大阪から福島県に移動航海していた時のブログ。
6月14日、辛抱さんが書き込んだブログ。
このブログの中に、漏水の記載がある。
***このブログから、一部転記***********
それにしても今回の大阪〜福島回航は、とても実りの多いものでした。まさに「荒天」に恵まれたために、完璧に整備したと皆が思い込んでいたエオラス号にいくつかの問題点が見つかったんです。まず一つは、船の舳先に突き出ている大きな棒、これをバウスプリットって言うんですが、この根元から少量の漏水が発見されました。エオラス号には既に太平洋横断用の資材をすべて積み込んでいたために相当喫水が下がっていて、台風の余波のうねりに舳先から突っ込んで派手に海水をすくい上げる局面が何回かあったんですが、この時バウスプリットの止水に不具合があって、水が漏れることが分かったんです。
当初、この2日間で舳先をすべて解体して、充填剤を入れなおすことも計画されたんですが、様々なリスクを計算した結果、内側からの充填で対処することになりまし
た。余程荒れた海でない限り漏水しませんし、エオラスの設備で簡単に排水できる程度のものですから、これで、まず大丈夫でしょう。
***転記終了******************
このブログと今回の浸水との関連はわからないが、本当に万全だったのかという指摘もある。
現在は、このブログは削除されている。
新たに、お詫びとお礼と経緯が記載されている。
詳細はここを参照:
追記:
その後、定点カメラで撮影された映像によると、鯨と衝突したことが明白になった。
このブログで指摘した漏水は、関係なかった。
救出費用は、公費(税金)で支払われているようだか、それについても、自分の冒険心で出航しているのだから、自己責任の範囲で、個人負担だろうという意見と、人命が大事なので、しょうがないという意見の賛否両論であった。
海上救助活動は、日本人だけでなく、日本近海の遭難事故等に対して、全て対応している。
航行の目的は関係ない。当然、日本国籍だけでなく、外国国籍の船への対応もしている。
海難事故は、転覆、座礁、火災等で、簡単に救助できない海上事故なので、公費(税金)で対応するしかないと考える。
国際ルールでもあるので、日本だけの対応で考えてはいけない問題である。