先日、録画していた、井伏鱒二の「黒い雨」を見た。
小説は読んだことがない。
広島原爆の被曝を受けた少女と叔父夫婦の話。
被曝直後の悲惨な姿も映像化されていた。
一見の価値ある作品。
田中好子さんの演技が光っていた。
これを見ると、一般市民に危害を加え得た米国の原爆の意味を考えさせられる。
日本各地を焼夷弾で焼野原とした空爆。
一般市民を巻き込んだ二つの原爆落下。
本来の戦争は、軍人と軍人の戦いであるはずであった。
戦勝国と敗戦国。
その後の国際社会を作っている国連。
色々と考えさせる映画であった。
1989年の作品。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=150773
懐かしい俳優を見ることができる。
小沢昭一さん、殿山泰司さん、三木のり平さん、大滝秀治さん・・・・・。