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投資減税の意味

2013-06-08 | ブログ

今日の日経新聞。

投資の減税と掲載されていた。

ご存知のマクロ経済の計算式:

国内総生産(GDP)=民間最終消費支出+政府最終消費支出+総固定資本形成+在庫品増加+財貨+サービスの輸出入(輸出‐輸入)

国民総所得(GNI)=国内総生産+海外からの所得‐海外に対する所得。

左辺のGNIを増加させるには、右辺の項目を上げる必要がある。

その右辺の項目の中の総固定資本形成は、投資そのもの。

この数字をあげるために、投資減税の飴を与えるという話。

 

一方、消費税を上げると、右辺の民間最終消費支出が減るので、GNIは減少することを意味する。

消費税1%増で、約2兆円。

3%増加すると、消費税収は、約6兆円と言われている。

少なくとも、その分の消費支出は減るので、今より、GNIは確実に6兆円減る。

更に、消費税をあげたから、増収になるかは、別問題。

大きな買い物を予定している人は、増税前に購入する。

デジタル化して、TVの需要が落ち込んだように、反動で、税収は減る可能性がある。

個人消費は、国が思っているように行動しない可能性がある。