写真は裏山の焚き火場です。横の「竹の山」は薪(たきぎ)で、竹薮から引っ張り出して丸鋸で切りました。もう3年も4年も前に切った竹ですから、枯れてとてもよく燃えます。焚き火をしていると、気持ちがだんだんあったかくなり、仕事をする元気が出てくるから不思議です。
横の焚き火場のブロックにカバーをつくりました。鉄筋のメッシュとトタン板をつかって。火の始末をするときに水を掛けたのでは灰の養分が流れてしまいます。カバーをかけておけば翌日には灰になっており、山の木の根元に養分として撒けます。
ほんとうは、このたび一番大働きしたのは、道子さんです。
ツルハシで竹の根を切断し、土を削り、3日かけて山の斜面をなだらかにしました。彼女がここまで本格的にツルハシを振るったのははじめてでした。「これをやってたらモヤモヤが全部吹っ飛んでしまう。『ツルハシで働く会』をつくったら、悩みをもってる人もすっきりするね」。1メートル以上の長い竹の根を掘り出して見せ、「癌の病巣を摘出した気分よ」。
ツルハシで大地に挑む。なかなかいい。 …… でも、いつでも・どこでも、<ツルハシ体験>ができるわけではありません。手近にツルハシで掘るような庭もないし、竹薮もありません。そんな方はどうぞ我が家にお越しください。裏山で、<気の済むまで> 竹の根を切断し、掘り出してみてください。
“お茶とお菓子もございます。”