今日の日経新聞。
投資の減税と掲載されていた。
ご存知のマクロ経済の計算式:
国内総生産(GDP)=民間最終消費支出+政府最終消費支出+総固定資本形成+在庫品増加+財貨+サービスの輸出入(輸出‐輸入)
国民総所得(GNI)=国内総生産+海外からの所得‐海外に対する所得。
左辺のGNIを増加させるには、右辺の項目を上げる必要がある。
その右辺の項目の中の総固定資本形成は、投資そのもの。
この数字をあげるために、投資減税の飴を与えるという話。
一方、消費税を上げると、右辺の民間最終消費支出が減るので、GNIは減少することを意味する。
消費税1%増で、約2兆円。
3%増加すると、消費税収は、約6兆円と言われている。
少なくとも、その分の消費支出は減るので、今より、GNIは確実に6兆円減る。
更に、消費税をあげたから、増収になるかは、別問題。
大きな買い物を予定している人は、増税前に購入する。
デジタル化して、TVの需要が落ち込んだように、反動で、税収は減る可能性がある。
個人消費は、国が思っているように行動しない可能性がある。