古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

蜂くんの働く現場を見て感動しました。

2013年09月24日 07時05分39秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 これはスズメバチほど大きい蜂ではありませんが、とにかくうちの畑にやってきて、いまアオムシを捕まえて巣に持って帰ろうとしているところです。道子さんが「蜂がアオムシを捕まえた」というので慌ててカメラを取り出したら、蜂が飛び立ってしまいました。
 蜂はくねくね飛びまわってうまく写せません。「ちょっと止まってひと休みしてくれないかなあ」と目で追っていたら道具箱に止まりました。そこを接写で撮り、トリミング拡大した写真を大きいサイズでアップします。
 蜂は胴体がくびれた体をしており、流動物しか食べられません。そこでムシを噛んで肉団子状にして巣に持ち帰り、幼虫に与えます。幼虫はそれを食べて流動物にして成虫に与えます。
 蜂がアオムシをとってくれる現場をはじめて見ました。
「だからあの〈ムシ・トラップ〉がスズメバチの瓶詰めになるほど入っているのか」
 でもムシ捕りに活躍してくれるスズメバチさんには、トラップで一生を終えてほしくないなあ。蜂仲間では、「あそこの畑にはいろんなムシがようけおるでー。行ってみー」と評判になっているのかも。実際まわりを見渡すと稲をつくる田んぼと転作奨励でつくる黒豆畑で、クスリをかけるからムシはあまりいないでしょう。
 そういえば営農組合のクスリ散布係の人に、こんな話をききました。
「二人で田んぼの両側からクスリを撒いていくと、そのあとものすごくツバメが集まってきて飛び回るんや。ムシが田んぼから上に上がってくるんやなあ」
 ツバメは飛び回るムシを、飛びまわりながら食べているのです。
 有機無農薬農業ではムシ防除が大変ですが、蛙・蜂・小鳥・カマキリ・テントウムシ・トカゲ・ヤモリ・ムカデ・などムシを食べてくれる生き物も頑張っています。 ありがとう。
 
 
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