大豆畑トラストで畑をつくっていたときは、45センチ幅のコンパネで[コ]の字型の枠をつくり、ゴボウの種を播いていました。枠の畑の土が薄かったので、ゴボウは真っ直ぐ下に伸びて田んぼの粘土層に当った後、直角に横に曲がっていました。三木市口吉川町に引越してからは、ウッドデッキ前の菜園にやはり45センチのコンパネでゴボウの枠をつくり、そこに種を播きました。しかし枠は3年目には腐ってくるし、いつとはなくつくるのをやめてしまい、ゴボウは買っていました。
でも家でつくるゴボウは、色白でおいしい。道子さんは、やっぱりゴボウをつくりたいと思い、畑のほうに去年ゴボウの種播きをしました。肥料袋の底を抜き、土を入れて円筒形の畑にします。これを3つ畝の上に並べて種を播いていました。それが順調に芽を出し、根を伸ばして2年目になりました。
でも広い畑で野菜をつくっているのですから「ゴボウをつくるなら本格的な枠をつくりたい」。それには「アゼ板」がいい。ホームセンターのアゼ板は、幅[120センチ]×高さ[30センチ]・[40センチ]のなみ板が多く、JA豊地にもそれしかありません。ホームセンター「ナンバ」には高さ60センチのアゼ板が置いてあるので、それを4枚買ってつなぎました。
このアゼ板は「草刈り歯が当たっても大丈夫で10年はもつ」と宣伝文句にありますから、プラスアルファー(もつ)とすれば、「生きてるうちは大丈夫」でしょう。4枚つないで120センチ×4=480センチ。それを[U]字型に畝の上に置いて、[4,5センチ角×1メートル]の垂木を8本打ち込んで支えました。粘土層までは40センチ以上田んぼの土があるし、上に50センチ土を入れたら90センチくらいのゴボウはつくれるか。
収穫はコンパネで土を止めているほうの口を掘ります。連作できないから[U]字のアゼ板を移動しながらつくることにします。アゼ板が横にふくらむ「おそれ」がありますが、そのときは補強板を垂木にビス止めします。