昨日イチゴの苗を全部抜いて片づけ、残った根を耕してとりました。今日は石灰を入れて畝をととのえました。根粒バクテリアの活性化に石灰がいります。一週間後に大豆と黒豆を播きます。今年も「苗立て」をしてから「本植え」します。
豆を播いて、芽を出すと、その豆を鳩が食ってしまいます。大豆畑トラストをやっていたとき、鳩に芽を食われて大豆を播きなおしたことがあります。ネットハウスなら完全シャットアウトです。
昨日書いた「プリントづくり」に関連したことを書きます。
ぼくが西宮の中学に勤めたのは昭和35年でした。その頃は「塾」はほとんどありませんでした。「あいつ学校の授業ちゃんと聞いとらへんで『勉強屋』に行っとる」という言い方を、子どもたちはしていました。〈勉強屋〉というのはいまの〈塾〉です。ふつうの子は学校の授業で充分。サボったり遅れたりする子が『勉強屋』で教えてもらう、というのです。子どもたちは子どもの時間をもっていました。
中学校の先生は、一生懸命に教えて「勉強屋に行かんでも授業をしっかり受けたらええ」。中学校の教師はそんな気概をもつ。特に英語・数学なんかは。ぼくの気持ちでした。
しかし、塾はだんだん盛んになりました。それでもぼくは「〈ためプリ〉をやればテスト勉強は十分だ」と定期テストの出題をしました。「授業をちゃんと受ければ塾に行かんでもええ」。そう言い切る気概。おわりまでぼくのテーマだった気がします。