東京オリンピックのエンブレムの盗作疑惑が騒がれていいるデザイナー。
その作品をトートバッグで提供していたサントリーでは、幾つかの作品のトートバッグの取り扱いを止めた。
サントリーによると、本人からの申し出となっている。
我々からすると、実質、盗作を認めたように思える。
今、話題になっている盗作疑惑の画像は、こちら。
この中の比較画像をクリックします。
http://newscrap.net/archives/398
詳細画像の下に表示される矢印をクリックすると、詳細が分かります。
「盗作はありません」と断言していたが、その言葉がむなしく聞こえるぐらい、盗作っぽい。
有名になるためには、疑惑を払しょくし、身ぎれいにしないと駄目な事例になりそう。
フランスパンは、一本ごとにナイフをいれて、切れ目を作離、焼き上げる。
これ程同じデザインには、成り難い。
この画像を見ても、ナイフの切れ目が同じ形のものはない。
どう説明するのか。
パン屋で買ってきたフランスパンをデッサンすれば良かった話。
麦も小鳥も、自分でデッサンすれば良い。
この人にはデッサン力もないと思ってしまうレベルである。
(この人の経歴を見ると、代々木ゼミナール造形学校、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、博報堂入社とある。)
beachに至っては、真ん中の木の割れ具合も同じ。
8月15日のニュースでは、このBeachのアメリカのデザイナーが法的手段で訴えると言っていた。
ましてや、麦、鳥は、著作料フリーの画像であるが、その際は、著作権表示をして欲しいと書かれている画像。
著作権フリーは著作料は取らないけれど、著作権は、ここにあることを表示して欲しいと言う意味である。
著作料がフリーだから、著作権を放棄したことではない。
デザイナーは、著作権で守られている職業でありながら、著作権を守れないと言うのは、いかがわしい。
著作権法では、「著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的する」となっている。
画家が同じものを模写した作品なら、贋作と呼ばれる。
作曲家は、パクリと言われる。
芸術に生きる者は、他の人との違いを明確にして、自分の存在価値を見出し、芸術活動をしている。
パクリをしている人で、超一流、一流の人はいない。
これで、このデザイナーは終わったと思う。
インターネット検索の凄さを理解していないアホさ加減である。
閑話:
著作権法、第一条
著作権法の詳細は、ここを参照:
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO048.html
休題:
こんなブログも見つけました。
ダルドッグ流超上達術「パクリ」
http://ameblo.jp/dulldogillust/entry-11843231849.html
このブログの内容は、次のとおり。
「パクッて、パクッて、パクれ!」
…どういうこと?
と思われるかもしれませんが
これは「他人の絵をマネしろ」ということです。
デザインを勉強中、真似する行為は良い方法と考えるが、自分の作品として出す時に真似したものを提出してはいけないと、誰もは考える。
私は、この人には、良い作品の目利きができるが、創造力がないと考える。
真似した作品は、良いセンスの作品と思う。
だから、良いセンスと思う他人の作品をパックったデザインしか、提出せざるをえなかったと考える。
自分の想像力という能力を見極める力が無かった。
博報堂での目利き力を、自分の創造力と勘違いしたことがこの人の選択の誤りであると考える。
私は、常にこう考えている。
「無から有を作る能力」が本当の実力。
有を加工する力は、誰にでもある。
加工する能力は、その人の優れた能力ではない。
だけど、無から有を作る能力は誰にもある訳ではない。
「Nothing comes from nothing」である。
無から有を作る能力は、日頃からどれだけ考えているかの力と考える。