、親が判断するべきことであるが、私は、今の学校で勉強を続けることをお勧めする。
私立高校なので、学費代が違ってくるが、今、転入したら、最下位に近い成績だったとわかってしまう。
私も、中学3年生の10月頃の公開模試で、少し成績を落とした。
成績を落としたのは、その時だけだったが、その後、親と教師の三者面談で、トップ校から2番目の高校への受検に変更を強要された。
結局、2番目の高校を受験し、通ったが、個人の成績は常に上位の方だった。
大学に入ると、私が受験できなかったトップ校の後輩が入学してきた。
彼によると、高校時代は、常に学年で下の方で、辛い3年間だったとのこと。
トップ校なので、小中学時代は、常に成績は上位に位置していた人たち。
トップ校の劣等生より、2番目の高校で上位の方が、高校生活は楽しいと思う。
私自身も、劣等生ということもなく、楽しい高校生活を送れた。
高校名より、大学名と思って、今の学校で頑張ることをお勧めする。
多分、その学校では上位の方と考えるので、その方がモラルも上がり、成績もあがると考える。
高校入試を採点する人、点数を入力する人、受験生の人生もかかっているので、ミス無い様にして頂きたい。
但し、採点ミスを公表しなくても分からないことを、チャント公表したその勇気を称えたい。
ミスは、ミスとして認め、それに対応することが、大事。