古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

放置竹薮は困りものですが、私たちは何をすればいいのでしょう。

2013年03月30日 04時24分37秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                  
 写真は、東条町のコーナン裏に広がる〈農道・田んぼ・山すその民家・裏山〉です。なんでもない景色なのに、買物に行ったとき「ああ、田舎だなー」としばし立ちどまって眺めてしまいます。でも写真ではわかりにくいですが、竹薮が裏山の上のほうまで這い上がっています。
 いまはクヌギ・コナラがまだ緑色でないので竹薮が目立ちます。しかしあとひと月たって木々が芽吹いてしまうと、竹薮はわからなくなります。実際に山に入ってみるとほとんど竹ばっかりなのですが。
 そんな放置竹林を、このブログではたびたび問題にして、アッピールしているつもりです。
 こんなことがありました。
「友だちが竹を少し欲しいというので、もらいに行ってもいいか」知人が電話を掛けてこられました。
「どうぞどうぞ。いくらでも自由に切ってください」
 待つことしばし、その友だちと知人が来られ、きけば。
「油絵を描くのに、絵具を練る竹のヘラをつくりたい。竹を10センチほど欲しい」
「10センチといわず、沢山持ち帰ってください。鋸でいくらでも切ってください」
「そんなにいっぱいもらっても仕方がない」
「しかし、たった10センチの竹のために、ここまで来られたのですか。竹はどこでもあるのに」
 知人の返事に「なるほど、いわれたらその通り。どうしようもないなー」と思いました。
「田舎はどこを歩いても竹薮がいっぱいあるけれど、誰のものともわからない、よその竹薮に入って竹を切るわけにいかんでしょう。見知らぬ人が竹薮に入って竹を切ってたら、家の人が見ればとがめるでしょう。とがめなくても、こっちがそんなことはできません」
 ぼくにしたところで、裏が竹薮という田舎に引越して、自分が竹を切るようになってはじめて「放置竹林は大問題だ!」なんてえらそうにいうようになりました。長年この問題にとりくんできたみたいな口ぶりですが、わずか5年ほど前のことです。
 どうすればいいかな。
 
コメント
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